あなたは、
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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
反抗期には、ほとんどのお子さんに特有の行動が見られるものです。
しかし、「反抗がひどい」「攻撃的」「暴力、暴言がひどい」「非行に走っている」といった場合は、家庭だけでは対処が難しいこともあります。
そのような場合は、
そこでこの記事では、まずは反抗期の行動について相談できるカウンセリングとはどういうものか説明し、それから具体的なメリット・デメリットを解説します。
さらに、反抗期のカウンセリングの具体的な流れやポイントについても詳しく解説します。
ぜひ関心のあるところから読んで、これからの行動に役立ててください。
- この記事の目次
-
- 1章:反抗期の問題行動はカウンセリングで改善可能
- 1-1:反抗期に適したカウンセリングとは
- 1-2:カウンセリングが効果的なケース
- 1-3:反抗期にあったカウンセリングの種類
- 1-3-1:行政の窓口
- 1-3-2:スクールカウンセラー
- 1-3-3:民間のカウンセラー
- 2章:反抗期の問題をカウンセリングで相談するメリット・デメリット
- 2-1:メリット
- 2-1-1:親のストレス、負担が軽減される
- 2-1-2:子どもの行動の原因が分かる
- 2-1-3:子どもに合った対処法が分かる
- 2-1-4:反抗期の子どもにやってはいけないことが分かる
- 2-2:デメリット
- 2-2-1:子どもの負担になることがある
- 2-2-2:医療機関と連携しなければならない場合もある
- 2-2-3:お金がかかる
- 2-2-4:カウンセラーによっては問題行動が悪化することも
- 3章:カウンセリングで反抗期の問題を改善する流れ・ポイント
- 3-1:反抗期の問題を専門にしているカウンセラーを見つける
- 3-2:まずは状況について詳しく話す
- 3-3:悩みの原因を整理する
- 3-4:お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
- 3-4-1:まずは現状を受け止めることが大事
- 3-4-2:悩みの本質を明らかにする
- 3-4-3:親子の関わり方についての考え方、方法を整理する
- 3-5:家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
- まとめ
1章:反抗期の問題行動はカウンセリングで改善可能
それではさっそく、反抗期の問題行動が、カウンセリングで改善できる理由から解説していきます。
具体的なメリット・デメリットから知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:反抗期に適したカウンセリングとは
お子さんが反抗期になると、ひどい場合は、
「親の言うことを一切聞かなくなる、無視される」
「暴言や家庭内暴力に発展している」
「学校に行かない、学校でトラブルを起こしている」
「不良行為、非行に走っている」
などの問題行動に発展することがあります。
最初は家庭だけで対処しようとしていても、対処しきれず親や兄弟に大きな負担がかかったり、親子関係が悪化することも少なくありません。
そのような場合に活用すべきなのが、反抗期の問題を専門にしているカウンセラーによるカウンセリングです。
専門のカウンセラーによるカウンセリングであれば、対面だけでなく
また、実績が多いカウンセラーであれば、お子さんの性格や状態に応じた具体的な対処法のノウハウを持っているため、着実に改善していくことができるのです。
1-2:カウンセリングが効果的なケース
お子さんが反抗期の場合、特に下記のようなケースでは、問題行動の改善にカウンセリングが効果的です。
- 親の言うことを聞かない、親子のコミュニケーションがうまく取れなくなっている
- 暴力、暴言、物を投げるなど攻撃的な行動が多い
- 未成年飲酒、深夜徘徊、喧嘩、カツアゲ、暴走、万引きなどの非行、不良行為を行っている
- 親自身のストレスが大きい、病んでいる
- 不登校・引きこもりになっている
反抗期のお子さんが抱える問題の原因については、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
