あなたは
「
「
「
などの疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
お子さんが不登校や引きこもりになってしまうと、学校の勉強に遅れてしまわないか不安になりますよね。
結論から言うと
この記事では
- 不登校や引きこもりの子が、勉強の遅れを取り戻すことのメリット
- 勉強の遅れを取り戻すために、お勧めの学習方法とそのメリット・デメリット
について解説していきます。
また、お子さんに合った学習方法が簡単に分かるフローチャートも紹介していきますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
ぜひ、この記事を読んで、お子さんに合った学習方法を見つけ、今後の学習に活かしていただければと思います。
- この記事の目次
-
- 1章:不登校・引きこもりでも勉強の遅れは取り戻せる
- 1-1:不登校児童生徒は年々増加しており、勉強の遅れに不安を持つ子も多い
- 1-2:学校の勉強はゆっくり進むため遅れを取り戻すことは可能
- 1-2-1:学校では集団学習のため勉強の進むペースが遅い
- 1-2-2:自分で勉強する場合は主要科目のみに集中できる
- 2章:不登校・引きこもりの子が勉強の遅れを取り戻すメリット3つ
- 2-1:自分に自信がつく
- 2-2:復学や進学のきっかけとなる
- 2-3:将来の選択肢が増える
- 3章:【フローチャートで選べる】不登校・引きこもりの子にお勧めの学習方法8つとそのメリットデメリット
- 3-1:フローチャートで選べるお子さんにお勧めの学習方法
- 3-2:家庭教師
- 3-3:個別指導塾
- 3-4:集団指導塾
- 3-5:フリースクール
- 3-6:オンライン家庭教師
- 3-7:ネットスクール
- 3-8:オンライン教材
- 3-9:学習支援アプリ
- まとめ
1章:不登校・引きこもりでも勉強の遅れは取り戻せる
まず始めにお伝えしたいことは、
不登校や引きこもりのお子さんを持つ多くの親御さんが、わが子の勉強が遅れないかという不安を抱えています。
しかし、この章で解説していくように、実は勉強の遅れを取り戻すことは難しいことではありません。
そして、
このメリットについては、2章で詳しく解説していきます。
まず、この1章では、勉強に不安をもつ不登校のお子さんの現状と、なぜ勉強の遅れを取り戻すことが可能なのか、その理由についてお伝えしていきます。
1-1:不登校児童生徒は年々増加しており、勉強の遅れに不安を持つ子も多い
文部科学省が、令和2年に公表した調査結果(※1)によると、令和元年度の小学生の不登校児童数は53,350人、中学生の不登校生徒数は127,922人でした。
これは、それぞれ児童生徒数全体の0.8%と3.9%に当たり、小学生では約125人に1人、中学生では約25人に1人が不登校という結果になっています。
つまり、小学生なら学年に1人、中学生ならクラスに1人以上は、不登校のお子さんがいるということになります。
そしてこの割合は、平成24年度から7年連続で増加しています。
さらに、この調査結果によると、
※1「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」より
つまり、不登校のお子さんの中には、元々勉強に対して苦手意識を持っている子も多いのです。
そして、不登校の理由が学業の不振ではなかったとしても、学校に行かない期間が長くなると、勉強の遅れに不安を持つお子さんも多くなります。
こうなると、学校に復帰したとしても、
「
という悪循環に陥ってしまう可能性もあります。
では、不登校や引きこもりのお子さんが、勉強の遅れを取り戻すことは難しいのでしょうか。
実は先ほどお伝えしたように、勉強の遅れを取り戻すことは、そんなに難しいことではありません。
その理由を、次に解説していきます。
1-2:学校の勉強はゆっくり進むため遅れを取り戻すことは可能
先ほど、不登校や引きこもりのお子さんが、勉強の遅れを取り戻すことは、そこまで難しいことではないとお伝えしました。
その理由とは、主に以下の2点です。
- 学校では集団学習のため、勉強の進むペースが遅い
- 自分で勉強する場合、主要科目のみに集中できる
では、それぞれ解説していきます。
1-2-1:学校では集団学習のため勉強の進むペースが遅い
学校の授業は、基本的に集団学習になります。
そのため、生徒間での理解度に差が出てきた時には、理解に時間がかかる子に合わせたペースで学習していくことになります。
