あなたは、
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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
結論から言えば、子どもの昼夜逆転は、少しずつ対処していくことで改善が可能です。
ただし、昼夜逆転の背景には、さまざまな問題が隠れている場合があるため、正しく原因を捉えて行動することが大事です。
そこでこの記事では、まずは、昼夜逆転は少しずつ改善していける理由について、そして昼夜逆転してしまう原因について、詳しく説明します。
そして、具体的な改善方法や避けるべきことも説明します。
ぜひ知りたいところから読んで、これからの行動に活用してください。
- この記事の目次
-
- 1章:子どもの昼夜逆転は少しずつ改善しよう
- 1-1:昼夜逆転が改善する過程は子どもによってさまざま
- 1-2:根本にある問題を改善すると、自然に生活リズムが整うことも
- 1-3:放置すると悪化するため、少しずつ対処することが大事
- 2章:子どもが昼夜逆転してしまう理由・原因
- 2-1:スマホ・ゲーム依存
- 2-2:家庭の状況や生活リズム
- 2-3:子どもの心身の不調
- 2-4:親子関係からの問題
- 2-5:学校での問題
- 2-6:発達障害
- 3章:子どもの昼夜逆転を改善する方法
- 3-1:専門家に頼る方法
- 3-1-1:フリースクールを活用する
- 3-1-2:カウンセリングを利用する
- 3-1-3:重い場合は医療機関に頼る
- 3-2:環境を変える方法
- 3-2-1:学校に問題がある場合は転校する
- 3-2-2:通信制高校に行く(高校生の場合)
- 3-3:家庭でできる方法
- 3-3-1:子どもの昼寝を減らす
- 3-3-2:夜間のゲーム・スマホをやめさせる
- 3-3-3:食事・運動習慣を見直す
- 3-3-4:家庭の生活リズムを見直す
- 3-3-5:親子の関わり方を変える
- 4章:子どもの昼夜逆転を改善するために避けるべきこと
- 4-1:無理やり早寝早起きに変えさせる
- 4-2:悪い習慣にペナルティを課す
- 4-3:放置する
- 4-4:家庭だけで解決しようと無理する
- まとめ
1章:子どもの昼夜逆転は少しずつ改善しよう
それでは、まずは子どもの昼夜逆転は、少しずつ改善するべき理由から説明します。
昼夜逆転の具体的な理由・原因から知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:昼夜逆転が改善する過程は子どもによってさまざま
子どもの生活が昼夜逆転してしまうと、「勉強に遅れる」「学校に行けなくなる」「どんどん生活が乱れる」など親御さんは不安でいっぱいになってしまうかもしれません。
また、いろいろな方法を試したのに改善されないと、これからどうしようと途方に暮れてしまいますよね。
しかし、冒頭でも説明したように、
ただし、注意して頂きたいのが、昼夜逆転が改善していくプロセスは、子どもによってさまざまであるということです。
子どもの興味や遊び方が一気に変わって、生活リズムも一気に整うこともあれば、なかなか改善できず、長い時間をかけて少しずつリズムを修正していかなければならないこともあります。
1-2:根本にある問題を改善すると、自然に生活リズムが整うことも
2章で詳しく説明しますが、子どもが昼夜逆転してしまう原因にはさまざまなものがあります。
表面的には、ゲームやスマホへの依存が原因になることが多いですが、それだけでなく子どもが心の奥底に別の問題を抱えている場合もあります。
それが、親子関係の問題です。
親子関係に問題があり、子どもが「満たされない」「愛情不足」といった不満を蓄積しているために、依存的な行動に走ってしまう場合があるのです。
そのため、逆に言えばこの根本の問題を改善することで、昼夜逆転という問題も自然に改善されていくこともあります。
そのため、
1-3:放置すると悪化するため、少しずつ対処することが大事
子どもが昼夜逆転してしまった場合、一番注意するべきなのが「放置しない」ということです。