【子供の反抗期が激しい】5つの原因と改善するための方法を徹底解説
もちろん、問題行動の内容によっては、医療機関や学校などその他の外部とも連携しながら解決していく必要があります。
そのため、そのような、
1-3:反抗期にあったカウンセリングの種類
反抗期の問題行動について相談できるカウンセリングには、下記のようなタイプがあります。
- 行政の窓口
- スクールカウンセラー
- 民間のカウンセラー
順番に説明します。
1-3-1:行政の窓口
まず、無料で相談できる相談先として、次のような行政の窓口があります。
地域の教育センターの中などにある施設で、お子さんが不登校・引きこもりといった問題を抱えている場合、相談し支援を受けられます。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
全都道府県警察に設置されているもので、お子さんに非行、不良行為(深夜徘徊、飲酒、喫煙、暴走など)がある場合に相談できる施設です。
児童相談所は、都道府県が設置している相談窓口で、お子さんに関わる問題を広く扱っています。
少年鑑別所とも言われる施設で、お子さんに非行や不良行為、攻撃的な行動などがある場合に相談することができます。
都道府県が設置している青少年相談センターも、お子さんの問題行動を相談することができます。
小さなお子さんから30代まで、幅広く相談できるのが青少年相談センターの特徴です。
お近くのセンターは、「都道府県名 青少年センター」などで検索すると調べることができます。
これらの相談先については、詳しくは以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
【問題行動の相談先8選】子どもにあった相談先を選ぶポイントを解説
1-3-2:スクールカウンセラー
反抗期の子どもの相談先として、お子さんが学校に在籍している場合は、スクールカウンセラーに相談することもできます。
スクールカウンセラーは、多くの学校に所属しており、教師より中立的な立場で、かつ専門的なアドバイスをしてくれる可能性があります。
スクールカウンセラーには
- 相談、アドバイス
- 医療機関と連携して、状態を診断できる
- 予防のために学校と対処する
といった役割があるからです。
ただし在籍校は、多くの生徒の問題に関わっていて忙しかったり、学校側が協力的でないために積極的に動けない、ということもあります。
また、学外での子育ての悩みに関しては、サポートが難しい場合があります。
そのため、身近な相談先として最初に活用してみても良いのですが、積極的に動いてくれないようであれば、すぐにその他の選択肢を検討することをおすすめします。
1-3-3:民間のカウンセラー
ここまで行政の相談先や学校を紹介しましたが、これらの相談先は、無料で気軽に相談できる一方で、
- 多くの人が相談にくるため、一人ひとりの相談に丁寧に乗ることができないことがある
- スタッフによって知識、経験、能力の差がある
- 一人の担当者が継続的に関わってくれるとは限らない
といったデメリットもあります。
反抗期の子どもの問題は、すぐに改善できる場合ばかりではありません。
場合によっては、
そこでおすすめなのが、民間のカウンセラーです。
民間のカウンセラーであれば、
- 専門的なノウハウを持っている
- 継続的に関わり続けることができる
- 一人ひとりに丁寧に対応してもらえる
という場合が多いからです。
ただし、注意点があります。
反抗期の子どもの問題を専門にしているカウンセラーでなければ、問題行動が改善しないどころか悪化してしまう場合もあるためです。
カウンセラーによっては、「まだ様子を見ましょう」などと言って、お子さんの状態を放置してしまう場合もあります。
しかし、お子さんの状態によっては、放置すると問題行動がエスカレートしてしまう場合も少なくありません。
場合によっては、
- 不登校・引きこもりが悪化して、親ともまともなコミュニケーションがとれないまま何年も経過してしまう
- 非行、不良行為が悪化し、犯罪に走る
といったこともあるのです。
そのため、
3章でおすすめのカウンセラーを紹介しますので、お気軽に相談してみてください。
反抗期の子どもについてカウンセリングを受ける前に、具体的なメリットやデメリットを知っておきたい場合もあると思います。
