あなたは
「
「
「
といった疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
不登校や引きこもりのお子さんが、勉強してくれないと親としても不安になりますよね。
結論から言うと、
この記事では、
- 不登校や引きこもりのお子さんが、学習を始める際に大切な6つのポイント
- お勧めの学習サポート方法と、そのメリット・デメリット
について解説していきます。
先にお伝えしておくと、
そのために、親御さんが出来ることについてもお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
ぜひ、この記事を参考に、お子さんの学習環境を整え、適切な学習サポートを利用する際の、検討材料にして頂ければと思います。
- この記事の目次
-
- 1章:勉強しない不登校・引きこもりの子でも遅れを取り戻すことは可能
- 1-1:不登校・引きこもりでもほとんどの子がどこかのタイミングで復帰している
- 1-2:学校の勉強はゆっくり進むため遅れを取り戻すことは可能
- 2章:不登校・引きこもりの子が学習を始める際に大切なポイント6つ
- 2-1:本人が前向きに学習に取り組めるタイミングかどうか見極める
- 2-2:環境を整える
- 2-3:基礎から始める
- 2-4:学習の計画と目標を立てる
- 2-5:学習の習慣をつける
- 2-6:モチベーションを保つ
- 3章:お勧めの学習サポート方法8つとそのメリットデメリット
- 3-1:個別指導塾
- 3-2:集団指導塾
- 3-3:家庭教師
- 3-4:オンライン家庭教師
- 3-5:フリースクール
- 3-6:ネットスクール
- 3-7:オンライン教材
- 3-8:学習支援アプリ
- まとめ
1章:勉強しない不登校・引きこもりの子でも遅れを取り戻すことは可能
不登校や引きこもりのお子さんが、勉強していないと親として不安になりますよね。
しかし、最初にお伝えしたように、不登校や引きこもりのお子さんでも、勉強の遅れを取り戻すことは可能です。
その理由を1章でお伝えしていきます。
1-1:不登校・引きこもりでもほとんどの子がどこかのタイミングで復帰している
文部科学省の調査結果(※1)によると、令和元年度の小学生の不登校児童数は53,350人、中学生では127,922人、高校生では50,100人でした。
また、この調査によると、小中学生の不登校の児童数は、平成24年度から7年連続で増加しています。
※1「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」より
しかし、これらの不登校のお子さんたちは、実はその多くがどこかのタイミングで、社会に復帰しているのです。
中学校で不登校になったお子さんは、高校進学を、高校で不登校になったお子さんは、大学進学を機に不登校ではなくなることが多いようです。
また、進学をしなくても就職し、仕事に励んでいる元不登校児童も多くいます。
詳しくはコチラ →:不登校・引きこもりの子供の将来は?高校・大学進学から就職まで解説
つまり、
1-2:学校の勉強はゆっくり進むため遅れを取り戻すことは可能
1-1で、不登校や引きこもりのお子さんでも、どこかのタイミングで勉強を始めている、とお伝えしました。
しかし、勉強を始めたからといっても、学校の勉強に追いつくことは可能なのでしょうか?
