あなたは、
「
「
などの悩みをお持ちではありませんか?
子育てで問題にぶち当たり、「自分は毒親かも」と気づいてしまうと、これからどうすれば良いか悩んでしまいますよね。
結論から言えば、
ですから、今まで「うまく改善できなかった」という方もご安心ください。
そこでこの記事では、まずは毒親を治したい場合に最初に知っておくべきこと、毒親になる原因を解説します。
それから具体的な毒親の治し方と、子どもとの関わり方を解説します。
ぜひ知りたいところから読んで、生活に取り入れられるものから実践してみてください。
- この記事の目次
-
- 1章:毒親を治したい場合に最初に知っておくべきこと
- 1-1:本当に毒親?まずはチェックしよう
- 1-2:毒親の子どもに起こる悪影響
- 1-3:毒親でも変わっていくことができる
- 2章:毒親を治すために知っておくべき毒親になる原因
- 2-1:毒親は子供時代に満たされなかった人が多い
- 2-2:満たされない思いや不安から毒親になってしまう
- 3章:毒親の6つの治し方
- 3-1:専門家に頼って毒親を治す方法
- 3-1-1:親子問題専門のカウンセラーに相談する
- 3-1-2:フリースクールに子どもを預けて距離を取る
- 3-2:自分でできる毒親を治す方法
- 3-2-1:自分の子ども時代を冷静に振り返る
- 3-2-2:自分の価値観を見直す
- 3-2-3:可能なら自分の親と話してみる
- 3-2-4:周りの人に相談し協力してもらう
- 4章:毒親を治して改善するべき子どもとの関わり方
- 4-1:適度な距離感を保ち過干渉しない
- 4-2:ありのままの子どもを認めてあげる
- 4-3:認めた上でしつけをする
- 4-4:親自身が心を安定させる
- 4-5:子どものことを否定ばかりしない
- 4-6:厳しくしすぎない、怖がらせない
- 4-7: 子どもの悩みや不安を軽く流さない
- まとめ
1章:毒親を治したい場合に最初に知っておくべきこと
それではまずは、毒親をやめたいと思った人が、最初に知っておくべきことについて解説します。
毒親になってしまう原因から知りたい場合は、2章をお読みください。
1-1:本当に毒親?まずはチェックしよう
「自分も毒親かも」と思った方が最初にやるべきなのは、あなたが本当に毒親に該当するのかどうか簡単にチェックしてみることです。
まずは、気軽にチェックしてみてください。
【チェックリスト】
- 子どもに激しく感情的に関わってしまうことがある
- 子どもに暴力、暴言、物を投げるなどの攻撃的な行為をしたことがある
- 子どもに登校拒否・不登校、引きこもり、激しい反抗などの問題行動が見られる
- 子育てを放置(ネグレクト)している
- 自分自身の親が毒親で、子ども時代に辛い経験があった
当てはまるものが多いほど、毒親である可能性が高いと言えるでしょう。
ただし、子育ての悩みから一時的に落ち込み、「自分も毒親かも」と思ってしまう場合もあるようです。
しかし、毒親と言えるのは、子どもに継続的、日常的に問題のある関わり方をし続けている場合です。
そのため、一時的な落ち込みで、「自分は毒親だ」と悲観的になりすぎないことも大事です。
ただし、もしあなたが上記のポイントに多く当てはまるようであれば、お子さんのためにも改善していくことが必要です。
1-2:毒親の子どもに起こる悪影響
毒親になってしまっている状態を少しでも改善するべきなのは、毒親の子どもには下記のように多くの悪影響が及ぶからです。
- 親子とも、家にいるだけでストレスがたまる
- 互いに攻撃的になる
- 子どもが問題行動に走る(非行、不登校、引きこもりなど)
- 子どもの将来に問題が残る(家庭がつくれない、健全な人間関係が作れない、仕事が続かないなど)
- 子どもも、将来毒親になってしまう
- 親子とも精神的に不安定になり精神疾患になる
特に、毒親の子どもは心が満たされず、人間関係に不安を持ったまま大人になってしまいます。
その結果、
そのため、お子さんのためにも、毒親を治していくことが大事です。
また、あなたが毒親という状態になってしまっている場合、あなた自身にも強いストレスが溜まっています。
そのため、あなたがもっとストレスなく、安心して暮らしていけるようになるためにも、毒親という状態を改善することが必要なのです。
1-3:毒親でも変わっていくことができる
「毒親を治したいが、改善できる気がしない」
「治したいと思って工夫したが、変われなかった」
という方も少なくないかもしれません。
しかし、もし今まで変わることができなかったとすれば、それは正しい治し方を知らなかったことが原因です。
そして、あなたが変われば、お子さんを前向きに明るく育てていくことができます。