そこで次に、カウンセリングのメリット・デメリットを詳しく解説します。
2章:反抗期の問題をカウンセリングで相談するメリット・デメリット
それではこれから、反抗期の問題をカウンセリングで相談する具体的なメリット・デメリットを説明します。
カウンセリングの具体的な流れやポイントを先に知りたい場合は、3章をお読みください。
2-1:メリット
子どもの反抗期の問題をカウンセリングで相談するメリットは、下記のものです。
- 親のストレス、負担が軽減される
- 子どもの行動の原因が分かる
- 子どもに合った対処法が分かる
- 反抗期の子どもにやってはいけないことが分かる
順番に説明します。
2-1-1:親のストレス、負担が軽減される
お子さんが反抗期で問題を抱えていると、「相談できる人がいない」「家族も協力してくれない」「悩み事が多すぎてストレス」など、大きな負担を抱えてしまうものです。
特に、反抗期の問題行動が激しいと、
- 学校など周囲とのコミュニケーションがつらい
- 暴言や暴力が怖い
- 毎日繰り返し注意したり、叱ったりしなければならない
- ずっと目が離せない
- 周囲の目や反応が気になる、非難される
- 子どものことで、夫婦間で対立する
といった毎日で、ストレスでいっぱいになってしまいます。
その結果、親の方が心を病んでしまっている場合もあるのです。
なぜなら、お子さんの問題行動を改善するためには、何よりも親御さんのお子さんとの関わり方を変えなければならないからです。
そのため、お子さんのためにも、まずは親であるあなたが抱えているストレスを解消することが大事なのです。
反抗期の問題を専門とするカウンセラーであれば、親が抱える心の問題、ストレスも十分に聞いて、対処することができます。
そのため、もしあなたもストレスが溜まっていたら、お気軽にあなた自身のことを相談してみることをおすすめします。
2-1-2:子どもの行動の原因が分かる
お子さんの反抗期の問題についてカウンセラーに相談すると、悩みの原因が分かるのが大きなメリットです。
反抗期の問題は、ある程度はどのような家庭にも見られるものです。
しかし、その問題行動の程度が非常に重い場合は、下記のように何らかの他の原因から問題が生じている可能性もあります。
- これまでの親子関係から、お子さんが不満やストレスを蓄積してきた
- お子さん自身の性格、特性(発達障害など)によるもの
- 親自身の個人的な悩み・問題(親の発達障害や精神疾患、家庭が抱える問題)
- 学校が合わない、地域の治安が悪く不良グループが身近など周囲の環境の影響
反抗期の問題として難しいのは、親御さんが「これが原因だろう」と思っていても、実は別のところに本当の原因があることも多いということです。
そのため、
このように、お子さんの問題の本当の原因を突き止めるためには、心理学的な専門知識や、数多くの親子にカウンセリングを行ってきた経験が欠かせません。
したがって、反抗期の問題を本当に改善するためには、専門のカウンセラーに相談することが大事なのです。
2-1-3:子どもに合った対処法が分かる
お子さんの反抗期の問題は、カウンセリングによって具体的な対処法が分かるというのも大きなメリットです。
そもそも、子どもとの関わり方には、「これさえやればいい」というような簡単な解決策はありません。
子ども・親の性格や周りの環境などによって、関わり方、育て方も千差万別なのです。
したがって、反抗期の問題を解決する上で大事なのは、
このような関わり方、育て方は、お子さんやあなた自身とカウンセラーが関わりながら見つけて行くしかないのです。
そのため、
2-1-4:反抗期の子どもにやってはいけないことが分かる
反抗期のお子さんには、「やってはいけないこと」があります。
それが具体的に分かるのも、カウンセリングを活用するメリットです。
繰り返しになりますが、反抗期の子どもの問題行動を解決するためには、親子間の関わり方を変えていく必要があります。
しかし、家庭によっては、関わり方を変えようとして下記のようなことを行ってしまうことがあります。
- お子さんの反抗的な行動、言動を変えようと無理に関わろうとする。細かく口出しする。
- お子さんを放置してしまう
- お子さんに厳しくしすぎる
- お子さんを甘やかす、何でも言うことを聞いてあげる