こちらも、結論から言うと可能です。
その理由は、以下の2点です。
- 学校の勉強の進むスピードは、そこまで速くない
- 自分で勉強する場合は、主要科目のみに集中できる
学校では集団学習のため、生徒間で理解度に差がついたときは、理解がゆっくりの子に合わせて授業が進んでいきます。
そのため、授業のスピードは、必然的にゆったりぺースになります。
逆に、自分で勉強するときには、自分が理解できている範囲はどんどん進んでいくことができます。
さらに、自分で勉強するときには、主要科目のみに集中して勉強することもできます。
そのため、
いかがでしょうか。
ここまで、不登校や引きこもりのお子さんでも、どこかのタイミングで勉強を始めていること、勉強を始めれば、学校の勉強に追いつくのはそこまで難しくないことをお伝えしてきました。
しかしながら、
そこで、2章では、お子さんが勉強を始めるための、大切なポイントについて解説していきます。
2章:不登校・引きこもりの子が学習を始める際に大切なポイント6つ
1章では、不登校や引きこもりのお子さんでもどこかのタイミングで勉強を始めていること、勉強を始めれば、学校の勉強に追いつくことはそこまで難しくないことをお伝えしてきました。
そこでこの2章では、実際にお子さんに勉強を始めてもらうために、大切なポイントについてお伝えしていきます。
お子さんが勉強を始める際に、大切なポイントは以下の6点です。
- 本人が前向きに学習に取り組めるタイミングかどうか見極める
- 学習のための環境を整える
- 基礎から始める
- 学習の計画と目標を立てる
- 学習の習慣をつける
- モチベーションを保つ
それでは、一つ一つ解説していきます。
2-1:本人が前向きに学習に取り組めるタイミングかどうか見極める
まず、お子さんが勉強を始める際に大切なことは、
本人がやる気になっていないのに、無理やり勉強させても効果的な学習には繋がりません。
まずは、本人が勉強に前向きなタイミングなのかどうか、見極めるようにしましょう。
例えば、以下のような言動があれば、学習を始める良いタイミングと言えます。
- 雑談の中で笑顔が見られる
- 挨拶をしっかりできる
- 親の行動を気にする
- 興味のあることを調べ始める
- やりたいことや夢について語る
これらの言動は、全て自分以外の何かに興味を持っている証です。
お子さんにこのような言動が見られたら、学習を始めるよいタイミングです。
ぜひ、雑談の中で勉強したいかどうか、聞いてみることから始めましょう。
また、その際には
「勉強した方がいいんじゃない?」
ではなく、
「勉強してみたい?」
という風に、本人のやる気があるかどうか、聞いてあげるようにしましょう。
3章でお伝えするように、
もしお子さんが、勉強に興味を示したら、これらの様々な選択肢を提案し、お子さん本人に合った学習方法で勉強に取り組むことをお勧めします。
2-2:環境を整える
次に、お子さんが勉強を始める際に大切なことが、
環境を整えるとは例えば、
- 生活リズムを整える
- 勉強机を整理整頓する
といったことです。
不登校や引きこもりのお子さんは、昼夜逆転など生活リズムが狂ってしまっていることも多くあります。
効果的に学習するためには、朝起きて夜眠るという生活リズムが整っていることが大切です。
まずは、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるなど、出来ることから始めてみましょう。
また、
次に、学習机を整理整頓するのも大切なポイントです。
学習を始める前に机が散らかっていると、それで気が散ってしまい、学習効率が落ちてしまう可能性があります。
勉強を始める前には、学習机や部屋の整理整頓をするようにしましょう。
2-3:基礎から始める
次に、お子さんが学習を始める際に大切なポイントとして、基礎から始めるということが挙げられます。
不登校や引きこもりのお子さんは、勉強に苦手意識を持っている子も多く、早く学校の勉強に追いつかなければというプレッシャーを感じている場合もあります。
しかし、やみくもに応用問題から始めても勉強が分からず、せっかくのやる気をなくしてしまう可能性もあります。
そのため、
簡単な問題を解くことで、「解けた!」という本人の自信に繋がり、その経験を重ねることで学習意欲も高まっていきます。
2-4:学習の計画と目標を立てる
次に、お子さんが学習を始める際に大切なポイントとして、学習の計画と目標を立てるということが挙げられます。
学習を始める際に、
ただし、この目標は、あまりに高すぎると途中で挫折してしまう可能性があるので、最初は達成しやすい目標から設定するようにしましょう。
例えば、
- 中学1年生の参考書を1冊やり切る
- 問題集のテストで70点以上とる
などでも大丈夫です。
お子さんの学力に合わせた目標を、設定するようにしましょう。
ただし、不登校や引きこもりのお子さんの場合、自分で目標を設定するのが難しい場合も多くあります。
学校に行っていないため、
3章で詳しくお伝えしていきますが、そのような場合には、お子さんに合った学習サポートを利用することをお勧めします。
2-5:学習の習慣をつける
次に、お子さんが学習を始める際に大切なポイントとして、学習習慣をつけるということが挙げられます。
これは、不登校や引きこもりのお子さんに限ったことではありませんが、学習の習慣がある子は、学習したことがしっかりと身につき成績も上がる傾向にあります。
毎日同じ時間に勉強するのが難しい場合でも、例えば一日15分は勉強する、など決めておくと良いでしょう。
また、こちらも2-4と同じく、自分一人で学習習慣をつけることが難しい場合は、適切な学習サポートを利用することをお勧めします。
詳しくは3章でお伝えしますが、
また、オンライン家庭教師やネットスクールでは、授業がない日でも先生に質問ができたり、オンライン教材や学習支援アプリでは、保護者がお子さんの学習状況を確認することもできます。
これらの学習サポートをうまく利用することで、お子さんの学習習慣の定着に役立てましょう。
2-6:モチベーションを保つ
最後に、お子さんが学習を始める際に大切なポイントとして、モチベーションを保つということが挙げられます。
ここまでお伝えしてきた方法で、お子さんの学習環境を整え、計画を立てて学習習慣をつけても、モチベーションを保つことができなければ、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
では、モチベーションを保つためには、どうしたらいいのでしょうか?
