あなたは、
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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
お子さんが不登校になってしまうと、これからの学校生活や将来のことが心配になってしまいますよね。
実際、対応を間違って不登校が長期化し、引きこもりになっていくお子さんも少なくありません。
とはいえ、
そこでこの記事では、まずは不登校を改善する上で知っておくべき原因を簡単に説明し、それから具体的な6つの改善方法を紹介します。
また、不登校を改善する上でやってはいけないことも説明します。
ぜひ知りたいところから読んで、これからの行動に役立ててください。
- この記事の目次
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- 1章:子どもの不登校を改善するために知っておくべき3つの原因
- 1-1:環境に原因がある
- 1-2:親子関係に原因がある
- 1-3:お子さん自身に原因がある
- 2章:不登校の6つの改善方法
- 2-1:不登校をより確実に改善する方法
- 2-1-1:転校する
- 2-1-2:フリースクールに通う
- 2-1-3:カウンセリングを受ける
- 2-2:不登校の改善のために家庭だけでもできること
- 2-2-1:家庭での関わり方を変える
- 2-2-2:生活リズムを整える
- 2-2-3:家庭の問題を解決する
- 3章:不登校の改善のためにやってはいけないこと
- 3-1:無理やり学校に行かせようとする
- 3-2:厳しく接する
- 3-3:放置する
- 3-4:甘やかしすぎる
- 3-5:親の決めたルールを押し付ける
- まとめ
1章:子どもの不登校を改善するために知っておくべき3つの原因
それではさっそく、子どもの不登校を改善するために、知っておくべき3つの原因を説明します。
原因によって改善方法も異なりますので、原因から理解しておくことが大事なのです。
具体的な改善方法から知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:環境に原因がある
まず、お子さんの不登校の原因の1つに、環境に原因がある場合があります。
具体的には、下記のようなものです。
- いじめにあった
- 学校の雰囲気や校則が合わない
- 先生と合わない
- 特定の生徒とトラブルになった、人間関係が非常に悪い
- クラスや部活でのトラブルや失敗、挫折経験
このように、
この場合は、単に環境を変えれば不登校が改善することがあります。
したがって、このようなケースでは、不登校を改善することが比較的難しくないのです。
ただし、一見、今の環境に原因があるように見えても、実際にはこれから紹介するような、他の原因と複雑に絡み合って不登校になっている場合もあります。
その場合は、環境を変えても不登校が改善しないこともあるため、注意が必要です。
1-2:親子関係に原因がある
具体的には、下記のような問題です。
- 親が厳しく甘えられない、弱みが見せられない
- 親が勉強やスポーツの教育に熱心すぎ、お子さんのストレスが大きい
- 親が理不尽に怒る、攻撃的な行為を取るため、お子さんが親に気を遣っている、ご機嫌取りをする
- 親がお子さんを傷つけるようなコミュニケーションを取っている
- 親の暴言、暴力、虐待
- 親が忙しすぎて子どもに構えない、放置・ネグレクト
親子関係・家庭にこのような問題があると、お子さんは精神的に不安定になり、「神経質」「傷つきやすい」「本音が言えない」「自分を出せない」といった性格になります。
その結果、家の内外でストレスをためてしまい、やがて学校に行きたくなくなってしまうのです。
表面的には、先生が嫌い、友達がいない、勉強についていけないといった問題しか見えないこともあります。
しかし、たとえ上記のような問題を抱えていても、家庭が安心できる場なら、外で溜めたストレスを発散でき、傷ついても元気を取り戻してまた頑張れるのです。
そのため、
とはいえ、親子関係の問題は家庭だけで対処することが難しいため、詳しい方法は2章で説明します。
1-3:お子さん自身に原因がある
不登校の原因は、お子さん自身が生まれつき持っている発達障害や、精神疾患にある場合もあります。
不登校に繋がり得る特性としては、下記のものがあります。
自閉スペクトラム症 :社会的コミュニケーションの障害、特異なこだわりがある、極端に不器用、パニックになりやすいなどの特徴があります。ADHD(注意欠如・多動症) :気がそれやすい、集中できない、過剰に動き回る、衝動的などの特徴があります。LD(学習障害) :読み書き、計算のいずれかの学習が困難という特徴があります。
