あなたは
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などの、疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
不登校や引きこもりのお子さんが、無事に進学してくれると親としても少し安心できますよね。
結論から言うと、
この記事では、
- 不登校や引きこもりのお子さんに、全日制高校が合っているかの見極め方
- 不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの全日制高校以外の進学先
について解説していきます。
また記事の後半では、
ぜひ、この記事を読んで、
- この記事の目次
-
- 1章:不登校・引きこもりでも全日制高校への進学は可能!
- 1-1:不登校・引きこもりのお子さんでも全日制高校への進学は可能
- 1-2:全日制高校が本人に合っているか見極めが必要
- 1-2-1:環境は合っているか
- 1-2-2:無理なく通学できるか
- 1-2-3:学力は合っているか
- 1-2-4:不登校・引きこもりに対するサポートはあるか
- 2章:不登校・引きこもりの子の全日制高校以外の進路の選択肢とは?
- 2-1:通信制高校
- 2-1-1:卒業することで高卒資格が得られる
- 2-1-2:通信制のためほぼ通学が不要
- 2-1-3:入学試験で学力を問われない
- 2-1-4:不登校・引きこもりへの手厚いサポートが受けられる
- 2-1-5:不登校・引きこもりを経験した友人ができる
- 2-2:定時制高校
- 3章:不登校・引きこもりの子の進学先選びのポイント3つ
- 3-1:進学の目的はなにか?
- 3-2:本人のやる気はあるか?
- 3-3:最終的なゴールはどこか?
- まとめ
1章:不登校・引きこもりでも全日制高校への進学は可能!
まず初めにお伝えしたいことが、不登校や引きこもりのお子さんでも、全日制高校への進学は可能であるということです。
この1章では、
1-1:不登校・引きこもりのお子さんでも全日制高校への進学は可能
不登校や引きこもりのお子さんの進学について解説する前に、まずは、最近の不登校の生徒数についてお伝えします。
文部科学省が令和2年に公表した調査結果によると、中学生の不登校の生徒数は127、922人で、これは生徒全体の3.9%に当たります。
つまり、
また、この不登校生徒の割合は、平成24年度から7年連続で増加しています。
※文部科学省「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」より
これだけ多くのお子さんが不登校になっているため、その進学先である高校でも、不登校生徒の受け入れ態勢が徐々に整ってきています。
また、多くの高校では、
そのため、不登校や引きこもりのお子さんであっても、受験に合格さえすれば、他の子と同じように全日制高校に進学することが可能です。
ただし、高校受験の際に、内申点や出席日数は見られることがあるので、どうしても行きたい学校がある場合は、在籍している中学校の先生とよく相談するようにしましょう。
お子さんが高校に進学し、それまでと環境が変わることで、不登校や引きこもりが解決に向かうこともあるので、
ただし、やみくもに全日制高校に進学したとしても、その環境がお子さんに合っていなければ、再び不登校や引きこもりになってしまう可能性があります。
また、高校は中学校と違い義務教育ではないため、そこで不登校になると退学になってしまう場合もあります。
そのため、
そこで次に、不登校や引きこもりのお子さんに、全日制高校があっているかどうか、見極めるためのポイントについて解説していきます。
1-2:全日制高校が本人に合っているか見極めが必要
先ほどお伝えしたように、最近では不登校や引きこもりのお子さんの、高校進学のための環境も整ってきています。
しかしながら、ただやみくもに進学しても、その先で再び不登校になってしまう可能性があります。
そこでここでは、不登校や引きこもりのお子さんが、全日制高校でやっていけるかどうか、事前に見極めるためのポイントについてお伝えしていきます。
そのポイントとは、大きく分けて以下の4点です。
- 環境は合っているか
- 無理なく通学できるか
- 学力は合っているか
- 不登校や引きこもりに対するサポートはあるか
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
1-2-1:環境は合っているか
全日制高校が、不登校や引きこもりのお子さんに合っているか、見極めるために重要なポイントとして、環境が合っているかという点が挙げられます。
不登校や引きこもりのお子さんは、自分が不登校になってしまっているその現状に、強いストレスを感じている場合があります。