結果として、学校の授業は、ゆっくり丁寧に進んでいくことになります。
一方、自分で勉強する場合は、自分が理解できているところはどんどん進んでいけます。
そのため実は、
学校の授業はゆっくり進み、個人で勉強する場合は早いペースで学習できる、その結果、個人差はありますが、学習を続けていけばいつかは学校の勉強に追いつくことが出来ます。
1-2-2:自分で勉強する場合は主要科目のみに集中できる
学校では、主要科目(いわいる五教科七科目)以外にも、体育や音楽、家庭科などの授業が行われています。
そのため、主要科目の授業時間は限られており、その中で勉強が進んでいくことになります。
一方、自分で勉強する場合は、主要科目のみに集中することが出来るので、学校で授業を受けるよりも多くの時間を主要科目の学習に充てることが出来ます。
その結果、学校で授業を受けるよりも多くの時間を使って学習ができるので、個人で勉強をしていれば学校の勉強に追いつくことが出来ます。
いかがでしょうか。
ここまでお伝えしてきたように
- 学校では集団学習のため、勉強の進むペースが遅い
- 自分で勉強する場合、主要科目のみに集中できる
という理由があるため、
しかし、そうはいっても、学校に行かず一人で計画的に勉強を続けていくのは、難しいこともあるでしょう。
そんなお子さんのために3章では、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法について解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
ここまで、不登校や引きこもりのお子さんが、勉強の遅れを取り戻すことは難しいことではないと、お伝えしてきました。
そして実は、
次章では、不登校や引きこもりのお子さんが、勉強の遅れを取り戻すことで得られるメリットについてお伝えしていきます。
2章:不登校・引きこもりの子が勉強の遅れを取り戻すメリット3つ
1章では、不登校や引きこもりのお子さんでも、勉強の遅れを取り戻すことは難しいことではないとお伝えしました。
しかし、実は勉強をすることで得られるメリットは、他にもあります。
この2章では、勉強の遅れを取り戻すことで得られる、その他のメリットについて解説していきます。
そのメリットとは、大きく分けて以下の3つです。
- 自分に自信がつき、前向きになれる
- 復学や進学のきっかけとなる
- 将来の選択肢が増える
では、一つ一つ見ていきましょう。
2-1:自分に自信がつく
勉強の遅れを取り戻すことで得られるメリットとして、自分に自信がつき、前向きになれるということが挙げられます。
不登校や引きこもりのお子さんは、その現状に強いストレスを抱き、「自分なんてダメだ」と自己肯定感が低くなっている場合も多くあります。
そんなお子さんが、自分でしっかり勉強して遅れを取り戻していくことで
「自分にも出来ることがある」
「やれば出来る」
と実感することができ、自分に自信をつけることができます。
2-2:復学や進学のきっかけとなる
次に、
勉強を始めると、お子さん自身が分からないところをさらに知りたいと思うようになったり、学校で授業を受けてみたいという気持ちになる場合があります。
もし、お子さんがそのような気持ちになったら、それは復学のチャンスになります。
また、勉強を続けていくことで、自分の興味のある分野が分かり、進学のモチベーションに繋がることもあります。
今は不登校でも、高校や大学に進学できる時代です。
(詳しくはコチラ → 不登校・引きこもりの子供の将来は?高校・大学進学から就職まで解説)
2-3:将来の選択肢が増える
最後に、勉強することで得られるメリットとして、将来の選択肢が広がるということが挙げられます。
勉強をしなくても生きていくことはできますが、中卒よりも高卒、高卒よりも大卒の方が、就職などの選択肢が増える場合があります。
また、小学校中学校の勉強の知識は、そのまま社会で必要な知識である場合が多く、その意味でも勉強をしておくことはとても大事なことと言えます。
また、2-2でも触れたように、勉強していく中で自分の興味のある分野が見つかると、それが将来の夢に繋がり、自分の将来を前向きに考えていくためのモチベーションとなる可能性があります。
いかがでしょうか。
この章では、勉強することで得られるメリットについて解説してきました。
不登校や引きこもりの子が勉強することは、
しかしながら、不登校や引きこもりのお子さんは
- 自分が学校の勉強からどれくらい遅れているのか?