子どものことを、
「放っておけば自然に治るだろう」
「自分の努力で何とか改善できるだろう」
「一時的なものだろう」
などと楽観的に考えて放置してしまうと、悪化して改善がどんどん難しくなってしまうからです。
生活リズムが乱れると、お子さんは心身も不調になり元気がなくなり、自分で「改善しないと」と思っても改善するための元気も湧いてこない状態になります。
そのため、
昼夜逆転が悪化し長期化すれば、子どもは学校に行けなくなり、不登校・引きこもりや非行などの問題行動に至る可能性も少なくありません。
そのため、いち早く改善するための行動に移ってください。
子どもの昼夜逆転を改善するためには、その理由・原因をしっかり把握しておくことも大事ですので、これから説明します。
2章:子どもが昼夜逆転してしまう理由・原因
子どもが昼夜逆転してしまう理由・原因には、下記のものがあります。
- スマホ・ゲーム依存
- 家庭の状況や生活リズム
- 子どもの心身の不調
- 親子関係からの問題
- 学校での問題
- 発達障害
順番に説明します。
2-1:スマホ・ゲーム依存
子どもが昼夜逆転してしまう原因として、もっとも多いと思われるのがスマホ・ゲームへの依存です。
具体的には、下記のような状態になることが多いです。
- スマホ(SNS、YouTubeなど)、ゲームに依存的になり、夜遅くまで続けて寝る時間が遅くなる
- スマホ・ゲームを夜まで行うことで、脳が興奮したまま眠れなくなる
- スマホ・ゲームを通じたトラブルで傷つき、眠れなくなる
特に、子どもは1人の時間が長いほどスマホ・ゲームの刺激的な世界にはまりやすいため、親が気づいたときには依存してしまっている、ということも少なくありません。
とはいえ、普通の家庭では、親がつきっきりで適切な管理をすることは難しいため、3章で紹介するように専門家を活用することも大事です。
スマホ依存、ゲーム依存について詳しくはそれぞれ以下の記事をご覧ください。
【子どものスマホ依存は改善可能】すぐできる8つの対処法を徹底解説
【子どものゲーム依存は解決可能】すぐできる7つの対処法を徹底解説
2-2:家庭の状況や生活リズム
家庭全体のリズムの影響から、子どもが昼夜逆転してしまうこともあります。
具体的には、
- 親の帰宅が遅く、夜遅くまで起きている
- 食事、お風呂などの時間が遅く、寝る時間も遅くなる
- 親や兄弟が遅くまで起きているため眠れない
といったケースです。
親の仕事などの都合でしょうがない部分もありますが、やはり子どもは正常・健康な成長のためにも、早く寝るべきです。
そのため、
具体的には3章で説明します。
2-3:子どもの心身の不調
子どもが昼夜逆転してしまう理由として、子どもの心身の不調が原因になっている場合もあります。
具体的には、下記のようなものです。
- 夢遊病
- 夜驚症
- むずむず脚症候群
- アトピーなど皮膚炎によるかゆみで眠れない
- 自律神経失調症
子どもの昼夜逆転のうち、心身の不調が原因であることは実際には少なく、睡眠習慣によるものが大半です。
しかし、これらのような別の原因が疑われる場合は、
その上で、睡眠習慣を変えるために、3章で紹介している対処法を実践してください。
2-4:親子関係からの問題
子どもが昼夜逆転する原因として、親子関係による問題もあります。
具体的には、下記のような家庭では、お子さんが心に問題を抱え昼夜逆転しやすいです。
- 親が子どもの行動、言動に過干渉する
- 親が厳しすぎる、教育的すぎる
- 親が子を支配したり、コントロールしようとする
- 子どもへの暴力、暴言、怖がらせるような接し方
- 放置(ネグレクト)
「親子関係なんて昼夜逆転と関係ないのでは?」
と思われるかもしれませんが、実は関係があるのです。
簡単に言えば、親子関係が崩れている場合、お子さんは「神経質」「傷つきやすい」「心が不安定」「ストレスを溜めやすい」といった問題を抱えてしまいます。
そのため、他の子どもと同じような普通の生活をしていても、不満やストレスを溜めこんでしまうのです。
その結果、
また