ただし、あなたの状態によっては、改善するまでに時間がかかるかもしれませんし、専門家に頼る必要がある場合もあります。
具体的な方法は3章で解説しますので、早く知りたい場合は、3章からお読みください。
毒親を治していくためには、その方法以外にも知っておくべきことがあります。
そこで次に、毒親になる原因を説明します。
2章:毒親を治すために知っておくべき毒親になる原因
毒親を治すためは、毒親になってしまう原因をしっかり理解しておくことが大事です。
これから毒親になってしまう原因を説明しますが、具体的な改善方法を先に知りたい場合は、3章をお読みください。
2-1:毒親は子供時代に満たされなかった人が多い
毒親と言われる方は、実は子ども時代に満たされなかった人が多いです。
あなたの親が毒親だったり、子ども時代につらい経験をしていたことが、毒親になってしまう原因になっているのです。
そもそも、子どもにとって親は、最も身近な他人であり、一定の年齢に育つまで最も長い時間を一緒に過ごします。
そのため、
親子関係はそれほど、とても大事なものなのです。
しかも、近年は核家族化が進み、昔と違っていろいろな大人に囲まれて育つ、ということが少なくなりました。
そのため、親子関係の重要性が、ますます重くなっているのです。
したがって、その親子関係に問題があった方は、自分が子育てをする段階になって毒親になってしまうのです。
2-2:満たされない思いや不安から毒親になってしまう
繰り返しになりますが、親が毒親であったり、子ども時代に何らかの問題のある子育てを受けてしまった場合、
その結果、下記のような性格、考え方を持ってしまうのです。
- 愛情不足で満たされないため、認められたい思いが強い
- 人と関わるための安心感がなく、他人が怖い
- 学校、仕事などの社会生活や将来のことなどに不安が強く、常に気になる
- 不確実なことや、失敗しそうなことが怖い
- 不安が強いという弱みを見せないため、怒りや攻撃的なコミュニケーションが多い
- 自分の子ども時代と比較してしまい、子どものわがままが許せない
- 不安を補うために、「こうじゃなければいけない」という強迫的な価値観を強く持っており、こだわりが強い
このような特徴を持っていても、自分一人では何とか学校や仕事を頑張って続けられたため、問題に気付かないまま大人になったという方もいます。
それが、いざ自分が子育てをする段階になって、自分の子ども時代からの問題が表面化してしまう場合があるのです。
しかも、このような毒親的な性格や考え方は、すでに何十年もかけて人生の中で身についてきたものです。
そのため、自分の努力だけではなかなか改善できず、疲れ切ってしまう方も少なくないようです。
しかし、
そこでこれから、毒親の具体的な治し方を解説していきます。
3章:毒親の6つの治し方
毒親の治し方には、大きく分けて以下の2つのものがあります。
- 専門家に頼って毒親を治す方法
- 自分でできる毒親を治す方法
できることから始めてみてください。
子どもとの関わり方については、4章で説明します。
3-1:専門家に頼って毒親を治す方法
専門家に頼って毒親を治す方法には、主に以下のものがあります。
- 親子問題専門のカウンセラーに相談する
- フリースクールに子どもを預けて距離を取る
順番に説明します。
3-1-1:親子問題専門のカウンセラーに相談する
あなたが、
「本気で毒親を治したい」
「毒親を治して、親子関係を改善したい」
「子どもの問題行動を解決したい」
とお考えの場合は、親子問題を専門とするカウンセラーに相談することをおすすめします。
繰り返しになりますが、「毒親を治したい」と思っても、自分だけで自分を変えるのは難しいものです。
現状を変えられないまま、毒親的な行動を続けてしまうと、
- 子どもが傷つきやすく、心が不安定なまま育つ
- 子どもが安心して人と関わることができない
- 将来的に不登校・引きこもりや、精神疾患、失業などさまざまな問題に繋がる
- 親であるあなたのストレスも蓄積されていく
といった問題があります。
そのため、
おすすめなのが、親子関係や不登校・非行の子どもを専門とするカウンセラーの内藤佑先生です。
内藤先生は元警察官で、さまざまな問題行動を持つ子どもと関わってきた経験があり、延べ3000人の子どもの相談にのってきました。
現在は、不登校・引きこもり専門のカウンセラーとして、「リベラルコーチング」というカウンセリングサービスを通じて、多くの親子関係や、子どもの問題行動を改善しています。
これは、内藤先生が多くの親子と接する中で作ってきた、子どもたちの悩み、不安を解決し、夢や目標に向かって前向きに生活できるようにサポートする手法です。
リベラルコーチングを受けることで、
- 親子関係や関わり方が改善する