- どんなペースで学習していけばいいのか?
分からない場合も多いと思います。
また、不登校のお子さんに限らず、小学生や中学生のお子さんが自分で学習の計画を立てたり、自分だけの力で勉強を継続していくのは難しいかもしれません。
そこで、次章では、実際に不登校や引きこもりのお子さんが、勉強をする際にお勧めの学習方法についてお伝えしていきます。
ぜひ、次章を読んで、お子さんに合った学習方法を探していただければと思います。
3章:【フローチャートで選べる】不登校・引きこもりの子にお勧めの学習方法8つとそのメリットデメリット
ここまで、1章では不登校や引きこもりでも、勉強の遅れを取り戻すことは可能であること、2章では不登校や引きこもりのお子さんが、勉強することで得られるメリットについてお伝えしてきました。
しかしながら、お子さんが自分自身の力だけで学習計画を立てたり、継続して勉強していくのは難しい場合もあるかもしれません。
なぜなら、
また、様々な学習方法の中から、一番お子さんに合った方法を選ぶのも難しいかもしれません。
そこで、この章では
- フローチャートで選べるお子さんにお勧めの学習方法
- それぞれの学習方法の特徴とメリットデメリット
についてお伝えしていきます。
ぜひこの章を読んで、お子さんに合った学習方法を見つけて頂ければと思います。
この章で解説していく学習方法は、以下の8つです。
- 家庭教師
- 個別指導塾
- 集団指導塾
- フリースクール
- オンライン家庭教師
- ネットスクール
- オンライン教材
- 学習支援アプリ
もし、この中ですでに興味のある学習方法がある場合は、そちらの章から読み始めて頂いても構いません。
この中で、どの学習方法がお子さんに合っているか知りたい場合は、次にお示しするフローチャートを利用して、お子さんにお勧めの学習方法を探していただければと思います。
ではまずは、お勧めの学習方法選びのフローチャートから解説していきます。
3-1:フローチャートで選べるお子さんにお勧めの学習方法
不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法はいくつかありますが、なかなかご自身のお子さんに合った方法が、どれなのか分からないこともあるかと思います。
そこで、ここではお子さんにお勧めの学習方法を選ぶための、簡単なフローチャートを用意しました。
分かりやすく選択肢で分けましたが、選ばなかった選択肢が、その学習方法では絶対に出来ないという訳ではないので、どちらの方がより興味があるか気軽な気持ちでチェックしてみてください。
いかがでしょうか。
後ほど解説していきますが、フローチャートの中で、黄色のマーカーで示した学習方法は、ある一定の要件を満たすと、在籍校の出席日数と認定してもらえる場合があります。
在籍校の卒業を目指す場合には、そちらも踏まえたうえで学習方法を選ぶようにしましょう。
では、次から一つ一つの学習方法について、その特徴とメリット・デメリットを解説していきます。
3-2:家庭教師
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅で勉強したい
というお子さんにお勧めの学習方法として、家庭教師が挙げられます。
家庭教師は、自宅に先生が来て、完全に1対1で授業を受けることができます。
家庭教師のメリットは、以下の5点です。
- 自分専用の学習計画を立ててもらえる
- 自宅で授業を受けられる
- 自分のペースで勉強ができる
- 質問しやすい
- 親以外の親しい大人ができる
(詳しくはコチラ →【不登校・引きこもりのお子さんに】家庭教師3選とおすすめの理由)
まず、家庭教師は、完全にマンツーマンでの授業になるため、お子さん専用の学習計画を立ててもらうことができます。
3章の始めにお伝えしたような、「何を」「どうやって」勉強すればよいか分からないお子さんにとっては、
また、自宅に先生が来てくれるため、通塾の必要がなく不登校や引きこもりのお子さんにとって、最初のハードルが低くなります。
さらに、自分のペースで学習出来たり、質問がしやすいというメリットもあります。
そして、家庭教師の最大のメリットとして、親以外の親しい大人が出来るという点が挙げられます。
本来、お子さんたちは、大きな困難を抱えた時でも、その逆境を跳ね返す力を持っています。
そしてその力は、信頼できる大人がいることで向上することが分かっています。