このように、親子関係に問題を抱えていることが、昼夜逆転の根本の原因となることが少なくないのです。
親子関係が問題になっている場合、昼夜逆転そのものだけに対処しても、再発したり、昼夜逆転が悪化したりすることもあります。
そのため、
親子関係の問題について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
2-5:学校での問題
学校で問題を抱えていることから、子どもの生活が乱れて昼夜逆転してしまう場合もあります。
具体的には、下記のような問題です。
- いじめや人間関係のトラブルに巻き込まれている
- 受験や勉強の競争でストレスを溜めている
- 部活や習い事で挫折し精神的に落ち込んでいる
- 学校生活自体が合わない
このように、学校生活で強いストレスを抱えてしまったため、生活リズムが乱れたり、ゲームやネットに逃避して昼夜逆転してしまうこともあります。
このような場合は、
2-6:発達障害
子どもが発達障害の場合は、昼夜逆転しやすいため注意してください。
発達障害には、以下の3つのタイプがあります。
- 自閉スペクトラム症(ASD):コミュニケーションの障害、こだわりが強いなどの特性。
- ADHD:多動で突発的に行動する、注意力がない、忘れ物が多いなどの特性。
- 学習障害(LD):文字を読めない、計算が苦手など特定の学習能力の障害。
子どもにこれらの発達障害があると、
また、自閉スペクトラム症の場合、特定の行動にこだわりを持っていたり、
そのため、発達障害を理由に、昼夜逆転してしまうこともあるのです。
発達障害の場合は、医療機関を受診し、適切な支援を受けることが必要ですので、お近くの医療機関にご相談ください。
子どもの昼夜逆転には、このようにさまざまな理由・原因があるのですが、適切な対処法を実践することで改善していくことができます。
そこでこれから、具体的な改善方法を詳しく説明します。
3章:子どもの昼夜逆転を改善する方法
子どもの昼夜逆転を改善する方法には、主に以下のものがあります。
- 専門家に頼る方法
- 環境を変える方法
- 家庭でできる方法
順番に説明します。
3-1:専門家に頼る方法
子どもの昼夜逆転を改善するためには、専門家に頼ることが非常に重要です。
そこで、以下の方法をおすすめします。
- フリースクールを活用する
- カウンセリングを利用する
- 重い場合は医療機関に頼る
順番に説明します。
3-1-1:フリースクールを活用する
最初におすすめしたいのは、
フリースクールとは、不登校・引きこもりなどの問題を抱えたお子さんを、預けることができる民間施設のことです。
その中でも全寮制のフリースクールであれば、集団生活の中で無理なく生活リズムを整えたり、ゲーム、スマホ、インターネットへの依存を改善していくことが可能なのです。
子どもの昼夜逆転を改善する上でおすすめしたいフリースクールが、伊藤幸弘塾です。
伊藤幸弘塾では、
- スタッフが生活全体をサポートし、生活リズムを改善する
- 子ども1人1人に合わせたスケジュールで、無理なく生活を整えられる
- ゲームやスマホを適切に使えるような教育
- ゲームやスマホを専用のボックスに入れて、特定の時間帯だけ利用できるルール
- 集団生活の中で社会性を向上させられる
といったことができるからです。
家庭だけでは、毎日子どもの生活リズムを整えるために工夫する余裕がなかったり、適切な方法が分からないことも少なくないと思います。
そのため、
伊藤幸弘塾について、詳しくは下記の記事や公式HPをご覧ください。
【不登校・引きこもりにおすすめ】フリースクール伊藤塾の8つの特徴
3-1-2:カウンセリングを利用する
子どもの昼夜逆転を改善するためには、カウンセラーを利用することもおすすめします。
2章で説明したように、子どもの昼夜逆転は、親子関係に問題があり愛情不足や寂しさが原因になっていることが少なくありません。
このような子どもの場合は、昼夜逆転生活そのものを改善するのとあわせて、親子関係の問題から解決していく必要があります。
