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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
ネットが非常に身近になった最近では、子どもも大人もネット依存状態になっている人が非常に多くなっています。
特に子供は、大人のように自分の理性でうまく抑制することができず、いつの間にか重い依存状態になっていることが少なくありません。
しかし、
そこでこの記事では、まずは子どものネット依存がどういう状態か簡単に説明し、それからネット依存による悪影響を説明します。
そして、ネット依存になる根本的な原因と、具体的な対処法を詳しく紹介します。
ぜひ知りたいところから読んで、これからの行動の参考にしてください。
- この記事の目次
-
- 1章:子どものネット依存の症状とは
- 1-1:まずはネット依存かチェックしよう
- 1-2:子どものネット依存は改善できる
- 2章:ネット依存による子どもの心身への悪影響
- 2-1:勉強に遅れるようになる
- 2-2:外で遊ばず体力低下
- 2-3:肥満、視力低下、頭痛など身体への影響
- 2-4:他のことへの興味関心を失う
- 2-5:リアルな人間関係が苦手になる
- 2-6:生活リズムが乱れる、睡眠障害になる
- 2-7:注意力、集中力が失われる
- 2-8:ネット上でトラブルに巻き込まれる
- 2-9:ゲームに高額課金してしまう
- 3章:子どものネット依存の原因
- 3-1:子どものネット依存の原因はネットが身近にあることだけじゃない
- 3-2:子どもがネット依存する社会的な原因
- 3-3:子どものネット依存の原因とある親子関係
- 4章:子どものネット依存を解決するための9の対処法
- 4-1:ネット依存を専門家を利用して解決する方法
- 4-1-1:ネット教育をしてくれるフリースクールを利用する
- 4-1-2:専門のカウンセリングを受ける
- 4-1-3:専門の医療機関にかかる
- 4-2:ネット依存を家庭で改善する方法
- 4-2-1:時間制限のアプリ・ツールを入れる
- 4-2-2:親子で話し合ってルールを作る
- 4-2-3:その他の楽しいことを親子で見つける、つくる
- 4-2-4:少しずつ習慣を変えていく
- 4-2-5:ネットを物理的に遠ざける工夫をする
- 4-2-6:親も一緒に利用制限する
- まとめ
1章:子どものネット依存の症状とは
それでは、まずは子どものネット依存とは、どういう状態なのか説明していきます。
ネット依存による具体的な悪影響から知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:まずはネット依存かチェックしよう
それでは、まずはお子さんがネット依存状態にあるのかどうか、簡単にチェックしてみましょう。
- スマホやパソコン、ゲーム機などのデジタルデバイスを常に触ってしまう
- ネット環境がない時間が続くと落ち着かなくなる
- ネット依存状態を自分でも改善したいと思っているのに、利用をやめられない
- ネットの使い過ぎで「成績低下」「日中の居眠り」「学校を休む」など生活への悪影響が出ている
これらに1つでも当てはまる場合は、お子さんはネット依存状態にあると言えるでしょう。
厚生労働省の調査によると、現代の子ども、特に中高生の多くは、ネットを長時間利用するようになっていることが分かっています。
調査時に、直近30日間のネット使用時間を調査したところ、下記のような結果が出ています。
- 中学3年生の9.9%、高校3年生の17.2%が平日でも5時間ネットを使っている
- 中学3年生の18.7%、高校3年生の27.3%が休日に5時間以上ネットを使っている
※厚生労働省「飲酒や喫煙等の実態調査と生活習慣病予防のための減酒の効果的な介入方法の開発に関する研究」平成29年度 総括・分担研究報告書
このように、
そのため、もしお子さんの状態が、上記のチェックリストに当てはまらなくても、それで安心というわけにはいきません。
どのようなお子さんでも、今ではネット依存に陥りやすい社会になっているのです。
1-2:子どものネット依存は改善できる
「うちの子どももネット依存状態だろう」と心配になってしまったかもしれませんが、心配し過ぎる必要はありません。
依存状態というのは、やめたいと思っていても、自分の力ではやめられなくなっている状態のことです。
インターネットやゲーム、スマホは、アルコールやギャンブルなど大人の依存と同じくらい、利用者を依存状態にしてしまうことが分かっています。
そのため、大人で重い依存状態になると改善が難しくなってしまうのですが、子どもはまだ大人の依存ほど問題が長期化していないため、改善しやすいです。