その環境を変えるために、高校に進学ししっかりと通うことが出来れば、それが自信に繋がることもあります。
ただし、高校には学校によって様々な特色があり、例えば、部活動が盛んであったり、周りの子の勉強へのモチベーションが高いといった例が挙げられます。
その環境がお子さんに合っていれば良いですが、合わない環境の高校に進学すると、通学がプレッシャーになってしまう場合もあります。
1-2-2:無理なく通学できるか
次に、全日制高校が、お子さんに合っているかの見極めポイントとして、無理なく通学できるか?という点が挙げられます。
不登校や引きこもりのお子さんにとっては、
あまりに通学時間が長くなると朝早起きしなければならず、それが不登校や引きこもりのお子さんにとって、大きな負担になる場合があります。
ただし、不登校や引きこもりのお子さんであっても、適応教室などに通っていて、ある程度生活リズムが整っていると早起きも苦ではない場合もあります。
これもお子さんそれぞれで異なりますので、自身のお子さんに合った高校を選ぶようにしましょう。
1-2-3:学力は合っているか
次に、重要な見極めポイントとして、学力は合っているか?という点が挙げられます。
1-1でもお伝えしたように、受験に合格さえすれば、不登校や引きこもりのお子さんでも高校進学が可能です。
ただし、裏を返せば、受験に落ちてしまうと、高校に進学できないということでもあります。
不登校や引きこもりのお子さんは、学校で授業を受けていない分、学力面での不安がある場合も多くあります。
1-2-4:不登校・引きこもりに対するサポートはあるか
最後に、全日制高校への進学を考える際の重要な見極めポイントとして、不登校や引きこもりに対するサポートがあるか、という点が挙げられます。
1-1でお伝えしたように、不登校の生徒数は年々増加しており、不登校のお子さんに対するサポートをしている高校も少しずつ増えてきました。
ただし、まだまだ多くの全日制高校では、そのようなサポートが少ないのが現状です。
せっかく全日制高校に進学しても、周りのサポートがないと、再び不登校になってしまう可能性もあります。
全日制高校への進学を考える際は、先ほどお伝えした見極めポイントの他にも、
いかがでしょうか。
ここまで、不登校の生徒数の現状と、不登校や引きこもりのお子さんが全日制高校への進学を考える際に、見極めて欲しいポイントについてお伝えしてきました。
しかし実際に、お子さんが全日制高校でうまくやっていけるか、不安に思う方も少なくないと思います。
そこで次章では、全日制高校以外の不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの進学先について解説していきます。
2章:不登校・引きこもりの子の全日制高校以外の進路の選択肢とは?
1章では、不登校の生徒数の現状と、不登校や引きこもりのお子さんが全日制高校に進学する際に、見極めて欲しいポイントについて解説してきました。
この章では、全日制高校以外の、不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの進学先についてお伝えしていきます。
全日制高校以外で、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの進学先は、次の2つです。
- 通信制高校
- 定時制高校
では、それぞれ見ていきましょう。
2-1:通信制高校
不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの全日制高校以外の進学先として、まず挙げられるのが通信制高校です。
通信制高校とは、その名の通り自宅にいながらレポートや自宅学習によって、単位を取れる高校のことです。
実は、この通信制高校は、不登校や引きこもりのお子さんにとって、進学する大きなメリットがあります。
そのメリットとは、大きく分けて以下の5点です。
- 卒業することで高卒資格が得られる
- 通信制のためほぼ通学が不要
- 入学試験で学力を問われない
- 不登校や引きこもりのお子さんへの手厚いサポートが受けられる
- 同じく不登校や引きこもりを経験した友人ができる
では、一つ一つ見ていきょう。
2-1-1:卒業することで高卒資格が得られる
不登校や引きこもりのお子さんが、高校に進学するひとつの目的として、高卒資格を得るということが挙げられると思います。
通信制高校は、単位を取って卒業することで、全日制高校と同じように高卒資格を得ることができます。
この資格を得ることで、大学を受験することもできるようになります。
また、就職を目指す場合も、募集要項が高卒以上となっている会社も多いため、高卒資格を得ることで将来の選択肢を増やすことができます。
このように、