しかし親子関係の問題は、これまでの親子の関わり方に原因がある以上、家庭だけで改善していくことが難しいです。
そのため、
そこでおすすめなのが、親子関係に問題を抱える子どもや、問題行動に走る子どもを専門としている、カウンセラーの内藤佑先生です。
内藤先生は元警察官で、さまざまな問題行動を持つ子どもと関わってきた経験があり、延べ3000人の子どもの相談にのってきました。
現在は、不登校・非行専門のカウンセラーとして、「リベラルコーチング」というカウンセリングサービスを通じて、多くの子どもの問題行動を改善しています。
これは、内藤先生が多くの子どもと接する中で作ってきた、子どもたちの悩み、不安を解決し、夢や目標に向かって前向きに生活できるようにサポートする手法です。
リベラルコーチングを受けることで、
- 子どもの登校拒否の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
基本的に親とカウンセリングするため、子どもへの負担はなく気軽に行うことができます。
また、LINEやメールの文章の添削も、内藤先生自身が行っているため、LINE・メールを通じて子どもの状態を改善していくことが可能なのです。
初回相談は無料ですので、お気軽に試してみてください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
3-1-3:重い場合は医療機関に頼る
「昼夜逆転の状態が非常に重い」
「発達障害の傾向が見られる」
「親とのコミュニケーションすら難しくなっている」
といった重い症状が出ている場合は、
特に、昼夜逆転の状態が重いお子さんの中には、発達障害や精神障害を持っている場合が少なくありません。
そのような場合、今後は他にもさまざまな問題を抱える可能性が高いです。
そのため、一度専門的に診断してもらい、今後の教育方法や訓練について指導を受けることが非常に重要です。
詳しくは、近隣の医療機関を検索して調べてみてください。
3-2:環境を変える方法
子どもの昼夜逆転を改善するためには、環境から変えることが有効である場合もあります。
具体的には、下記の方法です。
- 学校に問題がある場合は転校する
- 通信制高校に行く(高校生の場合)
順番に説明します。
3-2-1:学校に問題がある場合は転校する
2章で紹介したように、子どもの昼夜逆転の原因が、学校での「いじめ」「人間関係のトラブル」「勉強疲れ」「部活などでの挫折」といったものにある場合もあります。
学校でのストレスから、生活が乱れてしまうのです。
このように環境そのものが原因になっている場合は、
そのため、可能であれば転校を検討することをおすすめします。
ただし、子どもによっては、
- 昼夜逆転が習慣として身についてしまい、環境を変えるだけでは改善できない
- 学校のトラブルで深く傷ついており、心に問題を抱えている
といった場合もあります。
そのため、本当に原因は環境だけなのか、見極める必要があるのです。
難しければ、カウンセラーに相談するなど専門家を活用することをおすすめします。
3-2-2:通信制高校に行く(高校生の場合)
子どもが高校生であれば、通信制高校に行くこともおすすめします。
通信制高校とは、基本的に在宅の学習のみで、高校卒業資格が取得できる高校のことです。
慣れてきたら、近隣のスクール校(キャンパス)に通うことで友人を作ったり、職業体験したりすることも可能です。
普通高校と違い勉強は厳しくなく、お子さんが自分の将来のために好きなことや、やりたいことを見つけられるように様々なサポートが受けられます。
そのため、学校生活のストレスから昼夜逆転してしまうようなお子さんには、適した環境となっています。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
【通信制高校とは】おすすめの理由と4つの選び方まで詳しく解説
3-3:家庭でできる方法
子どもの昼夜逆転を改善するために、以下のように家庭でできることもあります。
- 子どもの昼寝を減らす
- 夜間のゲーム・スマホをやめさせる
- 食事・運動習慣を見直す