お子さんの学習の成果について誰かがほめてくれたり、一緒に喜んでくれると、お子さんのモチベーションは飛躍的に向上します。
学習の成果と言っても、テストで満点を取ったなどの、数字で見えるものだけではありません。
例えば、
- 少しの時間でも毎日机に向かっている
- 一週間計画通りに学習できた
など、小さなことでも構いません。
自分の頑張りを認めてもらうことで、お子さんの中に
「自分でもできた」
「認めてもらえた」
という気持ちが芽生え、より勉強に対して前向きに取り組めるようになります。
ぜひ、
また、このモチベーションを高める声掛けは、親以外の第三者からでも有効です。
親以外にも自分の頑張りを認めてもらえる存在がいることは、お子さんにとっても社会とのつながりを持つことになり、いずれ社会に復帰していくためにもとても良い影響があります。
例えば、マンツーマンで指導してくれる家庭教師の先生などは、お子さんの頑張りを一緒に喜んでくれたり、モチベーションを保つ声掛けをしてくれる、良い存在となってくれるはずです。
学習サポートを利用する際には、お子さんの学習面だけでなく、こういった社会との繋がりとしての面も、検討材料としても良いかもしれません。
いかがでしょうか。
この章では、お子さんが学習を始める際に大切なポイントとして以下の6つについてお伝えしてきました。
- 本人が前向きに学習に取り組めるタイミングかどうか見極める
- 学習のための環境を整える
- 基礎から始める
- 学習の計画と目標を立てる
- 学習の習慣をつける
- モチベーションを保つ
このうち最初の2つは、親御さんがお子さんをサポートできる点かと思います。
下の4つに関しては、
そこで次章では、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの、学習サポート方法について解説していきます。
ぜひ、次章を参考に、お子さんに合った学習サポート方法は何か、検討して頂ければと思います。
3章:お勧めの学習サポート方法8つとそのメリットデメリット
ここまで1章では、不登校や引きこもりのお子さんでも、勉強の遅れを取り戻すことは可能であること、2章では、勉強を始める際に大切なポイントについてお伝えしてきました。
2章でお伝えしてきた大切なポイントの内、適切な学習サポートを利用することで、実現できるポイントとして以下の4点がありました。
- 基礎から始める
- 学習の計画と目標を立てる
- 学習の習慣をつける
- モチベーションを保つ
そこで、この3章では、その4つのポイントを踏まえて、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習サポート方法として、以下の8つの方法をそのメリット・デメリットも含めて解説していきます。
- 個別指導塾
- 集団指導塾
- 家庭教師
- オンライン家庭教師
- フリースクール
- ネットスクール
- オンライン教材
- 学習支援アプリ
では、一つ一つ見ていきましょう。
3-1:個別指導塾
まず最初に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、個別指導塾があります。
こちらは
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅以外で学習したい
- 少人数で学習したい
というお子さんにお勧めです。
個別指導塾とは、先生1人に対し生徒一人、または少人数での授業をしてくれる塾の事です。
個別指導塾のメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 自分のペースで勉強できる
- 学習計画を立ててくれる
- 質問がしやすい
- カリキュラムの範囲が終わらない可能性がある
- 通塾が必要になる
- 費用がかかる
まず、個別指導塾のメリットとして、自分のペースで学習できるという点が挙げられます。
これは、
また、自分用に学習計画を立ててもらえるので、2-4でお伝えしたように、自分一人で学習計画を立てるのが難しいお子さんにもお勧めです。
さらに、少人数またはマンツーマンの授業のため、他のお子さんに気を遣うことなく、先生に質問しやすいというメリットもあります。
一方で、デメリットもあります。
個別指導塾では、お子さんのペースで学習できますが、その学習のペースが遅い場合、期末テストや受験といった期限のある勉強の場合、そこまでに必要な範囲が終わらない可能性があります。
また、通塾が必要になる点も、不登校や引きこもりのお子さんにとっては、デメリットとなる場合があります。