反抗期の問題の改善のために本当に理解しておくべきことを、知らないまま場当たり的に行動しても、問題行動は改善できません。
むしろ、問題行動を悪化させてしまい、お子さんが反抗から不良行為や非行、犯罪に走ってしまうこともあるのです。
カウンセラーに相談すれば、悩みの内容によってどういう行動を避けるべきか教えてもらうことができます。
2-2:デメリット
お子さんの反抗期の問題をカウンセリングで相談することには、下記のようにデメリットになり得ることもあります。
- 子どもの負担になることがある
- 医療機関と連携しなければならない場合もある
- お金がかかる
- カウンセラーによっては、問題行動が悪化することも
順番に説明します。
2-2-1:子どもの負担になることがある
反抗期のお子さんへのカウンセリングは、お子さんにとっては負担になる場合もあるというデメリットもあります。
カウンセリングの多くは、お子さんと直接お話しする中で、お子さんの状態を改善していこうとします。
しかし、お子さんによっては、まったく知らない大人であるカウンセラーと直接話すということ自体に、大きなストレスを感じることも多いのです。
無理やり話させようとしても、かえって状態を悪化させてしまうこともあります。
特に、反抗期のお子さんの多くは、
「人の言うことを聞きたくない」
「他人を信用しない」
「神経質で警戒心が強い」
「自我が不安定で攻撃的、衝動的になっている」
といった特徴があります。
そのため、カウンセラーと話すことがストレスになり、カウンセリングが継続できなかったり、ストレスから問題行動が悪化することもあり得るのです。
しかし、そういうお子さんにも向いているカウンセリングがあります。
それは、
このようなカウンセリングであれば、お子さんに負担を与えることなくカウンセリングを継続することができるのです。
詳しくは、3章をご覧ください。
2-2-2:医療機関と連携しなければならない場合もある
お子さんの反抗期の問題の内容、度合いによっては、カウンセラーより他の所に相談するべき場合もあります。
具体的には、お子さんの発達障害、精神疾患といった特性に原因がある場合です。
発達障害、精神疾患などが疑われる場合は、まずは医療機関に相談してみることをおすすめします。
反抗期の問題行動の悪化に関係する、お子さんの特性としては、下記のものがあります。
ADHD(注意欠如・多動症) :気がそれやすい、集中できない、過剰に動き回る、衝動的などの特徴があります。自閉スペクトラム症 :社会的コミュニケーションの障害、特異なこだわりがある、極端に不器用、パニックになりやすいなどの特徴があります。LD(学習障害) :読み書き、計算などの学習が困難という特徴があります。
これらの発達障害があると、普通のお子さんとは認知の機能の発達が異なるため、
- 周囲の環境からの刺激に過敏すぎる、もしくは鈍感すぎる
- 一方的なコミュニケーションを行い周囲の反感を買ってしまう
- 授業についていけず学習が遅れ、劣等感を持つ
といったことが起こります。
その結果、ストレスになり問題行動に繋がることがあるのです。
とはいえ、カウンセラーへの相談が無意味なわけでもありません。
お子さんに発達障害があっても、家庭で適切な関わり方をすることで、問題行動が落ち着く場合もあるからです。
そのため、
2-2-3:お金がかかる
民間のカウンセラーの場合は、基本的にお金がかかるため、「お金をかけずに解決したい」という方にはデメリットになるかもしれません。
しかし、反抗期のお子さんのことで無料で相談できるのは、自治体にある行政の窓口などくらいです。
自治体の窓口では、スタッフの質はまちまちですし、十分な経験を持たない人しかいない場合もあります。
そのため、何度相談しても、解決には導いてもらえないことも多いのです。
反抗期の問題を放置してしまうと、お子さんはその後さらに反抗して非行に走ったり、長期的な引きこもり状態になる可能性もあります。
このように、
カウンセラーの中には、初回無料でカウンセリングを行う方もいらっしゃいますので、気軽に試してみることをおすすめします。
お子さんの問題行動を専門とするカウンセラーとしておすすめなのが、内藤先生です。
詳しくは3章でも解説しますが、ぜひ下記のページも読んでみてください。
2-2-4:カウンセラーによっては問題行動が悪化することも
