あなたは、
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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
子育ての悩みは、相談できる人が少なかったり、相談しても解決できないことが多かったり、悶々と悩み続けてしまうこともありますよね。
結論から言えば、子育ての悩みは、専門のカウンセラーに相談することで解決できることが少なくありません。
なぜなら、
そこでこの記事では、まずはカウンセリングを受けるべき人や悩みのタイプ、カウンセリングの種類について簡単に説明します。
そして、カウンセリングの具体的なメリット・デメリット、カウンセリングの具体的な内容・ポイント、そしておすすめのカウンセラーを紹介します。
ぜひ関心があるところから読み、これからの行動に活用してみてください。
- この記事の目次
-
- 1章:子育ての悩みはカウンセリングで改善できる
- 1-1:子育ての悩みが相談できるカウンセリングとは
- 1-2:カウンセリングを受けるべき人・悩みのタイプ
- 1-3:受けられるカウンセリングの種類
- 1-3-1:行政系の窓口
- 1-3-2:学校、スクールカウンセラー
- 1-3-3:民間のカウンセラー
- 2章:子育ての悩みをカウンセリングで相談するメリット・デメリット
- 2-1:メリット
- 2-1-1:子育てで感じている負担が軽くなる
- 2-1-2:子育ての悩みの原因・対処法が分かる
- 2-1-3:お子さんにあった関わり方、育て方が分かる
- 2-1-4:避けるべき行動が分かる
- 2-2:デメリット
- 2-2-1:カウンセリングだけでは解決できないこともある
- 2-2-2:お金がかかる
- 2-2-3:お子さんの負担になることもある
- 2-2-4:カウンセラー選びに間違うと、状況が悪化することもある
- 3章:子育ての悩みをカウンセリングで相談する流れ
- 3-1:悩みにあったカウンセラーを見つける
- 3-2:まずは状況について詳しく話す
- 3-3:悩みの原因を整理する
- 3-4:お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
- 3-4-1:まずは現状を受け止めることが大事
- 3-4-2:悩みの本質を明らかにする
- 3-4-3:親子の関わり方についての考え方、方法を整理する
- 3-5:家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
- まとめ
1章:子育ての悩みはカウンセリングで改善できる
それではさっそく、
- 子育ての悩みが相談できるカウンセリングとは
- カウンセリングを受けるべき人・悩みのタイプ
- 受けられるカウンセリングの種類
について順番に説明します。
具体的なカウンセリングのメリット・デメリットから知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:子育ての悩みが相談できるカウンセリングとは
子育ての悩みにも、
「親子関係がうまくいかない」
「コミュニケーションが円滑にいかない」
「学校や家庭でルールを守らない」
「落ち着きがない」
「反抗や攻撃的な行動が多い」
「子どもの不登校、引きこもり」
などさまざまなものがありますが、こういった悩みは多くの親御さんが抱えているものです。
そのため、こういった子育ての悩みを改善することを、専門にしているカウンセラーも少なくないのです。
そもそも、
そのため、対面ではなくとも、電話さえあれば相談できるカウンセラーも少なくありません。
したがって、子育てで忙しく、移動する時間がないという場合でも、隙間時間を使って相談することも可能なのです。
とはいえ、カウンセラーなら誰でも良いというわけではありません。
相談するべきなのは、子育ての悩みを解決してきた経験が豊富で、しっかりとしたノウハウを持っているカウンセラーなのです。
1-2:カウンセリングを受けるべき人・悩みのタイプ
特に、下記のような子育ての悩みであれば、カウンセリングで改善できる可能性が高いです。
- 不登校・引きこもりになっている
- 暴力、暴言、物を投げるなど攻撃的な行動が多い
- 非行、不良行為を行っている
- 無視される、強く反抗されるなど、親子間でコミュニケーションがうまく取れない
- 親自身のストレスが大きい、病んでいる
お子さんが抱える問題の原因については、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
【子どもに多い問題行動7選】その心理と5つの対処法を徹底解説
もちろん、子育ての悩みの内容によっては、医療機関や学校などその他の外部とも、連携しながら解決していく必要があります。