自宅から塾まで通うことが、お子さんの負担になる場合は、後から紹介する家庭教師やオンライン教材など、自宅で出来る別の学習方法も検討することをお勧めします。
最後に、個別指導塾のデメリットとして、費用がかかるという点が挙げられます。
個別指導塾は、基本的には集団指導塾よりも、費用がかかる場合が多いです。
もし、個別指導塾の利用を検討する際は、その費用についてもしっかりと確認しておくようにしましょう。
3-2:集団指導塾
次に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、集団指導塾があります。
こちらは、
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅以外で学習したい
- みんなで学習したい
というお子さんにお勧めです。
集団指導塾とは、複数の生徒に対し、先生が一人で教えてくれるタイプの塾です。
集団指導塾のメリットとデメリットは、以下の通りです。
- カリキュラムに沿って学習を進めてくれる
- 友人と切磋琢磨できる
- 熟練の講師が多い
- 集団での授業が負担になる場合がある
- 通塾が必要
- 費用がかかる
また、同じクラスの友人と競い合ったり勉強を教えあうことは、お子さんの勉強のモチベーションにもつながる可能性があります。
さらに、大手の集団指導塾の場合、熟練の講師が多く在籍している傾向にあります。
熟練の講師は、生徒のモチベーションを保つ声掛けや、生徒の学習習慣作りのノウハウを持っているので、安心してお子さんを任せることが出来るかもしれません。
一方で、デメリットもあります。
まず、お子さんが集団での授業が苦手な場合は、それが負担になる可能性があります。
また、個別指導塾と同じように通塾が必要になるため、そこが負担になるお子さんは、他の学習方法を検討しても良いかもしれません。
費用についても、基本的には個別指導塾よりは安くなりますが、先ほどお伝えしたような熟練の講師が多く在籍する大手の塾の場合は、個別指導塾よりも費用がかかる場合があります。
集団指導塾を利用する場合でも、その費用については、しっかりと確認しておくようにしましょう。
3-3:家庭教師
次に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、家庭教師が挙げられます。
こちらは、
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅で勉強したい
というお子さんにお勧めです。
家庭教師は、自宅まで先生が来て、お子さんにマンツーマンで指導をしてくれます。
家庭教師のメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 自分専用の学習計画を立ててもらえる
- 自宅で授業を受けられる
- 自分のペースで勉強ができる
- 質問しやすい
- 親以外の親しい大人ができる
- 先生と合うか分からない
- 塾よりも費用がかかる
お子さんが自分の学力がどの程度なのか、自分が勉強でつまずいたところがどこなのか分からない場合でも、先生がお子さんと相談しながら一緒に、お子さんに合った学習計画を立ててくれます。
また、通塾が必要な塾とは違い、自宅で授業が受けられるのは、不登校や引きこもりのお子さんにとって、学習に対する最初のハードルが下がるかもしれません。
自分のペースで学習できる点と質問しやすい点は、個別指導塾と同様です。
また、家庭教師の大きなメリットとして、親以外にも親しい大人が出来るということが挙げられます。
これは2-6でもお伝えしたように、お子さんの頑張りを一緒に応援してくれる、親以外の第三者が出来るということで、お子さんの学習へのモチベーションも大きく上がります。
さらに、この親以外の親しい大人の存在は、お子さんが不登校や引きこもりといった逆境を跳ね返す時に、力になってくれる可能性があります。
一方で、家庭教師の最大のデメリットとして、先生と合うか分からないという点が挙げられます。
先生との相性が悪いと、メリットがかなり薄くなってしまいます。
ただし、最近では、先生を無料で何度でも交代してくれる家庭教師センターが増えているので、もし家庭教師を利用し始めて先生と合わないと感じた場合は、一度センターに相談してみることをお勧めします。
また、家庭教師は、塾よりも費用がかかる傾向にあります。
利用開始する前には、その費用についてもしっかりと確認しておくようにしましょう。
以下にお勧めの家庭教師センターを、3つ挙げています。