- 子どもの引きこもりの改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
基本的に親とカウンセリングするため、子どもへの負担はなく気軽に行うことができます。
また、LINEやメールの文章の添削も、内藤先生自身が行っているため、LINE・メールを通じて子どもの状態を改善していくことが可能なのです。
初回相談は無料ですので、お気軽に試してみてください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
3-1-2:フリースクールに子どもを預けて距離を取る
毒親の治し方として、子どもを一時的にフリースクールに預けて距離を取ることもおすすめします。
フリースクールとは、問題行動があるお子さんや、家庭・親子関係に問題を抱える子どもが通うための施設です。
全寮制、通学制、訪問サポートなどのサービスがあり、家庭の状態に応じて適切なサポートを受けることができます。
フリースクールにもよりますが、フリースクールを活用することで下記のようなメリットがあります。
- 温かいスタッフや同年代の仲間と生活し、情緒的に成長できる
- 全寮制で生活全般を改善できる
- 心のケアをしてもらえる
- スマホ・ゲーム依存を改善可能
- 自分のペースで通って社会に出る準備ができる
- 集団生活の中で社会性、コミュニケーション力を身に付けられる
- 身の回りのことを自分で行い自立していける
- 親に対する面談や連絡を通じたサポートもある
フリースクールを活用することで、お子さんは明るい性格を取り戻し、将来のために前向きに行動できるようになります。
一時的に距離を取ることで、親御さんも落ち着いて自分と向き合うことができるはずです。
フリースクールの中でもおすすめなのは、伊藤幸弘塾です。
伊藤幸弘塾は、全寮制、通学制、訪問サポートを行っており、これまで多くの引きこもりのお子さんも受け入れてきました。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
以下の記事も参考にしてみてください。
【不登校・引きこもりにおすすめ】フリースクール伊藤塾の8つの特徴
3-2:自分でできる毒親を治す方法
自分でできる毒親を治す方法には、以下のものがあります。
- 自分の子ども時代を冷静に振り返る
- 自分の価値観を見直す
- 可能なら自分の親と話してみる
- 周りの人に相談し協力してもらう
順番に説明します。
3-2-1:自分の子ども時代を冷静に振り返る
おすすめなのは、カウンセラーやフリースクールを活用することですが、それらとあわせて、自分で自分と向き合うことも大事です。
そのために、まずは
具体的には、下記のようなポイントを思い出し、紙などに書き出して整理してみましょう。
- 子ども時代、嫌だったことは何か?
- 親とはどのような関係だったか?
- どんな子育てを受けたか?
- 親から押し付けられた考え方、価値観などにどんなものがあるか?
- 親にしてほしかったことは何か?
これらを振り返り、今もその気持ちを引きずっているかどうか冷静に考えてみましょう。
3-2-2:自分の価値観を見直す
3-2-1で過去を振り返ったら、あなた自身が今も持っている強い思いや価値観に、どういうものがあるか整理してみましょう。
たとえば、
「子どもを甘やかしてはいけない」
「甘やかすと自立できない子になる」
「自分も厳しく育てられたから、厳しく育てないとだめ」
「将来のためにも、子どものうちから細かくしつけないといけない」
などです。
これは一例に過ぎませんが、毒親の人は不安が強いため、「こうじゃないといけない」という強い価値観を持っているものです。
たいてい、
自分と向き合い、無自覚だった考え方や価値観を棚卸しすることで、「親の考えに支配されていた自分」に気づき、自由に、楽に考えられるようになるものです。
一人で実践するのが難しければ、3-1で紹介したカウンセラーに相談してみてください。
3-2-3:可能なら自分の親と話してみる
毒親の治し方として、可能ならあなたの親と話してみることもおすすめします。
毒親として育ってしまった人は、子ども時代の不満を、親にも打ち明けられないまま大人になったケースが多いです。
そのため込んだ不満が、精神的な不安定さや、強い「認められたい」「受け入れられたい」という思いの元になっているものです。
そのため、
親の反応はどうであれ、本音を打ち明けることであなた自身が変われることもあります。
しかし、繰り返しになりますが、毒親の親も毒親であることが多く、無理に打ち明けることで、
- 親との関係が悪化する
- 親から強く非難されたり、傷つけられる
といったこともあります。