そのため、家庭教師を利用することで、先生と良い信頼関係を築くことが出来れば、不登校解決への大きな一歩となる可能性があります。
一方で家庭教師には、デメリットもあります。
家庭教師のデメリットは、以下の2点です。
- 先生と合うか分からない
- 塾よりも費用がかかる
家庭教師の最大のデメリットとして、先生と合うか分からないという点があります。
ただし、最近では、無料で先生を交代してくれる家庭教師センターも多いので、合わないと感じた場合は、まずは相談してみるようにしましょう。
また、費用は塾よりもかかる場合が多いです。
利用したい頻度や時間によって変動するので、家庭教師の利用を始める前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
不登校や引きこもりのお子さんには、家庭教師は特にお勧めの学習方法ですが、お子さんにどんな家庭教師が合っているのか分からない場合も多いと思います。
そこで、以下にお勧めの家庭教師センターを、ピックアップしています。
いずれも不登校や引きこもりのお子さんへの、家庭教師実績がある会社なので、ぜひ検討の材料にして頂ければと思います。
不登校や引きこもりのお子さんが
- 学校に戻ること
- 学校に通わずに受験すること
を支援しています。
また、スタッフのサポートとして、家庭教師の枠を超えて進路相談を受けたり、必要な情報提供をしたり、さらには課外授業としてお子さんと一緒に出掛けることもしてくれます。
無料の体験授業が申し込めるので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
“こころの未来”という、不登校や引きこもりのお子さん専用のコースがあります。
- 社会的自立にむけた教育の視点
- 適切なサポートと学習の空間
- 働きかけと人との関わり
- 家庭とノーバスとの連携
という4つの視点から、お子さんやご家庭の支援をしてくれます。
こちらも、無料の体験授業を行っているので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
不登校による勉強の遅れを、短期間で取り戻す支援をしてくれます。
遅れを一気に取り戻すために
- オリジナルの予習復習帳
- LINEでの質問受付
- 映像授業
- 自宅学習のための計画帳
などを活用しています。
こちらも、無料の体験授業が申し込めるので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
ここまで、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの家庭教師センターを3つご紹介しましたが、ここで挙げた以外にも、様々な家庭教師センターがあります。
もし、他にどんな家庭教師センターがあるか比べてみたいという方は、以下のサイトから資料の一括請求ができるので活用してみてください。
「家庭教師センターをお探しなら、家庭教師・比較くらべーる!」
また、家庭教師について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
(詳しくはコチラ →【不登校・引きこもりのお子さんに】家庭教師3選とおすすめの理由)
3-3:個別指導塾
次に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法として個別指導塾があります。
こちらは
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅以外で学習したい
- 少人数で学習したい
お子さんにお勧めです。
個別指導塾とは、その名の通り1対1、もしくは少人数の生徒に1人の先生がついて、指導してくれる塾の事です。
個別指導塾のメリットは、以下の3点です。
- 学習計画を立ててくれる
- 自分のペースで勉強できる
- 質問がしやすい
また、マンツーマンまたは少人数での授業のため、自分のペースで学習を進めやすく、質問がしやすいという家庭教師と同じようなメリットもあります。
一方で、デメリットもあります。
個別指導塾のデメリットは、以下の3点です。
- カリキュラムの範囲が、終わらない可能性がある
- 通塾が必要になる
- 費用がかかる
個別指導塾では、自分のペースで学習が進められるというメリットがありますが、これは逆に勉強のペースが遅い場合、期末テストや受験までに必要な学習範囲が終わらない可能性もある、ということです。