- 家庭の生活リズムを見直す
- 親子の関わり方を変える
順番に説明します。
3-3-1:子どもの昼寝を減らす
昼夜逆転する子どもの多くは、睡眠不足のために昼間に何時間も寝てしまうことがあります。
このように長時間の昼寝をしてしまうことで、夜眠れなくなり、さらに昼夜逆転を悪化させるという悪循環に陥っているのです。
そのため、
具体的には、夜の睡眠に影響しない15分、30分くらいの昼寝に調整していくようにしましょう。
ただし、子どもにこのようなしつけをしようとしても、
- 親が見ていない時間に寝てしまっている
- 学校で寝ている
ということも少なくありません。
そのため、自宅だけで指導することが難しければ、生活リズムをスタッフがしっかり整えてくれるフリースクールを活用することをおすすめします。
3-3-2:夜間のゲーム・スマホをやめさせる
子どもの昼夜逆転を改善するためには、
夜にゲーム・スマホ・ネットなどをやると
- 没頭してしまい、深夜まで使ってしまう。
- 強い刺激を受けて脳が休まらず、眠くならない
といったことから昼夜逆転しやすいからです。
そのため、夜は使用時間を決める、子どもの部屋にゲームやスマホ、パソコンなどを持ち込ませない、といったルールを作る必要があります。
ただし、このようなルールを親が勝手に作り、子どもに一方的に押し付けても、子どもは言うことを聞いてくれないことも多いです。
それどころか、余計に反発し問題行動に走る場合もあります。
そのため、
また、ルールが守れなかったときは、なぜルールが必要なのか、大事なのか子どもが理解できるように話し合い、反省を促すことも大事です。
3-3-3:食事・運動習慣を見直す
子どもの昼夜逆転の改善のためには、睡眠だけでなく、
食事の栄養バランスが悪いと、昼間に眠くなって長時間の昼寝をしてしまうことがあり、また昼間に運動していないと、身体が疲れず夜眠れない場合もあるからです。
バランスの良い栄養を食事でとり、日中疲れるまで運動することで、自然に夜に眠れるようになる場合もあるのです。
家族のサポートが必要ですので、親が忙しく実践が難しい場合は、フリースクールを活用することをおすすめします。
3-3-4:家庭の生活リズムを見直す
子どもの昼夜逆転を改善するためには、
2章でも説明したように、親や兄弟が夜遅くまで起きていたり、夜まで活動的であるために、子どもの生活リズムが乱れてしまうことが少なくないからです。
そのため、具体的には、
- 家族の帰宅時間を遅くなりすぎないようにする
- 子どもの食事や入浴の時間を早くする
- 子どもが寝る時間以降は、他の家族は静かに過ごす
- 子どもが寝る時間の少し前から、部屋を暗くしたりテレビを消して静かに過ごせるようにする
といった工夫をしてみてください。
また、子どもを早起きさせるより、「早寝させる」工夫をすることをおすすめします。
睡眠時間が足りていれば、子どもは自然に起きるようになるからです。
3-3-5:親子の関わり方を変える
子どもの昼夜逆転を改善するためには、
2章で説明したように、子どもの生活が昼夜逆転してしまう原因の根本に、親子関係の問題がある場合が多いからです。
つまり、親子関係に問題があるため、子どもが「満たされない」「愛情不足」「寂しい」といった気持ちを蓄積し、
- スマホやゲームに没頭して昼夜逆転する
- 傷つきやすくなり、悩みが気になって眠れない
- ストレスを溜めやすくなり、ストレスから眠れない
といったことになってしまうのです。
このような場合は、親子の関わり方を変えて、子どもが「満たされている」「ありのままを認めてもらえている」と思えるようになることが大事です。
親子関係が安心できるものになり、子どもが家庭で心からリラックスできるようになれば、心の問題も解決され昼夜逆転も治っていくことがあります。
そのためには、
- 子どものありのままを認めてあげる
- 子どもとしっかり向き合って話す時間を増やす
- 子どもの行動、言動に過干渉したり、否定的、抑圧的な関わり方をやめる
といったことが大事です。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【すぐ実践できる】子どもとのコミュニケーションでやるべき7つの事