そのため、親と話すのは、可能な範囲で行うようにしてください。
3-2-4:周りの人に相談し協力してもらう
毒親の治し方として、
「周りの人に相談するなんてとんでもない」と、思われる場合もあるかもしれません。
毒親の人は、そもそも人を信頼できず、健全な人間関係を作る能力もないことが多いからです。
しかし、周りの身近な人は、あなたが思っているよりも親切で、あなたのために協力してくれる可能性があります。
そのため、「周りの人に相談する」「本音を話す」という実践を積み重ねることで、次第に親密な人間関係を作れるようになり、その結果、あなたも変わっていくことができるのです。
また、子育てにおける問題も、周りの人に協力してもらうことで解決していけるでしょう。
身近にいる、信頼できそうな方に、少しずつ話すことから実践してみることをおすすめします。
身近に相談できそうな人がいなければ、親子問題を専門とするカウンセラーに相談してみてください。
ここまで、毒親の治し方を解説してきましたが、毒親の人は、「子どもとの関わり方が分からない」という悩みを持つことも多いです。
そこで最後に、子どもとの関わり方を解説します。
4章:毒親を治して改善するべき子どもとの関わり方
子どもに対して毒親的な関わり方をしてしまうと、子どもが「不登校・引きこもり」「非行」などの問題行動に走ったり、社会生活がうまくいかなくなったりしてしまうことが多いです。
そのため、下記のように毒親的な関わり方を、改善していくことが大事です。
- 適度な距離感を保ち過干渉しない
- ありのままの子どもを認めてあげる
- 認めた上でしつけをする
- 親自身が心を安定させる
- 子どものことを否定ばかりしない
- 厳しくしすぎない、怖がらせない
- 子どもの悩みや不安を軽く流さない
順番に説明します。
4-1:適度な距離感を保ち過干渉しない
子どもとのコミュニケーションでは、適度な距離感を保って過干渉しないことが大事です。
具体的には、下記のような関わり方は避けるべきです。
- やることなすことにケチをつける
- ほめるよりダメ出しすることが多い
- 子どもが頑張っても、もっと頑張らせよう、やらせようとする
- 細かいルール、規則を強いる
このように過干渉すると、子どもからすれば「何が正しいのか分からない」「何をしてもほめてもらえない」と感じ、親の顔色をうかがって行動するようになってしまうのです。
その結果、親のことが嫌いになったり、子どもから無視されてしまうようになることもあります。
詳しくは、以下の記事もご覧ください。
【子どもに無視される?!】その原因・理由と6つの対処法を徹底解説
過干渉してしまうのは、
- 子どものことを自分と切り離して、距離を取ることができない
- 子どものことが心配でたまらない
といったあなたの考え方に原因がある場合が多いです。
そのため、具体的な日々のかかわり方を見直すだけでなく、3章で説明したようにあなた自身が変わっていくことも大事です。
4-2:ありのままの子どもを認めてあげる
毒親的な関わり方を改善するためには、子どものありのままを無条件で認めてあげることが大事です。
具体的には下記のような関わり方をしてください。
- 頑張った結果ではなく、頑張ったこと自体をほめてあげる
- 行動そのものより、その行動にどういう姿勢で取り組んだかを見てあげる
- 勝ち負けや成績、他の子どもとの優劣などを強く指摘しない
ありのままを認めてあげるというのは、お子さんの存在そのものを、「ちゃんと見ているよ」とメッセージを伝えてあげるということです。
行動や結果の一つ一つに、大人が評価を下す必要はないのです。
ただ、「ちゃんと見てあげている」「存在を大事にしている」と伝われば良いということです。
逆に、
- 勝ち負けや成績
- 他の子どもと比較しての能力や性格
などを評価して認めるようなことをすると、
これは毒親的な関わり方ですので、注意してください。
4-3:認めた上でしつけをする
毒親的な関わり方を改善するためには、子どものありのままを認めてあげた上で、しつけをすることも大事です。
しつけをすることは、お子さんの家庭の外での社会生活のためにとても大事です。
そのため、「自分は毒親的な関わり方をしてしまうから」と、 子どものことを放置したりしてしまうと、子どもが大人になってから社会生活で困ることになってしまいます。
ただし、しつけをする上でもコミュニケーションの取り方が大事ですので、下記のように注意して行ってください。
- 何が、なぜダメなのか、具体的に教えてあげる
- 失敗しても罰、ペナルティを課さない
- 理不尽に怒鳴りつけない
親御さんからすると、子どもがやってはいけないことをしたときに、つい感情的に怒ってしまうこともあると思います。