これらのような特性があると、
- 周囲の環境からの刺激に過敏すぎる、もしくは鈍感すぎる
- 一方的なコミュニケーションを行い、周囲の反感を買ってしまう
- 不注意や多動で浮いてしまう
- 授業についていけず学習が遅れ、劣等感を持つ
といったことが起こり、それがストレスになって学校に行くのが嫌になることがあるのです。
これまでに発達障害の診断を受けていなくても、いわゆる「グレーゾーン」の特性で生きづらさを感じている場合もあります。
また、これ以外の精神疾患や愛着障害などが、原因になっていることもあります。
これらが疑われる場合は、まずは医療機関に相談することが大事ですが、それだけで不登校が改善できるとは限りません。
その他の方法とも組み合わせて実践することが、有効である場合もあります。
そこでこれから、不登校を改善するための具体的な方法を詳しく解説します。
2章:不登校の6つの改善方法
それではこれから、不登校を改善するための具体的な方法を解説します。
より確実に改善する方法と、家庭だけでも実践できる方法を順番に紹介しますので、お子さんの状態にあったものを実践してみてください。
2-1:不登校をより確実に改善する方法
不登校をより確実に改善する方法には、下記の3つがあります。
- 転校する
- フリースクールに通う
- カウンセリングを受ける
順番に説明します。
2-1-1:転校する
1章でも解説したように、
環境だけが原因となっている場合は、転校して別の学校に行けば、不登校が改善して学校に行けるようになる場合もあるのです。
以下のようなケースであれば、転校するだけで不登校が改善する可能性があります。
- 今の学校や先生が合わないだけ
- 特定の人とのトラブルで学校に行けなくなっている(いじめ、喧嘩など)
しかし、繰り返しになりますが、不登校は環境だけが原因になっているとは言えないケースも多いです。
親が「環境が原因」と思い込んでいるだけで、その背景に別の問題があることもあるのです。
したがって、
2-1-2:フリースクールに通う
不登校の改善のためには、フリースクールを活用することをおすすめします。
フリースクールとは、不登校や引きこもりなどのお子さんが通うための施設です。
全寮制、通学制、訪問サポートなどのサービスがあり、問題を抱えたお子さんの対応の経験豊富なスタッフがサポートしてくれます。
フリースクールにもよりますが、
- 全寮制で生活全般を改善してくれる
- 勉強のサポートをしてもらえる
- 心のケアをしてもらえる
- スマホ・ゲームの教育をしてくれる
- 自分のペースで通って社会に出る準備ができる
- 学校と連携してフリースクールへの通学を出席日数に入れてくれる
などのメリットがあります。
1章でも説明したように、お子さんの不登校の原因には、親子関係・家庭の問題があることも少なくありません。
また、家庭から一時的に離れることで、親子共に成長し、退寮後は親子の信頼関係を作っていくことも可能になるのです。
普通の学校が合わないようなお子さんでも、フリースクールではのびのびと生活することができて、自分の好きなこと、得意なことを見つけて前向きに生きていけるようになります。
おすすめなのは、フリースクール伊藤幸弘塾です。
伊藤幸弘塾は、全寮制、通学制、訪問サポートを行っており、これまで多くの登校拒否のお子さんも受け入れてきました。
伊藤幸弘塾には、下記のような特徴があります。
- 全寮制・通学制・訪問の制度がある
- お子さんに合わせたカリキュラムで生活、勉強できる
- ネットリテラシー教育で、スマホ・ゲーム依存を改善可能
- お子さんが自立できるように、イベントや体験プログラム、サポートが充実
- 教員免許保有者や現役塾講師が学習支援
- 家庭的な温かい環境、スタッフ
- 親へのサポートもあり、面談や相談を行っている
無料相談も行っておりますので、詳しくは以下の公式HPでチェックしてみてください。
伊藤塾公式HPはこちら
また、以下の記事でも詳しく解説しています。
【不登校・引きこもりにおすすめ】フリースクール伊藤塾の8つの特徴
2-1-3:カウンセリングを受ける
カウンセリングが効果的なのは、特に不登校の原因の根本に、親子関係・家庭の問題がある場合です。
親子関係に問題があるために、お子さんが、
- 傷つきやすくなっている
- 心が不安定になっている
- 安心して人と関わることができない
- ストレスを解消できない
といった状態になっていることが多いのです。
これらの状態を改善しないと、不登校を解決することもできません。
このような場合は、不登校、引きこもりといった子どもの問題を専門にしているカウンセラーから、カウンセリングを受けることをおすすめします。