2-1-2:通信制のためほぼ通学が不要
次に、通信制高校のメリットとして挙げられるのが、ほぼ通学が不要であるという点です。
1-2-2でお伝えしたように、不登校や引きこもりのお子さんにとって通学は、高校に通うための大きな壁になる可能性があります。
その点通信制高校は、
勉強はしたいけれど朝起きられるか不安、といったお子さんにとって、通信制高校はとても良い選択肢になると考えられます。
2-1-3:入学試験で学力を問われない
次に、通信制高校のメリットとして挙げられるのが、入学試験で学力を問われないことが多いという点です。
1-1でお伝えしたように、全日制高校の場合は不登校でも受験はできますが、不登校や引きこもりのお子さんでは、内申点や学力面で不安がある場合も多くあります。
通信制高校の入学試験は、面接や書類選考である場合が多く、中学校の内申点や学力などはあまり影響しません。
そのため、
また、入学してからの学習に関しても、次の2-1-4でお伝えするようなサポート制度があるので、安心して進学することができます。
2-1-4:不登校・引きこもりへの手厚いサポートが受けられる
次に、通信制高校のメリットとして挙げられるのが、
通信制高校に通うお子さんの中には、不登校を経験した子も少なくなく、学校側もそのようなお子さんに対する手厚いサポートをしているところが多くあります。
一例として、「KTCおおぞら高等学院」という通信制高校では、不登校のお子さんをサポートするために、マイコーチ(担任)を選べる制度があり、そのマイコーチがほかの生徒との懸け橋となってくれたり、学習面での支援をしてくれるなど学校生活全般の手助けをしてくれます。
詳しくは、コチラ →【不登校・引きこもりのお子さんへ】おすすめ通信制高校3選と選び方
不登校や引きこもりを経験したお子さんにとって、その事実を知ったうえでしっかりとサポートしてくれる制度があるということは、一歩踏み出すためにも大きな手助けとなるはずです。
2-1-5:不登校・引きこもりを経験した友人ができる
最後に、通信制高校を選ぶメリットとして挙げれるのが、
2-1-4でもお伝えしたように、通信制高校には、不登校や引きこもりを経験したお子さんも、数多く在籍しています。
その通信制高校で、自分と同じような経験をした友人を持つことで、
「自分だけではないんだ」
「一度不登校になってもやり直せるんだ」
とお子さん自身が実感することができます。
このように、
いかがでしょうか。
ここまで、不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの進学先として、通信制高校についてお伝えしてきました。
お伝えしてきたように、通信制高校は、元々不登校や引きこもりの子が多いこともあり、そのようなお子さんにとって、進学しやすく学習しやすい環境が整っています。
全日制高校進学に不安がある場合は、通信制高校も検討してみても良いのではないでしょうか。
では次に、全日制高校以外の、不登校や引きこもりのお子さんの進学先として、お勧めの定時制高校について解説していきます。
2-2:定時制高校
定時制高校とは、なんらかの理由で、日中に高校に通うことが難しいお子さんたちが、夕方や夜間に通う高校のことです。
部活動や年間行事なども、全日制高校と同じようにあり、基本的には毎日の通学が必要になります。
そのため、
- 不登校や引きこもりになってしまったけれど、普通の高校生活は楽しみたい
- 夜間や夕方の方が通学しやすい
といったお子さんには、定時制高校がお勧めです。
ただし、先ほどお伝えしたように、定時制高校では基本的に毎日の通学が必要になります。
その通学が負担になる場合には、2-1でお伝えしたような通信制高校の方が良いかもしれません。
いかがでしょうか。
この章では全日制高校以外で不登校や引きこもりのお子さんにお勧めの進学先として
- 通信制高校
- 定時制高校
についてお伝えしてきました。
それでは、次にこの記事のまとめとして、不登校や引きこもりのお子さんが、進学先を選ぶ時の注意点についてお伝えしていきます。
お子さんの進学先を選ぶことは、将来への第一歩を踏み出すことでもあります。
ぜひ、次章を読んで、進学先選びの参考にして頂ければと思います。
3章:不登校・引きこもりの子の進学先選びのポイント3つ
ここまで1章では、不登校の生徒数の現状と、全日制高校に進学する際に見極めて欲しいポイントについて、2章では、全日制高校以外の不登校や引きこもりのお子さんに、お勧めの進学先について解説してきました。
そこで、この章では、1章2章を踏まえて不登校や引きこもりのお子さんの、進学先を選ぶ際のポイントについてお伝えしていきます。
不登校や引きこもりのお子さんの、進学先を選ぶ際のポイントは、大きく分けて以下の3点です。
- 進学の目的はなにか?