しかし、感情的に怒られても子どもは意味が分からず、「親は理不尽に怒るもの」と思って、反抗の原因になることもあります。
そのため、しつけは、まずは信頼関係が築かれていることを前提に、具体的に指摘しながら教えることが大事なのです。
4-4:親自身が心を安定させる
ここまで簡単に触れたように、毒親になってしまう方は、子ども時代の親子関係に問題があるために、 大人になっても「満たされたい」「不安が強い」 という特徴を持っているものです。
このような不安があるために、
- 過干渉する
- 厳しくなってしまう
- 言うことを聞かない時に感情的になってしまう
- 子どものわがままを受け入れられない
といった毒親的な関わり方をしてしまうのです。
そのため、毒親的な関わり方をやめるためには、まずはあなた自身が心を安定させることが大事なのです。
具体的には、3章で紹介した方法を実践してみることをおすすめします。
4-5:子どものことを否定ばかりしない
毒親の人は、
- 忙しい時は、子どものことを無視してしまう
- 人格を否定するようなことを言っている
- 「あれはダメ、これはダメ」と、行動や言動を否定することが多い
といった関わり方をすることも多いですが、これも避けるべきです。
上記のようなコミュニケーションが日常的になってしまうと、子どもからすれば、「自分は大事な存在じゃないのだ」と思ってしまいます。
その結果、
また、大人になった時に、子ども自身もまた毒親になってしまう可能性が高いです。
そのため、子どものことは、無視したり否定したりすることをなるべく減らして、ちゃんと大事にしてあげることが大事なのです。
親御さんの方は、否定的な言動が癖になり、毒親的な言動を無意識に行ってしまっていることも多いようです。
そのため、「自分はそういう言動をしていないか?」と、よく検討してみることが大事です。
4-6:厳しくしすぎない、怖がらせない
厳しくしすぎる、子どもを怖がらせる、というのも毒親にありがちな関わり方ですので、改善することが必要です。
具体的には、
- 子供に自信を失わせるような言動、行動
- 暴言や暴力、物を投げるなどの攻撃的な行為
- 家庭のルールが過度に厳しい
- お子さんの意思を尊重せず、親の言うことに厳しく従わせようとする
といったコミュニケーションの取り方は子どもに悪影響になります。
このように、子どもとの関わり方が抑圧的、厳格である場合、子どもは、「親は自分を不安にさせる存在だ」「怖い存在だ」と感じるようになります。
その結果、
親からすれば何でもないような関わり方でも、子どもにとっては、「厳しい」「怖い」ものである場合があります。
そのため、厳しくしすぎず、お子さんの反応を見ながら、コミュニケーションの取り方を工夫することが大事です。
4-7: 子どもの悩みや不安を軽く流さない
毒親の人は、下記のように子どもの悩みや不安を、軽く扱ってしまうことも多いようです。
- 悩みや弱音を、「そんなこと大したことない」「気にするな」と切り捨てる
- 「自分の時代の方が大変だった」と比較して軽く扱う
- 適当に聞き流す
このような関わり方では、子どもからすれば、「自分の気持ちを尊重してくれていない」と感じて、親に頼れないと思ってしまうのです。
親からすれば元気づけるつもりであっても、逆効果になってしまいます。
子どもが悩みを言ったり、不安や弱音を言葉にしてきた場合、まずは、「この子は今悩んでいるんだ」とまずはその気持ちをしっかり受け止めてあげることが大事です。
その上で、具体的に悩みの内容を聞いてあげれば、子どもは自然に安心し、元気になっていくこともあります。
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
■毒親になってしまう原因
- 親が毒親であり、満たされない、安心できない子ども時代を送った人が毒親になりやすい
- 満たされないまま大人になると、自分が子育てする段階で毒親になる
■毒親の治し方
- 親子問題専門のカウンセラーに相談する
- フリースクールに子どもを預けて距離を取る
- 自分の子ども時代を冷静に振り返る
- 自分の価値観を見直す
- 可能なら自分の親と話してみる
- 周りの人に相談し協力してもらう
■毒親が改善するべき子どもとの関わり方
- 適度な距離感を保ち過干渉しない
- ありのままの子どもを認めてあげる
- 認めた上でしつけをする
- 親自身が心を安定させる
- 子どものことを否定ばかりしない
- 厳しくしすぎない、怖がらせない
- 子どもの悩みや不安を軽く流さない
この記事を参考に、できることから始めてみてください。
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