また、不登校や引きこもりのお子さんにとって、通塾するのが負担となる場合もあるので、お子さんとよく話し合ってから入塾を決めるようにしましょう。
さらに、個別指導塾は、集団の塾よりも費用が高い場合がありますので、入塾を検討する際は、その費用についても確認しておくようにしましょう。
3-4:集団指導塾
次に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法として集団指導塾があります。
こちらは
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅以外で学習したい
- みんなで学習したい
お子さんにお勧めです。
集団指導塾とは、複数の生徒に対し先生が一人で教えるタイプの塾の事です。
集団指導塾のメリットは、以下の3点です。
- カリキュラムに沿って学習を進めてくれる
- 友人と切磋琢磨できる
- 熟練の講師が多い
そのため、自分で学習計画を立てなくても、必要な学習範囲をしっかりと学ぶことができます。
また、複数の生徒がいるため、友人同士で競い合ったり、勉強を教えあったりすることもできる可能性があります。
さらに、大手の学習塾には、長年在籍しているベテラン講師も多く、受験のノウハウや学校ごとの期末テスト対策など、豊富な知識を持っている場合があります。
お子さんに、具体的な志望校などが決まっている場合は、大手の学習塾も良いかもしれません。
一方で、デメリットもあります。
集団指導塾のデメリットは、以下の3点です。
- 集団での授業が負担になる場合がある
- 通塾が必要
- 費用がかかる
不登校や引きこもりのお子さんにとって、集団で授業を受けたり、通塾することが負担になる可能性があります。
お子さんの様子を見ながら、入塾を検討するようにしましょう。
また、ベテラン講師が在籍するような大手の塾など塾によっては、個別指導塾よりも費用がかかる場合がありますので、入塾を検討する際は、その費用についてもしっかりと確認しておくようにしましょう。
3-5:フリースクール
次に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法として、フリースクールを利用するという方法があります。
こちらは
- 先生と対面で教わりたい
- 自宅以外で学習したい
- みんなで学習したい
お子さんにお勧めです。
(詳しくはコチラ →【タイプ別】不登校のためのフリースクールの特徴や費用を徹底解説)
フリースクールのメリットは、以下の5点です。
- 学力に応じて勉強を教えてもらえる
- 自分のペースで学習できる
- 同じく不登校を経験した子たちと一緒に勉強できる
- 勉強以外にも課外活動などにも参加できる
- フリースクールで勉強することで、在籍校の出席日数とカウントしてもらえることがある
先ほどお伝えしたように、フリースクールは、不登校のお子さんたちへの支援施設です。
そのため、同じように不登校や引きこもりを経験したお子さんたちと、一緒に学習することが出来ます。
その中で友人が出来ると、「不登校なのは自分だけではない」と感じることができ、お子さんが前向きになるきっかけになる可能性があります。
また、フリースクールでは、学習支援以外にも課外活動やレクリエーションも多く行われており、お子さんの社会復帰への大きな一歩となる可能性もあります。
さらに、
そのため、うまくフリースクールを活用すれば、学校に復帰せずに卒業を目指すことも可能です。
ただし、全てのフリースクールで、在籍校の出席日数認定がもらえるわけではないので、フリースクールを利用する際は、事前に確認するようにしましょう。
(詳しくはコチラ →【タイプ別】不登校のためのフリースクールの特徴や費用を徹底解説)
一方でフリースクールには、デメリットもあります。
フリースクールのデメリットは、以下の2点です。
- 指導者が専門家ではない
- 費用がかかる
フリースクールは、民間の支援施設のため学習塾や家庭教師センターと違い、専門の講師がいない場合が多いです。
最近では、教員免許を持つスタッフがいる施設も増えてきていますが、施設によっては資格のないボランティアが、勉強を教えている場合もあります。
そのため、難関校の受験勉強をしたいお子さんなどには、物足りない可能性があります。