そのため、そのような、
1-3:受けられるカウンセリングの種類
子育ての悩みを相談できる相談先としては、カウンセラーを含め下記のものがあります。
- 行政系の窓口
- 学校、スクールカウンセラー
- 民間のカウンセラー
順番に説明します。
1-3-1:行政系の窓口
まず、無料で相談できる相談先として、次のような行政の窓口があります。
地域の教育センターの中などにある施設で、お子さんが、不登校・引きこもりといった問題を抱えている場合、相談し支援を受けられます。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
全都道府県警察に設置されているもので、お子さんに非行、不良行為(深夜徘徊、飲酒、喫煙、暴走など)がある場合に、相談できる施設です。
児童相談所は、都道府県が設置している相談窓口で、お子さんに関わる問題を広く扱っています。
少年鑑別所とも言われる施設で、お子さんに非行や不良行為、攻撃的な行動などがある場合に相談することができます。
都道府県が設置している、青少年相談センターも、お子さんの問題行動を相談することができます。
小さなお子さんから30代まで、幅広く相談できるのが青少年相談センターの特徴です。
お近くのセンターは、「都道府県名 青少年センター」などで検索すると調べることができます。
これらの相談先については、詳しくは以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
【問題行動の相談先8選】子どもにあった相談先を選ぶポイントを解説
1-3-2:学校、スクールカウンセラー
子育ての悩みに関する身近な相談先としては、学校を利用することも可能です。
お子さんの在籍校であれば、お子さんの学校での態度や、お子さんの行動の原因についても把握している可能性があります。
また、
スクールカウンセラーには
- 相談、アドバイス
- 医療機関と連携して、状態を診断できる
- 予防のために学校と対処する
といった役割があるからです。
ただし、在籍校は、多くの生徒の問題に関わっていて忙しかったり、学校側が協力的でないために積極的に動けない、ということもあります。
また、学外での子育ての悩みに関しては、サポートが難しい場合があります。
そのため、まず最初に相談してみても良いのですが、積極的に動いてくれなそうであれば、その他の選択肢を検討することをおすすめします。
1-3-3:民間のカウンセラー
ここまで行政の相談先や学校を紹介しましたが、これらの相談先は、無料で気軽に相談できる一方で、
- 多くの人が相談にくるため、一人ひとり丁寧に相談に乗ることができないことがある
- スタッフによって知識、経験、能力の差がある
- 一人の担当者が継続的に関わってくれるとは限らない
といったデメリットもあります。
子育ての悩みは、すぐに改善できる場合ばかりではありません。
場合によっては、
そこでおすすめなのが、民間のカウンセラーです。
民間のカウンセラーであれば、
- 専門的なノウハウを持っている
- 継続的に関わり続けることができる
- 一人ひとり丁寧に対応してもらえる
という場合が多いからです。
ただし、注意点があります。
それは、子育ての悩みを専門にしているカウンセラーでなければ、悩みが改善しないどころか悪化してしまう場合もあるためです。
カウンセラーによっては、「まだ様子を見ましょう」などと言って、お子さんの状態を放置してしまう場合もあります。
しかし、お子さんの状態によっては、放置すると問題行動がエスカレートしてしまう場合も少なくありません。
場合によっては、
- 不登校・引きこもりが悪化して、親ともまともなコミュニケーションがとれないまま何年も経過してしまう
- 非行、不良行為が悪化し、犯罪に走る
といったこともあるのです。
そのため、
子育ての悩みについてカウンセリングを受ける前に、具体的なメリットやデメリットを知っておきたい場合もあると思います。
そこで次に、カウンセリングのメリット・デメリットを詳しく解説します。
2章:子育ての悩みをカウンセリングで相談するメリット・デメリット
それではこれから、子育ての悩みをカウンセリングで相談するメリット・デメリットを解説します。
詳しいカウンセリングの中身やポイントを知りたい場合は、3章からお読みください。
2-1:メリット
子育ての悩みをカウンセリングで相談するメリットは、主に下記のものです。
- 子育てで感じている負担が軽くなる
- 子育ての悩みの原因・対処法が分かる
- お子さんにあった関わり方、育て方が分かる
- 避けるべき行動が分かる
順番に説明します。
2-1-1:子育てで感じている負担が軽くなる