また、症状が重ければ医療機関がありますし、軽い状態ならカウンセリングやフリースクールを活用することもできます。
さまざまな機関を活用することができるため、お子さんに合った場所で円滑に解決を目指すことができるのです。
相談先について具体的には4章で紹介しますが、その前に、ネット依存による子どもへの悪影響を説明します。
2章:ネット依存による子どもの心身への悪影響
子どもがネット依存状態になってしまうと、下記のようにさまざまな心身や生活への悪影響が出てしまいます。
- 勉強に遅れるようになる
- 外で遊ばず体力低下
- 肥満、視力低下、頭痛など身体への影響
- 他のことへの興味関心を失う
- リアルな人間関係が苦手になる
- 生活リズムが乱れる、睡眠障害になる
- 注意力、集中力が失われる
- ネット上でトラブルに巻き込まれる
- ゲームに高額課金してしまう
あなたのお子さんにも、すでに出ている症状や、これから出る可能性が高いものがあるかもしれませんので、チェックしてみてください。
順番に説明します。
子どものネット依存の根本にある原因から知りたい場合は、3章からお読みください。
2-1:勉強に遅れるようになる
子どものネット依存の悪影響の1つは、勉強に遅れることです。
ネットに依存することで、
- 家での勉強にあてられる時間が減ってしまう
- ネットがやめられず塾を休む
- 集中力がなくなる
- 勉強中もネットが気になり、スマホやパソコンを頻繁に使ってしまう
などの状態になるからです。
特に、
そのため、本当は使ってはいけない場所や時間、例えば学校や塾の授業中でも使ってしまい、その結果勉強ができなくなっていくのです。
たとえ「今はネット依存気味でも勉強についていけている」という状態でも、依存状態が悪化して今後は勉強に遅れてしまう可能性もあります。
そのため、子どものためにも、できれば症状が軽いうちからネットと正しく付き合えるように、行動を変えていくことが大事です。
詳しくは、4章で説明しています。
2-2:外で遊ばず体力低下
子どもがネット依存になると
「ネットばかり見る」
「余暇時間はゲームやスマホばかり」
といったことになり、
特に、もともと外で遊ぶのが好きではないお子さんや、友人が少ないお子さんは、ネットにはまってしまうことが多いです。
ネットは一人でもできますし、直接対面せず人と交流できるからです。
体力が低下すると、
- さらに外で遊ばなくなる
- 学校生活でも疲れを感じやすくなる
- 身体を動かすのが嫌で、さらにネット依存する悪循環にはまる
- 身体を動かしたくないために、引きこもりになっていく
などの悪影響もありますので、早期の改善が大事です。
2-3:肥満、視力低下、頭痛など身体への影響
前述のようにネットに依存すると、子どもは身体を動かすことを嫌がり、長時間体を動かさないのが当たり前になってしまうことも多いです。
一方で、近い距離でディスプレイを見続けることにもなるため、下記のような身体への悪影響が出てきます。
- 肥満になる
- 視力が低下する
- 頭痛持ちになる
肥満になると、子どもは「動きたくなくなる」「周りから悪口を言われる」などの理由から、さらにネットに依存していくこともあります。
また、視力の低下や頭痛は、勉強や学校生活の悪影響にもなり、不登校にも繋がりかねません。
2-4:他のことへの興味関心を失う
ネットに依存すると、YouTubeやSNS、ゲームなど、ネットから強い刺激を受け続けることで、現実社会に起きることなどに興味関心を失ってしまうという悪影響もあります。
ネットには、
- SNSを使えば人と交流でき、寂しさも紛らわせられる
- 見たことのない新しい情報やコンテンツが豊富にあり、飽きずに利用し続けられる
といった便利な特徴があります。
そのため、
しかし、子どももいつかは社会に出て、現実の中で生活しなければなりません。
その現実に興味が持てないと、社会に出る上で障害になり、引きこもりになってしまうこともあります。
そのため、ネット依存から脱して現実に興味関心が持てるように、生活を変えていく必要があるのです。
2-5:リアルな人間関係が苦手になる
子どもがネット依存になると、リアルな人間関係が苦手になるという悪影響があります。
ネット上でも人と関わることはありますが、それは、
- 顔を出ささない
- 声を出さない、文字だけでの交流
- 仮想的な人格を通じての関わり
- 特定のノリの単調なコミュニケーション
といったものであり、現実の人間関係や、コミュニケーションの取り方とは違うものです。
リアルな人間関係は、さまざまなイレギュラーな対応が必要だったり、複雑な関係性の中でコミュニケーションを取らなければいけなかったりするため、デジタルの世界とは違う力が求められます。