いずれも不登校や引きこもりのお子さんへの指導実績のあるセンターですので、どの家庭教師が良いのか分からない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
不登校や引きこもりのお子さんが
- 学校に戻ること
- 学校に通わずに受験すること
を支援しています。
また、スタッフのサポートとして、家庭教師の枠を超えて進路相談を受けたり、必要な情報提供をしたり、さらには課外授業としてお子さんと一緒に出掛けることもしてくれます。
無料の体験授業が申し込めるので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
“こころの未来”という、不登校や引きこもりのお子さん専用のコースがあります。
- 社会的自立にむけた教育の視点
- 適切なサポートと学習の空間
- 働きかけと人との関わり
- 家庭とノーバスとの連携
という4つの視点から、お子さんやご家庭の支援をしてくれます。
こちらも、無料の体験授業を行っているので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
不登校による勉強の遅れを、短期間で取り戻す支援をしてくれます。
遅れを一気に取り戻すために、
- オリジナルの予習復習帳
- LINEでの質問受付
- 映像授業
- 自宅学習のための計画帳
などを活用しています。
こちらも、無料の体験授業が申し込めるので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
ここまで、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの家庭教師センターを、3つご紹介しましたが、ここで挙げた以外にも様々な家庭教師センターがあります。
もし、他にどんな家庭教師センターがあるか比べてみたいという方は、以下のサイトから資料の一括請求ができるので活用してみてください。
また、家庭教師についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
(詳しくはコチラ →【不登校・引きこもりのお子さんに】家庭教師3選とおすすめの理由)
3-4:オンライン家庭教師
次に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、オンライン家庭教師を利用するという方法があります。
こちらは、
- オンラインで学習したい
- 先生に質問したい
というお子さんにお勧めです。
オンライン家庭教師とは、自宅に居ながらインターネット上で、先生にマンツーマンで指導してもらう学習方法です。
オンライン家庭教師のメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 自分専用の学習計画を立ててもらえる
- 自宅で授業を受けられる
- 自分のペースで勉強ができる
- 質問しやすい
- 講師が自宅に来ないので保護者が不在でも安心して授業が受けられる
- 全国どこからでも受講できる
- 先生と合うか分からない
- 通信環境が必要
- 画面越しのコミュニケーションのみになる
オンライン家庭教師のメリットの内、学習計画を立ててもらえたり、自宅で自分のペースで学習できる点、質問がしやすい点は通常の家庭教師と同様です。
オンライン家庭教師ならではのメリットとして、講師が自宅に来ないので、親御さんが不在でも安心してお子さんに学習してもらえる、ということが挙げられます。
日中、親御さんが外出している間でも、お子さんが安心して先生にマンツーマンで指導してもらえることは、親御さんにとっても安心材料のひとつとなるのではないでしょうか。
もう一つ、オンライン家庭教師ならではのメリットとして、全国どこからでも授業を受けられるという点があります。
塾や通常の家庭教師の場合は、自宅から通える範囲(または先生が通ってこられる範囲)でしか利用できませんが、オンライン家庭教師であれば、全国どこに居ても授業を受けることが可能です。
また、教わる先生も全国から選べるので例えば、
- 志望大学の卒業生に教えてもらいたい
- 医学部の現役生に教えてもらいたい
などの希望も叶う可能性があります。
一方で、オンライン家庭教師には、デメリットもあります。
先生と合うかわからないのは、通常の家庭教師と同様です。
こちらも、先生の交代は何度でもできる家庭教師センターが多いので、先生と合わないと感じた場合は、すぐに先生を交代してもらうようにしましょう