カウンセラー選びに間違うと、お子さんの問題行動が悪化する可能性があるというデメリットもあります。
子育ての悩みやお子さんの問題行動を、専門にしているとうたっているカウンセラーの中にも、
「民間資格をとっただけで、ほとんど経験がない」
「自分の子育て経験しかない」
「家庭の状況をよくヒアリングしないまま、自分の考えを押し付ける」
「実践しやすいノウハウを体系化していない」
といった方が少なくありません。
カウンセラーは、勝手に名乗ることができるため、その質が玉石混交なのです。
そのため、カウンセラー選びに間違うと、
「余計にストレスを感じる」
「貴重なお金や時間を無駄にする」
「大切なお子さんに間違った対処法を取ってしまう」
といったことになりかねないのです。
とはいえ、カウンセリングを受けたことがなければ、最適なカウンセラーを選ぶことは難しいため、間違えてしまう可能性もあります。
このように、カウンセラー選びに間違う可能性があるというのは、大きなデメリットなのです。
おすすめのカウンセラーは、3章で紹介していますので、参考にしてみてください。
ここまで、「カウンセリングのメリットは分かったけど、いまいちどういうものなのかよくわからない」という場合もあると思います。
そこで次に、カウンセリングの内容について簡単に紹介します。
3章:カウンセリングで反抗期の問題を改善する流れ・ポイント
子育ての悩みをカウンセリングで相談する場合、一般的には下記のような流れで行われます。
- 反抗期の問題を専門にしているカウンセラーを見つける
- まずは状況について詳しく話す
- 悩みの原因を整理する
- お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
- 家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
具体的な中身や、悩みが改善できる理由を解説します。
3-1:反抗期の問題を専門にしているカウンセラーを見つける
最初に行わなければならないのが、反抗期の問題行動を専門にしているカウンセラーを見つけることです。
2章でも説明したように、カウンセラーにもさまざまな人がいるため、重要なのは、あなたが抱える問題に最適なカウンセラーを見つけるということです。
反抗期のお子さんの問題行動について相談するなら、
内藤先生は、元警察官でさまざまな問題行動を持つお子さんと関わってきた経験があり、延べ3000人のお子さんの相談にのってきました。
現在は、不登校・非行専門のカウンセラーとして、「リベラルコーチング」というカウンセリングサービスを通じて、多くのお子さんの問題行動を改善しています。
これは、内藤先生が多くの子どもと接する中で作ってきた、お子さんたちの悩み、不安を解決し、夢や目標に向かって前向きに生活できるようにサポートする手法です。
リベラルコーチングを受けることで、
- お子さんの非行の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
基本的に、親とカウンセリングするため、お子さんへの負担はなく気軽に行うことができます。
また、LINEやメールの文章の添削も内藤先生自身が行っているため、LINE・メールを通じてお子さんの状態を改善していくことが可能なのです。
初回相談は無料ですので、お気軽に試してみてください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
3-2:まずは状況について詳しく話す
あなたにあったカウンセラーと出会うことができたら、まずは初回のカウンセリングで、あなたの状況について詳しくお話することになります。
具体的には、最低限下記のようなことを話す必要があるため、簡単にメモするなどして準備しておくと良いでしょう。
- 反抗期の問題、悩みの内容
- お子さんの普段の行動、言動、性格、友人関係
- 学校での過ごし方
- あなた自身のストレスになっていること
- 親子関係、コミュニケーションの内容
経験のあるカウンセラーであれば、子育ての悩みの具体的な内容、子どもや親子関係の状況、学校や周囲の環境といった背景まで、しっかり聞いて把握します。
これらを丁寧に聞き取った上で、反抗期の問題行動の根本にある原因を、カウンセラーとともに明らかにしていくのです。