どちらもバランスよく行うならまだしも、
2-6:生活リズムが乱れる、睡眠障害になる
子どもがネット依存になると、生活リズムが乱れる場合も少なくありません。
具体的には、
- 深夜までネットをやめられず、睡眠不足になる
- 寝る直前までネットを使っているため、布団に入っても眠れなくなる(睡眠障害)
- 朝スッキリ起きられず、不登校になる
- 昼夜逆転して普通の学校生活が送れなくなる
といったことがあります。
子どもの場合、生活リズムが乱れると学校生活にも影響します。
そのため、ネット依存で生活が乱れると、遅刻、欠席が増えてしまいます。
一度不登校になると、復帰には長い時間がかかる場合が少なくありません。
そのため、生活の乱れが見られるなら、早めに対処する必要があります。
2-7:注意力、集中力が失われる
子どもがネットに依存すると、注意力や集中力が失われてしまうという悪影響もあります。
実際、ネットの利用によって、注意力、集中力が失われてしまうという研究結果が存在するのです。
そもそも、人間の脳は、常に新しい情報を求めるものであるため、膨大な情報をすぐに得られる状態にあると、常にその情報に注意力が奪われ、気が散ってしまうものであるようです。
現実の生活では、それほど新しい情報が得られることはありませんが、ネットにはそれこそ無限に情報があります。
あなたも、「SNSの新しい投稿や話題」「ネットニュース」「オンラインゲームのイベント」などがよく気になって、無意識にネットを見てしまう経験があるのではないでしょうか。
そして繰り返し使ううちに、常にネットが気になり、注意力が奪われ、目の前のことに集中できない状態になってしまうのです。
子どもの場合、
- 勉強に集中できない
- 対面で人と長時間コミュニケーションが取れない
- 落ち着きがない
といった状態にもなります。
これでは、正常な学力やコミュニケーション力を身に付ける上でも障害になってしまうのです。
2-8:ネット上でトラブルに巻き込まれる
子どもは、ネット依存になることで、ネット上でのトラブルに巻き込まれやすくなります。
例えば、
- ネット上で知らない人から攻撃的な対応を受け傷つく
- トラブルの加害者になり損害賠償請求される
- ネットを通じてのいじめの被害者、加害者になる
- ネットで出会った知らない人に会いに行ってしまう
- 個人情報を出してしまい、ネット上に拡散される、性被害にあう
などさまざまなトラブルがあり得ます。
特にネット・ネットのリテラシーが低い子どもは、トラブルに遭うことが少なくありません。
親や先生の目が届きにくいこともあり、知らないうちに大きなトラブルになっていることもあるのです。
子どもが事件に巻き込まれないようにするためにも、依存的な状態は改善して、ネットとうまく距離を取って付き合えるようにしなければなりません。
2-9:ゲームに高額課金してしまう
ネット依存の子どもは、ゲーム依存になることが少なくありません。
そのため、ネット・ゲームに依存して使い過ぎるうちに、高額課金してしまうこともあるようです。
最近では、ゲーム内でレベルアップしたりクリアするために、課金してアイテムを購入しなければならないものも多くあります。
そのため、
- ネットにハマるうちに、勝手に親のクレジットカードを使って課金する
- 親のお金で何十万円、何百万円と課金し、高額の請求が来てから親が気づく
などのケースもあるのです。
ネットの一部は、ギャンブルに近い多くの要素を持っており、ギャンブルにハマるのと同じようにどんどんお金を使ってしまうことがあるようです。
そのため
子どものゲーム依存については、以下の記事で詳しく解説しています。
【子どものゲーム依存は解決可能】すぐできる7つの対処法を徹底解説
このようにネットに依存してしまうと、子どもの心身や生活、金銭的にも多くの悪影響受けてしまいます。
ネットは確かに便利ですが、うまくコントロールして使わせないと、お子さんの人生を左右する大きな問題に発展し得るのです。
「なんで子どもがネットに依存してしまうんだろう?」という疑問もあるかもしれませんので、次に子どもがネットに依存してしまう原因について詳しく説明します。
3章:子どものネット依存の原因
それではこれから、子どもがネット依存してしまう、根本にある原因について説明します。
具体的な対処法を知りたい場合は、4章からお読みください。
3-1:子どものネット依存の原因はネットが身近にあることだけじゃない
子どものネット依存の直接の原因になっているのは、多くの人がスマホやパソコン、ゲーム機を持ち、ネット環境が身近にあることです。
前述のように、ネット環境が身近にあると、日常的に長時間利用するうちに常に気になるようになり、ネット依存の悪循環にはまってしまうからです。