そこでおすすめなのが、不登校・非行専門のカウンセラーである内藤佑先生です。
内藤先生は元警察官で、さまざまな問題行動を持つ子どもと関わってきた経験があり、延べ3000人の子どもの相談にのってきました。
現在は、不登校・非行専門のカウンセラーとして「リベラルコーチング」というカウンセリングサービスを通じて、多くの子どもの問題行動を改善しています。
これは、内藤先生が多くの子どもと接する中で作ってきた、子どもたちの悩み、不安を解決し、夢や目標に向かって前向きに生活できるようにサポートする手法です。
リベラルコーチングを受けることで、
- 子どもの登校拒否の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
基本的に親とカウンセリングするため、子どもへの負担はなく気軽に行うことができます。
また、LINEやメールの文章の添削も、内藤先生自身が行っているため、LINE・メールを通じて子どもの状態を改善していくことが可能なのです。
初回相談は無料ですので、お気軽に試してみてください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
2-2:不登校の改善のために家庭だけでもできること
ここまで紹介した方法は、不登校をより確実に改善する方法です。
しかし、上記の方法は、今すぐにはできない場合もあると思います。
そこで、これから家庭だけでできる、下記の3つの方法を紹介します。
- 家庭での関わり方を変える
- 生活リズムを整える
- 家庭の問題を解決する
順番に説明します。
2-2-1:家庭での関わり方を変える
ここまで説明してきたように、お子さんの不登校の根本の原因には、親子関係・家庭の問題がある場合が多いです。
そのため、家庭での関わり方を変えることで、お子さんが自信を取り戻し元気になる場合もあるのです。
具体的には、お子さんとのコミュニケーションを変えることが大事です。
親子関係に問題がある場合、お子さんは「構ってほしい」「愛情不足」「認められたい」「話を聞いてほしい」などの悩みを持っています。
つまり、親に自分のことを見てもらいたい、自分の気持ちを受け止めてほしいと思っているのです。
お子さんとの関わり方が、抑圧的で厳しいものであっても、放任的で関わりが薄いものであっても、お子さんは満たされません。
そのため、下記のように関わり方を改善していくことを試してみてください。
- できるだけ長く話す
- 相槌を打ち、しっかり聞く姿勢を見せる
- 言うことを否定しない
- 「こうしなさい」といった指示やアドバイス、「それは間違ってるよ」という解釈を避ける
すぐに効果が出るとは限りませんが、このように話を聞いてあげることで、少しずつお子さんも自分から不満を言葉にして話したりするように変わってきます。
そうして、お子さんとの間に信頼関係ができると、お子さんの不登校も改善していくのです。
ただし、親子の問題を家庭だけで対処することは、なかなか難しいです。
そのため、最初から家庭だけで何とかしようとするのではなく、フリースクールやカウンセリングを活用しつつ、家庭でも実践するのが望ましいです。
2-2-2:生活リズムを整える
お子さんが、「スマホ・ゲーム依存で生活が乱れている」「昼夜逆転している」という理由から、不登校になっている場合もあります。
このような場合は、生活リズムを整えることで不登校を改善できることがあります。
特に下記のような場合は、家庭でも少しずつ対処することが大事です。
- 寝る時間、起きる時間が遅い
- 睡眠時間が少ない
- 布団に入ってからもスマホ・ゲームをしている
- 毎日何時間も画面を見て過ごしている
しかし、スマホ・ゲームを完全に禁止してしまうと、お子さんにはかえって悪影響があり、隠れて使うようになったり、不満を別の形で解消しようと問題行動に走ることがあります。
家庭だけで対処することが難しければ、スマホ・ゲームと適切に関わることを教育してくれる、フリースクールを利用することをおすすめします。
スマホ・ゲーム依存について詳しくは、以下の記事でも解説しています。
【子どものスマホ依存は改善可能】すぐできる8つの対処法を徹底解説
2-2-3:家庭の問題を解決する
家庭環境や親子関係を改善し、家庭が心からリラックスできる場になれば、お子さんは外でのストレスを家で自然に解消できるようになります。
そのような家庭があれば、お子さんにとって家の外で多少嫌なことがあっても、不登校にまでは至らないのです。
そのため、たとえば下記のような問題が家庭にある場合は、少しずつでも改善していくことが大事です。
- 両親の不仲
- 多忙で子供に構っていない
- 虐待や放置
- 親の失業、貧困
- 兄弟間での扱いが違う