根本にある原因を明らかにすることができなければ、その後に行う対処法も表面的な対処にしかならず、悩みを改善することが難しいです。
そのため、
もし、最初の段階で、お子さんやご家庭の状況を詳しく聞くことなく話を進めようとしたり、解決策を押し付けてくるようなカウンセラーがいたら、そのカウンセラーに相談を続けることはやめた方が良いかもしれません。
専門的なカウンセラーであるほど、まずはしっかりと状況を把握するため、話を聞いてくれるものだからです。
3-3:悩みの原因を整理する
あなたが抱える問題について詳しくお話したら、それから問題の原因を整理していきます。
反抗期のお子さんの行動の原因の多くは、下記のように共通点があるものです。
そのため、あなたのお子さんの場合はどのような原因があるのか、カウンセラーと共に整理していくことになります。
反抗期のお子さんの問題行動の背景には、家庭や親子関係の影響から心理的な問題を抱えている場合が多いです。
家庭や親子関係において、「親との関係がうまくいかない」「自宅にいることがストレス、不満がある」といった心理的な問題を抱えるのです。
きっかけとなる問題の背景には、下記のような親子関係の問題がある場合があります。
- 放任的な育て方
- 過干渉、溺愛
- しつけがゆるい
- しつけが厳しすぎる
親御さんからすれば、「うちは普通に育ててきた」「大切に育ててきた」とお考えかもしれませんが、子どもによってはそれでも不満を溜めてしまう場合があるのです。
反抗期に、お子さんが問題行動に走ってしまう心理の背景に、親が抱えている問題があることも多いようです。
下記のような特徴を持つ親がいる家庭では、お子さんは心理的に問題を抱えやすいです。
- アルコール依存
- 家庭内暴力
- 異性問題
- 親の反社会的行為
- 両親の不仲
- 貧困
- 虐待
- 親の精神疾患や発達障害
親が上記のような問題を抱えている場合、子どもは「親に気を遣って行動する」「十分に甘えられない」という育ち方をし、その結果心理的に問題を抱えることになりかねないのです。
反抗期のお子さんの問題行動の原因が、学校や勉強に関連した心理的な問題にある場合もあります。
具体的には、
- 中学、高校に進学して勉強についていけなくなった
- 受験の競争的な環境にストレスを感じる
- 親や先生からの勉強のプレッシャーが強い
- 忙しすぎて心が休まらない
- 勉強の競争で挫折した
- 進路が定まらない、もしくは希望の進路に進めなかった
といったものです。
特に、勉強が大変になる中高生の時期が、多くのお子さんの反抗期の時期と重なりますので、この時期に問題が表に出やすいのです。
反抗期の子どもにとっては、学校や地元の友人関係が生活の大半であり、それだけ小さなことでも心理的に影響を受けやすいです。
したがって、友人とのトラブルやいじめをきっかけに、
- 特定の友人との人間関係がストレスになる
- 人と関わること自体に心理的なプレッシャーを感じる
といったことになり、そこから心理的な問題が大きくなっていくことも多いのです。
それを親に相談して、自宅では心からリラックスできるという場合はまだ大丈夫です。
しかし、親に気を遣って相談できない、親がちゃんと話を聞いて受けいれようとしないため、親に話すことを諦めているといった場合もあります。
お子さん自身が持つ、下記のような特性が問題行動の原因になっていることもあります。
- 真面目、繊細すぎる性格
- 攻撃的、反抗的、衝動が抑えられない性格
また、このような性格の背景に、2-2-2で解説したような発達障害の問題があることも少なくありません。
本人の性格や特性が原因で、普通の生活でもストレスを感じたり、周囲との関係性でトラブルになりやすい場合もあるのです。
このように、反抗期のお子さんの問題行動には、ある程度の共通点があります。
そのため、
3-4:お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
反抗期のお子さんに対するカウンセリングでは、問題行動の原因を明らかにした上で、悩みに合った対処法をアドバイスされます。
ここでの具体的な内容とポイントは下記の通りです。
3-4-1:まずは現状を受け止めることが大事
まずは、この段階で、親御さんは現状をしっかり受け止めることが重要です。
反抗期のお子さんが抱える問題について明らかにしていく中で、