ここまで、子どもの昼夜逆転を改善するための方法を説明してきましたが、昼夜逆転を改善するためには避けるべきこともありますので、最後に説明します。
4章:子どもの昼夜逆転を改善するために避けるべきこと
子どもの昼夜逆転を改善するためには、以下のようなことは避けてください。
- 無理やり早寝早起きに変えさせる
- 悪い習慣にペナルティを課す
- 放置する
- 家庭だけで解決しようと無理する
順番に説明します。
4-1:無理やり早寝早起きに変えさせる
子どもの昼夜逆転を改善するためには、無理やり早寝早起きに変えさせることは避けるべきです。
無理やり早寝早起きにしようとしても、生活リズムはすぐには変えられないものだからです。
むしろ、子どもに早寝早起きという行動を強制することによって、子どもが反発し余計に言うことを聞かなくなることもあります。
昼夜逆転の原因が親子関係にあり、子どもの心に不満が溜まっている場合、早寝早起きを強制することで親子関係が悪化する可能性も高いです。
そのため、
「子どもが言うことを聞かず、厳しく関わらないと昼夜逆転を改善できない」
という場合は、カウンセラーやフリースクールを活用してください。
4-2:悪い習慣にペナルティを課す
子どもの昼夜逆転を改善するためには、子どもの行動にペナルティを課すようなことも避けるべきです。
具体的には、
- ゲームやスマホを取り上げる、解約したり処分したりする
- 遅い時間に起きていると、厳しく接する怒鳴りつける
- 暴力、暴言や抑圧的な行為によって、子供を脅かして従わせようとする
といった行為は避けてください。
このような行動をすれば、一時的には子どもが言うことを聞いてくれるかもしれません。
しかし、親子関係は悪化し子どもに嫌われるようになりますし、子どもは親への不満を溜めて、不登校・引きこもりや非行といった問題行動に走ってしまいます。
これらの問題行動に走れば、改善するのはさらに難しくなります。
そのため、
4-3:放置する
子どもの昼夜逆転を、
「放っておけば自然に治るだろう」
「自分の力で改善させよう」
などと考えて、放置することも避けるべきです。
また、子どもからすれば、「親は自分のことはどうでも良いのかもしれない」「親から見放されている」と感じて、不満を溜める原因にもなります。
過干渉することも避けるべきですが、放置してしまうのも避けるべきなのです。
適度な距離感で子どもをサポートすることが難しければ、専門家に頼ることをおすすめします。
4-4:家庭だけで解決しようと無理する
子どもの昼夜逆転は、家庭だけで解決しようとして無理しないようにしてください。
親が子どもとの関わり方、育て方で疲れ果ててしまうと、それが子どもにも伝わり、親子関係が悪化する原因になります。
そのため、無理して親だけで抱え込まず、気軽に専門家に相談するようにしてみてください。
昼夜逆転を改善する上でおすすめしたいのが、フリースクールの伊藤幸弘塾です。
遠方のお子さんでも利用できますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
- スマホ・ゲーム依存
- 家庭の状況や生活リズム
- 子どもの心身の不調
- 親子関係からの問題
- 学校での問題
- 発達障害
- フリースクールを活用する
- カウンセリングを利用する
- 重い場合は医療機関に頼る
- 学校に問題がある場合は転校する
- 通信制高校に行く(高校生の場合)
- 子どもの昼寝を減らす
- 夜間のゲーム・スマホをやめさせる
- 食事・運動習慣を見直す
- 家庭の生活リズムを見直す
- 親子の関わり方を変える
- 無理やり早寝早起きに変えさせる
- 悪い習慣にペナルティを課す
- 放置する
- 家庭だけで解決しようと無理する
この記事を参考に、ぜひできることから実践してみてください。
【この記事で紹介した専門家・相談先】
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