また、オンライン家庭教師ならではのデメリットとして、通信環境が必要な点と画面越しでのコミュニケーションのみになる、という点が挙げられます。
通信環境については、パソコンがなくてもタブレットやスマートフォンで、利用できる場合がありますので、利用したいオンライン家庭教師がある場合は確認してみましょう。
また、ご自宅にパソコンがある場合は、パソコン以外のマイクやカメラなどは、家庭教師センターでレンタルできる場合もあるので、こちらも確認してみるようにしましょう。
オンライン家庭教師の場合、画面越しでのコミュニケーションのみになるので、対面よりも先生とのコミュニケーションが難しい場合もあるかもしれません。
一方で、不登校や引きこもりのお子さんにとっては、実際に先生に対面するよりも気が楽という場合もあるので、こちらはお子さんのタイプによって、利用するかどうか検討してみても良いのではないでしょうか。
以下にお勧めのオンライン家庭教師センターを、1つ紹介いたします。
こちらは、東大生や医学部生の家庭教師も多く所属する、大手のオンライン家庭教師センターです。
無料体験も行っているので、オンライン家庭教師に興味がある場合は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
3-5:フリースクール
次に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、フリースクールを利用するという方法があります。
こちらは
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅以外で学習したい
- みんなで学習したい
というお子さんにお勧めです。
学校と家庭以外の第三の居場所として、不登校や引きこもりのお子さんの支援を行っています。
(詳しくはコチラ →【タイプ別】不登校のためのフリースクールの特徴や費用を徹底解説)
フリースクールでは、学習支援以外にも課外活動や、同じく不登校や引きこもりのお子さんと交流するなど、お子さんにとっての社会との接点ともなる場です。
学習サポートとして、フリースクールを利用するメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 学力に応じて勉強を教えてもらえる
- 自分のペースで学習できる
- 同じく不登校を経験した子たちと一緒に勉強できる
- 勉強以外にも課外活動などにも参加できる
- フリースクールで勉強することで、
在籍校の出席日数とカウントしてもらえる ことがある
- 指導者が専門家ではない
- 費用がかかる
フリースクールでは、お子さん一人一人の学力に合わせて、勉強を教えてもらえます。
また、自分のペースで勉強できるのも、個別指導塾や家庭教師と同様です。
フリースクールならではのメリットとして、同じように不登校を経験した子たちと一緒に、勉強できるという点が挙げられます。
自分と同じ不登校や引きこもりのお子さんと勉強することで
「自分だけではない」
「不登校でもしっかり勉強している仲間がいる」
とお子さんが感じられ、社会復帰への大きな一歩となる可能性があります。
また、
さらに、フリースクールのメリットとして、ある一定の要件を満たせば、
在籍校に登校するのは難しいけれど卒業はしたい、という場合には、フリースクールを利用しても良いかもしれません。
ただし、この在籍校の出席日数としてカウントできるかどうかは、フリースクール毎に異なりますので、利用する場合は事前に確認しておくようにしましょう。
一方で、フリースクールには、デメリットもあります。
フリースクールは、塾や家庭教師と違い、学習の支援がメインではない施設も多くあります。
そのため、勉強を教えてくれる講師が、専門家ではない場合もあります。
例えば、お子さんが医学部進学を目指したい、とか難関高校を受験したいなどの目標を持っている場合には、学習支援をメインに行っているフリースクールを選ぶか、他の学習サポートの利用を検討した方が良いかもしれせん。
また、フリースクールもその他の学習サポートと同様に、費用がかかります。
この費用も、フリースクールの施設ごとに異なりますので、利用したいフリースクールがある場合は、費用について事前に確認しておくようにしましょう。
3-6:ネットスクール
次に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、ネットスクールが挙げられます。
こちらは、
- オンラインで学習したい
- 先生に質問したい
というお子さんにお勧めです。
ネットスクールとは、学習プログラムを利用してインターネット上で学習する方法です。