また、フリースクールも利用する際には、費用がかかります。
その費用も施設ごとに異なりますので、利用する前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
3-6:オンライン家庭教師
次に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法としてオンライン家庭教師を利用するという方法が挙げられます。
こちらは
- オンラインで学習したい
- 先生に質問したい
お子さんにお勧めです。
オンライン家庭教師とは、その名の通り自宅に居ながらオンラインで、家庭教師に授業をしてもらえるという学習方法です。
オンライン家庭教師のメリットは、以下の5点です。
- 自宅でマンツーマンで授業が受けられる
- 質問しやすい
- 自分のペースで学習できる
- 講師が自宅に来ないので保護者が不在でも安心して授業が受けられる
- 全国どこからでも受講できる
最初のメリットとして、自宅でマンツーマンで授業を受けられることが挙げられます。
こちらは、通常の家庭教師と同様です。
また、家庭教師や個別指導塾と同じく、質問がしやすかったり自分のペースで学習が進められるというメリットもあります。
さらに、他にはないオンライン家庭教師のメリットとして、講師が自宅に来ないという点が挙げられます。
保護者としては、講師が自宅に来ないため、気遣いが不要なだけでなく、不在の時でも安心してお子さんに授業を受けてもらえます。
また、
さらに、オンラインという特性上、どこに居ても教えてもらえるというメリットもあります。
先ほどお伝えした塾や通常の家庭教師は、ご自宅から通える範囲(または先生が通ってこれる範囲)からしか選ぶことができませんが、オンラインの場合、全国どこからでも受講が可能です。
一方で、オンライン家庭教師には、デメリットもあります。
オンライン家庭教師のデメリットは、以下の2点です。
- 通信環境が必要
- 画面越しのコミュニケーションのみになる
オンライン家庭教師には、先ほどお伝えしたように沢山のメリットがありますが、その特性上、利用するためには最低限の通信環境が必要になります。
ただし、最近では、パソコンがなくてもスマホやタブレットで受講可能な場合もあり、必要なマイクやカメラなども、家庭教師センター側がレンタルしてくれることもあるので、利用してみたいオンライン家庭教師センターがある場合は、一度相談してみましょう。
オンライン家庭教師のもう一つのデメリットとして、画面越しのコミュニケーションのみになるという点が挙げられます。
これにより、直に対面するよりも、モチベーションを保つのが難しくなる可能性もあります。
ただし、
また、オンライン自習室を設けている家庭教師センターもあるので、モチベーション維持のためにそちらを利用してみても良いかもしれません。
不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めのオンライン家庭教師として、e-Liveという家庭教師センターがあります。
こちらは、東大生や医学部生の家庭教師も多く所属する、大手のオンライン家庭教師センターです。
不登校のお子さんのサポートに、特化した講師も在籍しており、さらに講師以外にも担当のスタッフがついてくれます。
無料体験も行っているので、オンライン家庭教師に興味がある場合は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
3-7:ネットスクール
次に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法として、ネットスクールを利用するという方法があります。
こちらは
- オンラインで学習したい
- 先生に質問したい
お子さんにお勧めです。
これは、学習プログラムを利用して、インターネット上で学習する方法です。
スクールと言っても本当の学校ではないので、その点は注意してください。
ネットスクールのメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 自宅に居ながら学習できる
- 自分のペースで学習できる
- 学校の出席扱いに出来る場合がある
最初のメリットとして、インターネット上で学習を行うため、自宅に居ながら学習できるという点が挙げられます。
これは、オンライン家庭教師と同じです。