- 進学のための勉強、習い事などを強制している
- 親が厳しすぎる
そうすれば、お子さんも親自身も、精神的に安定し不登校も改善します。
ここまで不登校改善のためにやるべきことを説明してきましたが、不登校改善のためには「やってはいけないこと」もあります。
これから説明します。
3章:不登校の改善のためにやってはいけないこと
お子さんの不登校改善のためには、下記のようなことは避けてください。
- 無理やり学校に行かせようとする
- 厳しく接する
- 放置する
- 甘やかしすぎる
- 親の決めたルールを押し付ける
順番に説明します。
3-1:無理やり学校に行かせようとする
お子さんの不登校を改善するために、無理やり学校に行かせようとしてはいけません。
無理に行かせようとすれば、
- 親子の信頼関係が崩れる
- 学校がさらに嫌いになり、不登校・引きこもりを長期化させる
といったことになりかねません。
親としては、「早く学校に行ってほしい」という思いがあるかもしれませんが、その焦りで登校を強いてはいけないのです。
まずは不登校を改善することよりも、親子の信頼関係を取り戻すことに集中してください。
そのため、無理に学校に行かせず、フリースクールに通わせる、転校するなど、環境を変えることも検討することが大事なのです。
3-2:厳しく接する
不登校のお子さんに対して、
「厳しく接する」
「頻繁に怒る」
「家での勉強や家事などを強いる」
などの対応をすることも避けた方が良いです。
不登校にまで至ってしまうお子さんは、心が疲れ果てている状態です。
その状態で、親が上記のような態度を取ってしまうと、お子さんは「受け入れてもらえない」という実感から、さらに自分の殻の中に閉じこもってしまうものなのです。
3-3:放置する
お子さんの不登校を改善するためには、
「対応が分からないから放っておく」
「とりあえず放っておいて、様子を見る」
「子どものやりたいようにさせる」
といったことも避けるべきです。
親がこういった態度を取ると、お子さんは、「見捨てられたのかもしれない」と思って傷ついたり、心が不安定になります。
また、何も言われないからと、ゲーム・スマホにさらに依存していくことも考えられます。
そのため、お子さんは放置するのではなく、2章で書いたような適切な対処法を実践していくことが大事なのです。
3-4:甘やかしすぎる
不登校になったお子さんを甘やかしすぎたり、お子さんのために何でもやってあげるようなことも、不登校の改善にはつながりません。
確かに、お子さんの状態が、「心が傷ついている」「心が不安定」という場合は、親がお子さんを認めてあげたり、受け止めてあげることが大事です。
しかしそれは、単に甘やかしたり、何でも言うことを聞いてあげることとは異なるのです。
適切な関わり方が分からない場合は、フリースクールに相談したり、カウンセリングを受けて対処法を教えてもらうことも大事です。
詳しくは下記の記事もご覧ください。
【高校生の不登校を改善可能】カウンセリングのメリットと流れを解説
3-5:親の決めたルールを押し付ける
不登校を改善するために、親がお子さんにルールを決めて押し付けることも少なくないようです。
たとえば、
- 〇日までに学校に行くこと
- 週に〇日は学校に通うこと
- 学校に行かないなら○○はしてあげない、買ってあげない
などです。
こうしたルールを勝手に作って押し付けてしまうと、お子さんは親から理不尽な扱いを受けていると感じてしまいます。
その結果、親子の信頼関係が崩れてしまうのです。
そのためには、ルールを押し付けると逆効果なのです。
繰り返しになりますが、お子さんとの関わり方が分からなければ、無理に自分たちだけでやろうとせずに、専門家を頼ることが大事です。
2章で紹介したフリースクールの伊藤塾では、無料相談を実施していますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
■不登校の主な原因
- 環境に原因がある
- 親子関係に原因がある
- お子さん自身に原因がある
■不登校をより確実に改善する方法
- 転校する
- フリースクールに通う
- カウンセリングを受ける
■不登校の改善のために家庭だけでもできること
- 家庭での関わり方を変える
- 生活リズムを整える
- 家庭の問題を解決する
■不登校改善のためにやってはいけないこと
- 無理やり学校に行かせようとする
- 厳しく接する
- 放置する
- 甘やかしすぎる
- 親の決めたルールを押し付ける
ぜひこの記事を参考に、できることから実践してみてください。
【この記事で紹介した専門家・相談先】
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