利用するネットスクールによっては、お子さんに対して担当の先生がつき、一緒に学習計画を立ててくれたり、勉強についてアドバイスをもらうこともできます。
スクールと言っても本当の学校ではないので、その点は注意してください。
ネットスクールのメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 自宅で授業を受けられる
- 自分のペースで勉強ができる
- 質問しやすい
- 学校の出席扱いに出来る場合がある
- ネット上だけのコミュニケーションになる
- どのツールを利用すれば在籍校の出席扱いになるか分かりづらい
ネットスクールのメリットとして自宅で勉強できる、自分のペースで勉強できる、質問がしやすいなどの点が挙げられます。
これらのメリットは、オンライン家庭教師と同様です。
さらに、ネットスクールならではのメリットとして、学校の出席扱いに出来る可能性がある、という点が挙げられます。
こちらは、3-5のフリースクールと同じように、
在籍校に復帰せずに卒業を目指したい場合は、ネットスクールの利用を検討してみても良いのではないでしょうか。
一方で、ネットスクールには、デメリットもあります。
まず、ネットスクールは、インターネット上で学習を行うため、画面越しでのコミュニケーションのみになります。
こちらは、オンライン家庭教師と同様です。
ただし、最近では、ネットスクールでもオフラインでのイベントや交流会などがある場合もあるので、ネット上以外でのコミュニケーションを取りたい場合は、そちらも確認してみましょう。
また、どのネットスクールを利用すれば、在籍校の出席日数扱いに出来るのか分からない場合も多いと思います。
ここでは、在籍校の出席日数として認定してもらえる、ネットスクールを一つご紹介します。
こちらは、自宅で学ぶ小中学生のためのネットスクールです。
ネット上で先生と一緒に学習計画を立て、その計画に基づいて毎日映像授業を受けることができます。
さらに、学習レポートを提出するなど、一定の基準を満たすことで、在籍校の出席認定を受けることができます。
このネットスクールでは、先生がメールで学習の支援や声掛けをしてくれたり、日々の勉強のサポートをしてくれます。
無料体験や資料請求が出来ますので、もし興味がある場合は検討してみてはいかがでしょうか。
3-7:オンライン教材
次に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習方法として、オンライン教材を利用するという方法があります。
こちらは、
- オンラインで学習したい
- 隙間時間に勉強したい
というお子さんにお勧めです。
オンライン教材とは、インターネット上の教材を使って学習する方法です。
オンライン教材のメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 自分のペースで学習できる
- 自宅で学習できる
- 学校の出席扱いに出来る場合がある
- いつでも学習できる
- 比較的費用が安い
- 自分一人で勉強するためモチベーションの維持が難しい
- どのツールを利用すれば在籍校の出席扱いになるか分かりづらい
オンライン教材のメリットとして、自分のペースで勉強できる、自宅で勉強できるという点があります。
こちらは、オンライン家庭教師やネットスクールと同様です。
また、
さらに、オンライン教材ならではのメリットとして、いつでも学習できる点と費用が比較的安い点が挙げられます。
オンライン教材は、自分の好きな時間に学習が出来るため、例えば夜型の生活になっているようなお子さんでも、すぐに好きな時間に学習を始めることができます。
また、他の学習サポート方法よりも比較的費用が安い傾向にあるので、その点もオンライン教材のメリットと言えるでしょう。
一方で、オンライン教材には、デメリットもあります。
オンライン教材は、基本的に自宅で一人で学習するため、2-6でお伝えしたようなモチベーションを保つのが難しいという側面があります。
教材によっては、保護者がお子さんの学習状況を確認できるものもありますので、もしオンライン教材で学習する場合は、2-6を参考にお子さんのモチベーションを保つための、声掛けをしてあげると良いと思います。
また、オンライン教材では、要件を満たせば学校の出席日数としてカウントできるものもありますが、ではどの教材を使えばそれが可能なのか分かりづらいかもしれません。
そこで、学校の出席日数として、カウント可能なオンライン教材を一つご紹介します。
すららネットとは、インターネット上で学ぶことが出来る、対話型のデジタル教材です。