また、個別塾や家庭教師と同じように、自分のペースで学習することができます。
さらに、不登校や引きこもりのお子さんにとって、大きなメリットとなるのが
そのため、ネットスクールを利用することで、学校に登校しなくても在籍校を卒業できる可能性があります。
一方で、ネットスクールには、デメリットもあります。
ネットスクールのデメリットは、以下の3点です。
- ネット上だけのコミュニケーションになる
- 自分で学習計画を立てて勉強しなければならない
- どのツールを利用すれば在籍校の出席扱いになるか分かりづらい
オンライン家庭教師と同じように、ネットスクールもインターネット上での学習となるため、対面でのコミュニケーションはありません。
ただし、最近はネットスクールでも、オフラインでのイベントなどを行うプログラムも出てきており、生身のコミュニケーションを取れる機会も少しずつ増えてきているようです。
また、ネットスクールでは、自分で学習計画を立てて勉強していく必要があります。
そのため、一人での学習習慣がつくまでは、勉強を続けていくのが大変かもしれません。
ただし、ネット上で講師がサポートしてくれる場合も多いので、一人での学習に不安がある場合は、そのようなサポート体制の整ったネットスクールを利用するようにしましょう。
また、どのネットスクールを利用すれば出席扱いになるのか、分かりづらいこともあるでしょう。
利用することで学校の出席扱いにできるネットスクールの一例として、クラスジャパン小中学園というスクールがあります。
こちらは、自宅で学ぶ小中学生のためのネットスクールです。
ネット上で先生と一緒に学習計画を立て、その計画に基づいて毎日映像授業を受けることができます。
さらに、
このネットスクールでは、先生がメールで学習の支援や声掛けをしてくれたり、日々の勉強のサポートをしてくれます。
無料体験や資料請求が出来ますので、もし興味がある場合は検討してみてはいかがでしょうか。
3-8:オンライン教材
次に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法としてオンライン教材を利用する方法が挙げられます。
こちらは
- オンラインで学習したい
- 隙間時間に勉強したい
お子さんにお勧めです。
オンライン教材での学習とは、インターネット上の教材を使って勉強する方法です。
オンライン教材のメリットは、以下の4点です。
- 自分のペースで学習できる
- 自宅で学習できる
- 学校の出席扱いに出来る場合がある
- 比較的費用が安い
オンライン教材は、自宅でパソコンなどを利用して学習するので、お子さんも自分のペースで学習することができます。
また、契約すればすぐに利用開始できるので、やりたいと思ったら、今すぐに勉強を始めることができます。
基本的には自宅で一人での学習になりますが、教材によっては担当のスタッフが付き、お子さんからの質問に答えてくれるものもあります。
さらに、オンライン教材の大きなメリットとして、
これを活用することで、フリースクールやネットスクールと同じように、自宅にいながら在籍校の卒業を目指すことも可能です。
また、塾や家庭教師などよりも費用が安い傾向があり、こちらもオンライン教材のメリットの一つです。
一方で、オンライン教材には、デメリットもあります。
オンライン教材のデメリットは、以下の2点です。
- 自分一人で勉強するため、モチベーションの維持が難しい
- どのツールを利用すれば、在籍校の出席扱いになるか分かりづらい
オンライン教材は、基本的に自宅で一人で学習することになるので、自分で計画的に学習する習慣がないと、勉強するためモチベーションの維持が難しい場合があります。
ただし、教材によっては、学習計画を立てるサポートをしてくれるものもあるので、一人での学習が不安なお子さんは、そのようなサポートのある教材を選ぶようにしましょう。
また、どのオンライン教材を使えば学校の出席日数扱いになるか分かりづらい、というデメリットもあります。
利用することで学校の出席扱いにできるオンライン教材の一例として、すららネットという教材があります。があります。
すららネット独自の無学年式の学習方法によって、つまずいたところからしっかりと勉強をやり直すことができます。
また、すららコーチが、お子さんの学習面や生活面での特性に基づき学習計画を立て、学習行動のチェックやカリキュラムの設定を行い、お子さんに合ったアドバイスや勉強面以外でのサポートも行ってくれます。