しかし、子どものネット依存の場合は、これだけが原因ではない場合もあります。
具体的には、
- 社会的な変化
- 親子関係の問題
にもネット依存する原因があるのです。
3-2:子どもがネット依存する社会的な原因
現代の日本社会では核家族が増え、両親も共働きが増えました。
少子化で兄弟姉妹も減り、昔のように「地域で育てる」という慣習も多くの地域でなくなってしまいました。
そのため、身近にお世話してくれる大人や、遊び相手が少なくなっているという状況があるのです。
現実の生活の中にかまってくれる人が少ないと、子どもは身近にあるネット環境を使って、暇な時間を潰し寂しい気持ちを埋めようとしてしまいます。
スマホやゲーム機を持っていれば、どこでもネットに接続して遊んだり、暇をつぶすことができます。
そのため、
親としても、忙しいと子どもの相手をする余裕がなく、ついスマホやゲーム機を与えてしまうことがあるのではないでしょうか。
このように、社会の大きな変化を見ると、子どもがネット依存しやすくなっていることが分かります。
3-3:子どものネット依存の原因とある親子関係
子どもがネットに依存してしまう原因に、親子関係の問題もあります。
例えば、家庭に下記のような問題がある場合、子どもは親と安心して関わることができず、ネットの世界に居場所を求めてしまうことがあります。
- 教育熱心すぎる
- 親が厳しすぎる、過干渉
- 両親の不仲
- 多忙で子供に構っていない
- 虐待や放置(ネグレクト)
- 親の失業、貧困
- 両親の問題行動(アルコールやギャンブル依存、家に帰らない、反社会的行為など)
このように、
親子関係に問題を抱える子どもは、「精神的に不安定」「神経質」「傷つきやすい」といった心の問題を抱える場合も多く、
- ネット依存から不登校・引きこもりや非行などの問題行動
- ネット上でのトラブル
といったさらなる問題にも繋がりかねません。
このような親子関係の問題がある場合は、ネット依存そのものだけでなく、親子関係から問題を解決していくことが必要です。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
ここまで解説してきたように、子どものネット依存には複数の原因があります。
そのため、
そこで次に、子どものネット依存を解決するための具体的な対処法を説明します。
4章:子どものネット依存を解決するための9の対処法
これから、子どものネット依存を解決するために、やるべき具体的な対処法を紹介します。
ただし、結論から言えば、ネット依存だからと言って、「ネットを一切禁止にする」「スマホやゲーム機を取り上げる、解約する」といった厳しいことをやらないようにしてください。
これらの方法は、逆効果になることもあるからです。
また、家庭だけで対処すると子どもの反発を招き、親子関係の悪化から子どもの問題行動に繋がる場合もあります。
そのため、早い段階でこれから紹介する専門家に、相談することをおすすめします。
それでは、ネット依存が重い場合の対処法から説明します。
4-1:ネット依存を専門家を利用して解決する方法
「ネット依存の状態が重い」
「家庭だけで対処するのは難しい」
「ネット依存を確実に解決したい」
といった場合は、専門家に相談することをおすすめします。
具体的には下記の通りです。
- ネット教育をしてくれるフリースクールを利用する
- 専門のカウンセリングを受ける
- 専門の医療機関にかかる
順番に説明します。
4-1-1:ネット教育をしてくれるフリースクールを利用する
最初におすすめしたいのは、ネット・ゲーム教育をしてくれるフリースクールを利用することです。
フリースクールとは、不登校・引きこもりなどの問題を抱えたお子さんを、預けることができる民間施設のことです。
子どもがネット依存の場合におすすめしたいフリースクールが、伊藤幸弘塾です。
伊藤幸弘塾では、
- ネット環境(ゲームやスマホ)を適切に使えるような教育
- ゲームやスマホを専用のボックスに入れて、特定の時間帯だけ利用できるルール
- 全寮制の生活で乱れた生活全般から整える
- 小学生から高校生までの子どもたちとの共同生活で、リアルな人間関係を学ぶ
といったことができるからです。
家庭だけでは、ネット依存を改善するための適切な方法がわからなかったり、親が見ていないところでゲームやスマホを使うようになったりすることがあります。
そのため、
伊藤幸弘塾について、詳しくは下記の公式HPをご覧ください。
4-1-2:専門のカウンセリングを受ける
子どものネット依存を改善するためには、専門のカウンセリングを受けることもおすすめします。