すららネット独自の無学年式の学習方法によって、つまずいたところからしっかりと勉強をやり直すことができます。
また、すららコーチが、お子さんの学習面や生活面での特性に基づき学習計画を立て、学習行動のチェックやカリキュラムの設定を行い、お子さんに合ったアドバイスや勉強面以外でのサポートも行ってくれます。
また、
無料体験ができるので、オンライン教材に興味のある方は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
3-8:学習支援アプリ
最後に、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの方法として、学習支援アプリを利用するという方法があります。
こちらは、
- オンラインで学習したい
- 隙間時間に勉強したい
というお子さんにお勧めです。
学習支援アプリとは、スマートフォンやタブレットにインストールすることで、いつでもどこでも学習できるアプリのことです。
学習支援アプリのメリット・デメリットは、以下の通りです。
- アプリをインストールすれば今すぐに学習を始められる
- 費用がやすい
- どこでも学習できる
- 自分で計画を立てて学習しなければならない
- 1人で勉強するためモチベーションの維持が難しい
- どのアプリが良いのか分からない
お子さんがやる気になった時に、すぐに学習を始められるのは、大きなメリットではないでしょうか。
また、学習支援アプリは、他の学習方法と比較して費用が安い傾向にあります。
さらに、スマートフォンやタブレットさえあれば、自宅でも自宅以外でもどこでも勉強することが可能です。
例えば、お子さんが、自宅よりカフェの方が集中できるといった場合にもお勧めです。
お子さん自身が、勉強する場所を選ぶことができるのは、学習支援アプリの大きなメリットと言えるでしょう。
一方で学習支援アプリには、デメリットもあります。
まず、学習支援アプリは、基本的に自分で計画を立てて学習していく必要があります。
そのため、どこから勉強を始めてよいか分からない場合などは、学習を始めるのが難しいかもしれません。
また、一人で学習を進めていくため、モチベーションを保つのが難しいという側面もあります。
ただし、学習支援アプリでも、3-7のオンライン教材と同じように、保護者がお子さんの学習状況を確認することが出来るアプリもあります。
学習支援アプリで勉強を始めた際はぜひ、お子さんのモチベーションを保つ声掛けをしてあげるようにしましょう。
最後に、学習支援アプリのデメリットとして、アプリが沢山あり過ぎてどのアプリがいいのか分からないという点が挙げられます。
今では、無料の学習支援アプリも多く出ていますが、学習効率やその内容を考えると、有料のアプリがお勧めです。
不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの学習支援アプリとして、スタディサプリというアプリがあります。
このアプリは、一回の授業が15分のため、やる気になった時に短時間集中で学習することが出来ます。
また、プロの講師陣の授業が見られるため、学習効率も上がります。
さらに、
無料体験もやっているので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
3章では、実際に不登校や引きこもりのお子さんが、学習を始める際にお勧めの学習サポート方法についてお伝えしてきました。
ぜひ、この章を読んで、お子さんに合った学習方法で、勉強を始めて頂ければと思います。
また、お子さんに合った学習方法が分からないという場合は、コチラの記事もご参照ください。
勉強の遅れは取り戻せる!不登校・引きこもりにお勧めの学習法8つ
まとめ
最後に、この記事をまとめます。
- 不登校や引きこもりでも勉強の遅れは取り戻せる
- 学習を始める際は,環境を整え基礎から始める
- 勉強のモチベーションは、誰かに評価されることでより高まる
- お勧めの学習サポート方法は8つ
- 個別指導塾
- 集団指導塾
- 家庭教師
- オンライン家庭教師
- フリースクール
- ネットスクール
- オンライン教材
- 学習支援アプリ
- 大切なのは、本人のやる気と本人に合った方法で学習を始めること
参考記事
令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
不登校・引きこもりの子供の将来は?高校・大学進学から就職まで解説
【タイプ別】不登校のためのフリースクールの特徴や費用を徹底解説)