「現状が、自分が思っていたよりもひどい状況だった」
「原因がこんなことにあったなんて受け入れにくい」
「自分自身が抱えているストレスがこんなに大きいとは思わなかった」
など、さまざまな思いをお持ちになると思います。
その思いの中には、簡単には受け入れられないものもあるかもしれません。
しかし、この段階で、しっかりと現状を受け止めることが大事なのです。
3-4-2:悩みの本質を明らかにする
現状を受け止めた上で、「これからどうしたいか?」を明確にすることが大事です。
これは、悩みの本質を明らかにするということです。
親御さんからすれば、「子どもにこうなってほしい」というさまざまな思いがあると思います。
しかし、お子さんの状態や生まれ持った性格、特性によっては、親御さんの持つ思いのすべてを実現しようとすると、過度な負担を与えることにもなりかねません。
そのような思いを持ったまま関わると、お子さんの問題行動がさらに悪化してしまう場合もあります。
そのため、親御さんがお子さんに本質的にはどうなってほしいのか、どうなれば悩みの本質が解決されるのか、ということを明らかにすることが大事です。
3-4-3:親子の関わり方についての考え方、方法を整理する
悩みの本質を明らかにしたら、下記の点について整理して考えていきます。
繰り返しになりますが、反抗期の問題の多くは、これまでの親子関係に原因があります。
そのため、これまで親子間でどういう関わり方をしてきたのか、お子さんに対して意識的、無意識的にもっていた考え方はどういうものだったかを整理することが大事です。
このような作業は、一人ではなかなか難しいため、カウンセラーに助けてもらいながら行うことがポイントです。
過去の親子関係を棚卸しすることで、これからの行動も考えやすくなります。
過去を整理した上で、これからのお子さんとの関わり方や、そもそものお子さんに対する考え方なども確認していきます。
ここまでのカウンセリングで、お子さんに対する悩みの本質を明確にし、これまでのお子さんとの関わり方も整理していますので、これからの関わり方はおのずと明らかになっていくものです。
とはいえ、ここでもカウンセラーがうまく助けていくことで、親御さんはこれからも自信をもって行動していくことができます。
このように、
3-5:家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
ここまでのカウンセリングによって、これからのお子さんと関わる方法、やるべきことは具体的になっています。
しかしここで、「これからやることが分かったから」とカウンセリングをやめてしまうと、反抗期の問題を根本から解決できず失敗してしまう、という場合もあります。
親御さんの関わり方が変わることで、お子さんの行動がすぐに変わることはもちろんあります。
しかし、親御さん自身がその関わり方を続けられるとは限りませんし、お子さんにも別の問題が生まれる場合があります。
そのため、
お子さんへのカウンセリングには、メリット、デメリットがありますので、下記の記事もぜひ参考にしてください。
【子どもにカウンセリングは必要?】効果が高い場合とメリットを解説
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
- 行政の窓口
- スクールカウンセラー
- 民間のカウンセラー
- 親のストレス、負担が軽減される
- 子どもの行動の原因が分かる
- 子どもに合った対処法が分かる
- 反抗期の子どもにやってはいけないことが分かる
- 子どもの負担になることがある
- 医療機関と連携しなければならない場合もある
- お金がかかる
- カウンセラーによっては問題行動が悪化することも
- 反抗期の問題を専門にしているカウンセラーを見つける
- まずは状況について詳しく話す
- 悩みの原因を整理する
- お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
- 家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
この記事を参考に、できることから始めてみてください。
【この記事で紹介した専門家】
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