3章で説明したように、ネット依存の子どもの中には、
- 親子関係の問題からネットに現実逃避している
- 親子関係の問題から心に問題を抱えていて、問題行動の1つとしてネット依存が現れている
といった場合も少なくありません。
このような子どもの場合は、
しかし親子関係の問題は、これまでの親子の関わり方に原因がある以上、家庭だけで改善していくことが難しいです。
そのため子どもとの関わり方について、親子関係の専門家からカウンセリングを受けることが非常に有効なのです。
そこでおすすめなのが、親子関係に問題を抱える子どもや、問題行動に走る子どもを専門としているカウンセラーの内藤佑先生です。
内藤先生は元警察官で、さまざまな問題行動を持つ子どもと関わってきた経験があり、延べ3000人の子どもの相談にのってきました。
現在は、不登校・非行専門のカウンセラーとして、「リベラルコーチング」というカウンセリングサービスを通じて、多くの子どもの問題行動を改善しています。
これは、内藤先生が多くの子どもと接する中で作ってきた、子どもたちの悩み、不安を解決し、夢や目標に向かって前向きに生活できるようにサポートする手法です。
リベラルコーチングを受けることで、
- 子どもの登校拒否の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
基本的に親とカウンセリングするため、子どもへの負担はなく気軽に行うことができます。
また、LINEやメールの文章の添削も、内藤先生自身が行っているため、LINE・メールを通じて子どもの状態を改善していくことが可能なのです。
初回相談は無料ですので、お気軽に試してみてください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
4-1-3:専門の医療機関にかかる
「ネット依存の状態が非常に重い」
「発達障害の傾向が見られる」
「親とのコミュニケーションすら難しくなっている」
といった
特に、ネット依存が重いお子さんの中には、発達障害や精神疾患を持っている場合が少なくありません。
そのような場合、今後はネット依存に限らないさまざまな問題を抱える可能性も高いです。
そのため、一度専門的に診断してもらい、今後の教育方法や訓練について指導を受けることが非常に重要です。
詳しくは近隣の医療機関を検索して調べてみてください。
4-2:ネット依存を家庭で改善する方法
ネット依存の状態が比較的軽い場合は、家庭だけで下記のことを実践することで、改善できる場合もあります。
- 時間制限のアプリ・ツールを入れる
- 親子で話し合ってルールを作る
- その他の楽しいことを親子で見つける、つくる
- 少しずつ習慣を変えていく
- ネットを物理的に遠ざける工夫をする
- 親も一緒に利用制限する
順番に説明します。
4-2-1:時間制限のアプリ・ツールを入れる
ネット依存の改善のためには、スマホに入れることができる利用制限用のアプリや、設定機能を利用することをおすすめします。
アプリの中には、
- 特定のアプリを特定の時間帯だけ制限する
- 夜間のネットの利用を制限する
- 利用制限するほど達成感が得られ、利用制限が続きやすい仕組みがある
といったものがあります。
スマホを利用制限できるアプリの代表的なものに、以下のものがあります。
- Detox:電話以外の機能を利用制限する(android)
- Forest:ネットを触らないほど、アプリ内の「木」が育つ(android、iPhone)
- UBhind:アプリの利用制限や、アプリごとの利用時間が記録される(android、iPhone)
- Moment:登録したメンバー(家族など)のネットの利用時間を確認したり、利用時間の制限ができる(iPhone)
また、スマホによっては、最初から特定のアプリ、特定の時間の利用制限ができる機能が入っている場合もありますので、「スマホ名+利用時間制限」などで検索してみてください。
パソコンの場合は、Windowsであればマイクロソフト社のアカウントを作り、「ファミリー機能」を利用することで、子どもが利用する時だけ、
- 利用時間を制限する
- 特定のアプリ、ゲームを使えないようにする
- 子どもに不適切なコンテンツは表示されないようにする
といったことが可能になります。
詳しくはマイクロソフト社のHPをご覧ください。
Windows 10 でペアレンタル コントロールを設定する方法
4-2-2:親子で話し合ってルールを作る
ネット依存の程度が軽いのであれば、親子でしっかり話し合ってルールを作ることも大事です。
たとえば以下のようなものです。
- 〇時から〇時まではネットを使わない
- 布団の中にはネットを持ち込まない
- ネットを触って良いのは1日〇時間まで