また、
無料体験ができるので、オンライン教材に興味のある方は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
3-9:学習支援アプリ
最後に、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法として学習支援アプリと利用するという方法があります。
こちらは
- オンラインで学習したい
- 隙間時間に勉強したい
お子さんにお勧めです。
学習支援アプリとは、スマホやタブレットにアプリをインストールするだけで、自宅に居ながら学習できるツールのことです。
学習支援アプリのメリットは、以下の3点です。
- アプリをインストールすれば今すぐに学習を始められる
- 費用がやすい
- どこでも学習できる
また、無料のものも多く、月額の費用がかかる場合でも、他の学習方法に比べて費用が安く抑えられることが多いです。
さらに、スマホやタブレットさえあれば、どこでも学習が出来るので自宅や外出先でも学習可能です。
一方で、学習支援アプリには、デメリットもあります。
学習支援アプリのデメリットは、以下の3点です。
- 自分で計画を立てて学習しなければならない
- 1人で勉強するためモチベーションの維持が難しい
- どのアプリが良いのか分からない
学習支援アプリの最大のデメリットは、自分で計画を立てて学習しなければいけない点です。
3章の始めにお伝えしたように、不登校や引きこもりのお子さんにとって「何を」「どのように」勉強するか、計画を立てることは難しい場合も多いと思います。
自分でしっかりと計画を立てるのが難しい場合は、他の学習方法と併用しても良いかもしれません。
また、一人で勉強するため、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。
ただし、最近では、学習支援アプリでも個別指導をしてくれるものもあるため、学習計画を立てもらったり、しっかりと授業を受けたいという場合は、そのようなアプリを利用してみても良いかもしれません。
最後に、学習支援アプリのデメリットとして、アプリが沢山あり過ぎて、お子さんにどれが合っているか分からないという点が挙げられます。
最近では、無料の学習支援アプリが多くありますが、学習の効率や内容を考えると、有料のアプリを使用することをお勧めします。
お勧めの学習支援アプリとして、スタディサプリというアプリがあります。
このアプリは、一回の授業が15分のため、やる気になった時に短時間集中で学習することが出来ます。
また、プロの講師陣の授業が見られるため、学習効率も上がります。
さらに、ベーシック利用以外に個別指導も選べるので、一人で学習を続けることが難しい場合は、個別指導でサポートを受けながら学習を継続することができます。
無料体験もやっているので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
いかがでしょうか。
この章では、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの学習方法として
- 家庭教師
- 個別指導塾
- 集団指導塾
- フリースクール
- オンライン家庭教師
- ネットスクール
- オンライン教材
- 学習支援アプリ
についてお伝えしてきました。
それぞれの学習方法に、メリット・デメリットがあるのがお分かりいただけたかと思います。
この章や3-1でお伝えしたフローチャートを参考に、それぞれの特徴を掴み、お子さんに最も合った方法で学習していただければと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
最後に、今回の内容をまとめます。
- 自分に自信がつき、前向きになれる
- 復学や進学のきっかけとなる
- 将来の選択肢が増える
- 家庭教師
- 個別指導塾
- 集団指導塾
- フリースクール
- オンライン家庭教師
- ネットスクール
- オンライン教材
- 学習支援アプリ
ぜひ、この記事を参考に、お子さんに合った学習方法を見つけ、今後の学習に活かしていきましょう。
【参考記事】
※1「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」より
不登校・引きこもりの子供の将来は?高校・大学進学から就職まで解説