- 本人のやる気はあるか?
- 最終的なゴールはどこか?
では、一つ一つ見ていきましょう。
3-1:進学の目的はなにか?
まず、お子さんの進学先を選ぶにあたり、はっきりさせておきたいのが進学の目的は何か?ということです。
この目的が親子ともにはっきりしていないと、何となく進学し何となく高校に通う、ということになってしまいます。
そして、目的意識なく学校に通うと、再び不登校や引きこもりになってしまう可能性も高くなります。
そうならないためにも、
この目的とは、例えば高卒の肩書を得る、といったことでも構いません。
他には例えば、環境を変えて不登校から脱却する、というのもとても良い目的だと思います。
また、進学先によっては、就職支援などがある場合もあり、将来なりたい職業のために進学する、というものでも良いですし、進学支援コースがあるような高校の場合は、大学受験を目標に入学するのもお勧めです。
3-2:本人のやる気はあるか?
次に、進学先を選ぶ際に注意して欲しいのが、本人のやる気があるか?という点です。
本人のやる気が全くないのに進学しても、先ほどお伝えしたように、再び不登校になってしまう可能性があります。
ただし、不登校や引きこもり期間が長いお子さんの場合、自分自身でも何に興味があるのか、どんな学校が自分に合っているのか、分からなくなっている場合があります。
そのような際は、様々な学校を比較検討して、親子でよく話し合いをすることをお勧めします。
3-3:最終的なゴールはどこか?
最後に、進学先を選ぶ際に、最も重要な点についてお伝えします。
それは、最終的なゴールはどこか?ということです。
高校への進学は、3-1でもお伝えしたように、様々な目的があると思います。
しかし、最も大切なゴールとは、
そのためにも
- 進学の目的はなにか?
- 本人のやる気はあるか?
- 最終的なゴールはどこか?
を意識しながら進学先を選ぶようにしましょう。
ぜひこの記事を参考に、本当にお子さんに合った環境や、サポート体制のある進学先を選んでいただければと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
最後に今回の内容をまとめます。
不登校・引きこもりでも全日制高校に進学可能 - 全日制高校を選ぶ際は、以下のポイントの見極めが必要
- 環境は合っているか
- 無理なく通学できるか
- 学力は合っているか
- 不登校に対するサポートはあるか
全日制高校以外にも、通信制高校や定時制高校といった選択肢もある - 通信制高校のメリットは、以下の5つ
- 高卒資格が得られる
- 通学がほぼ不要
- 入試で学力が問われない
- 不登校へのサポートがある
- 不登校を経験した友人ができる
- 定時制高校は、学習する時間が夕方や夜間、という点を除けば、全日制高校とほぼ同じ環境
- 進学先選びのポイント
- 進学の目的をはっきりさせる
- 本人が前向きに通いたいと思える学校を選ぶ
- 最終的なゴールは本人が充実した日々を過ごせること
この記事を参考にお子さんに合った進学先を探してみてください。
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