- 〇分お手伝いや勉強をしたら〇分ネットを使って良い
話し合った上でルールを決めれば、一方的にルールを押し付けるよりも、子どもはルールを守りやすいです。
また、
逆に、
- ネットを一切使わせない
- ルールを親が勝手に作って押し付ける
- ネットを解約する
などの厳しい対応をしてしまうと、お子さんは隠れてネットを使うようになったり、別の問題行動に走ってしまう場合がありますので、注意してください。
4-2-3:その他の楽しいことを親子で見つける、つくる
ネット依存を改善するためには、ネットの外にある現実の世界に、楽しいことを見つけることも大事です。
そのため、
3章で説明したように、子どものネット依存は、現実の世界で「友達や兄弟のような遊び相手がいない」「親が構ってくれなくて寂しい」などの問題から生まれている場合もあります。
そのため、親がもっと構ってあげたり、一緒にどこかに出かけることが増えれば、改善されることもあるのです。
「忙しくて余裕がない」という場合もあるかもしれませんが、子どもの将来のためにも、可能な範囲で検討してみてください。
4-2-4:少しずつ習慣を変えていく
子どものネット依存を改善するためには、少しずつ子どもの習慣を変えていくことが大事です。
子どもがネット依存状態であることが分かると、親御さんによっては、
- ネットをいきなりやめさせようとする
- 一気に生活を変えさせようとする
という場合があります。
しかし、家庭だけでこのような実践をしようとすれば、親子関係が悪くなったり、お子さんから強く反発される場合も多いです。
そのためには、少しずつ習慣を変えることが大事ですし、徐々に習慣を変えていけるようにフリースクールに相談してみることをおすすめします。
4-2-5:ネットを物理的に遠ざける工夫をする
ネットは身近にあり、また使う機会も多くあるため、「ついつい手を伸ばしてしまう」状態から抜け出せないものです。
しかし、ネットを使えるスマホなどの機器を自分から物理的に遠ざけることで、手に取る回数が減り、軽い依存なら改善できるようです。
そのため、子どものネット依存を改善するためには、下記のようなことも試す価値があります。
- ネット環境に接続できる機器は、家の中ではリビングだけで使う(子供部屋に持ち込まない)
- 勉強中は親が預かる、決めた箱の中に入れて見えないようにする
- スマホやゲームを閉じ込める専用のBOXを利用する(タイムロックコンテナなど)
4-2-6:親も一緒に利用制限する
現代では、大人でも「常にスマホをチェックしている」「家で家族と一緒の時もスマホやパソコンを見続けてしまう」という軽いネット依存状態の人が少なくありません。
このように親がネットに依存していると、子どもは、
- 親がネットばかり見ていて寂しいため、自分もネットを使う
- 親がネット依存しているため、ネットばかり見ているのが当たり前だと思ってしまう
という場合があるのです。
親自身にもネット依存の自覚がある場合は、子どもと一緒にネットの利用制限をしたり、同じルールを守るようにしてみましょう。
親が実践しているのを見せることで、子どもにもいい影響を与えることができるはずです。
ここまで紹介したような方法で改善が難しければ、ネット依存の改善にも力を入れているフリースクールを利用してみましょう。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
【不登校・引きこもりにおすすめ】フリースクール伊藤塾の8つの特徴
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
- 勉強に遅れるようになる
- 外で遊ばず体力低下
- 肥満、視力低下、頭痛など身体への影響
- 他のことへの興味関心を失う
- リアルな人間関係が苦手になる
- 生活リズムが乱れる、睡眠障害になる
- 注意力、集中力が失われる
- ネット上でトラブルに巻き込まれる
- ゲームなどに高額課金してしまう
- ネット環境が身近にあること
- 核家族化、地域社会の繋がりの衰退などの社会的な変化
- 親子関係の問題
- スマホ・ネット教育をしてくれるフリースクールを利用する
- 専門のカウンセリングを受ける
- 専門の医療機関にかかる
- 時間制限のアプリ・ツールを入れる
- 親子で話し合ってルールを作る
- その他の楽しいことを親子で見つける、つくる
- 少しずつ習慣を変えていく
- スマホを物理的に遠ざける工夫をする
- 親も一緒に利用制限する
ぜひできることから試してみてください。
【この記事で紹介した専門家・相談先】
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