子育ての悩みは、「相談できる人がいない」「相談しても解決できない」「身近な人からもプレッシャーをかけられて辛い」など、悩みを引きずるほど大きな負担を感じてしまうものです。
特に、お子さんに問題行動があると、
- 毎日繰り返し注意したり、叱ったりしなければならない
- ずっと目が離せない
- 周囲の目や反応が気になる、非難される
- 子どものことで、夫婦間で対立する
といった毎日で、ストレスでいっぱいになってしまいます。
その結果、親の方が心を病んでしまっている場合もあるのです。
そのため、お子さんのためにも、まずは親であるあなたが、子育てで抱えているストレスを解消することが大事なのです。
そのため、もしあなたもストレスが溜まっていたら、お気軽にあなた自身のことを相談してみることをおすすめします。
2-1-2:子育ての悩みの原因・対処法が分かる
子育ての悩みについて心理カウンセラーに相談すると、悩みの原因が分かるのが大きなメリットです。
子育ての悩みの原因は、
- お子さん自身の性格、特性によるもの
- 親自身の個人的な悩み、家族や身近な人との関係性によるもの
- 学校、地域など周囲の環境の影響
など、さまざまな原因が積み重なって起こるものです。
そして、親御さんが「これが原因だろう」と思っていても、実は別のところに本当の原因があり、それを解決することで、ストレスが大幅に軽減される場合もあるのです。
そのため、
適切な原因が明らかにできなければ、適切な対処法も分かりません。
そのため、子育ての悩みを改善するためには、専門のカウンセラーに相談することが大事なのです。
2-1-3:お子さんにあった関わり方、育て方が分かる
子育ての悩みをカウンセラーに相談することで、お子さんにあった関わり方、育て方が分かるというのも大きなメリットです。
そもそも、子どもとの関わり方には、「これさえやればいい」というような簡単な解決策はありません。
子ども・親の性格や周りの環境などによって、関わり方、育て方も千差万別なのです。
したがって、大事なのは、お子さんにあった関わり方、育て方を見つけ出し実践し続けることなのです。
このような関わり方、育て方は、お子さんやあなた自身とカウンセラーが関わりながら見つけて行くしかないのです。
そのため、
2-1-4:避けるべき行動が分かる
お子さんに対して、避けるべき行動、やってはいけないことが具体的に分かるというのも、カウンセラーに相談するメリットです。
子育ての悩みを改善する上で大事なのは、お子さんとの関わり方を変えていくことです。
しかし、家庭だけで関わり方を変えようとしても、なかなか正しい方法は実践できません。
逆に、ご家庭によっては、下記のように間違ったことをしてしまうこともあります。
- お子さんの行動、言動を変えようと無理に関わろうとする。細かく口出しする。
- お子さんを放置してしまう
- お子さんに厳しくする
- お子さんを甘やかす、何でも言うことを聞いてあげる
子育ての問題の改善のために、本当に理解しておくべきことを知らないまま、場当たり的に行動しても、子育ての悩みは改善できません。
むしろ、悪化してしまうこともあるのです。
カウンセラーに相談すれば、悩みの内容によってどういう行動を避けるべきか教えてもらうことができます。
2-2:デメリット
子育ての悩みをカウンセリングで相談することには、下記のようなデメリットになり得ることもあります。
そのため、相談する前によくチェックしてみてください。
- カウンセリングだけでは解決できないこともある
- お金がかかる
- お子さんの負担になることもある
- カウンセラー選びに間違うと、状況が悪化することもある
順番に説明します。
2-2-1:カウンセリングだけでは解決できないこともある
子育ての悩みの内容や、問題の原因によっては、カウンセラーより他の所に相談するべき場合もあります。
具体的には、お子さんの発達障害、精神疾患といった特性に原因がある場合です。
発達障害、精神疾患などが疑われる場合は、まずは医療機関に相談してみることをおすすめします。
子育ての悩みに繋がり得るお子さんの特性としては、下記のものがあります。
- ADHD(注意欠如・多動症):気がそれやすい、集中できない、過剰に動き回る、衝動的などの特徴があります。
- 自閉症スペクトラム症:社会的コミュニケーションの障害、特異なこだわりがある、極端に不器用、パニックになりやすいなどの特徴があります。
- LD(学習障害):読み書き、計算のいずれかの学習が困難という特徴があります。
これらの発達障害があると、普通のお子さんとは認知の機能の発達が異なるため、
- 周囲の環境からの刺激に過敏すぎる、もしくは鈍感すぎる
- 一方的なコミュニケーションを行い周囲の反感を買ってしまう
- 授業についていけず学習が遅れ、劣等感を持つ
といったことが起こります。
その結果、ストレスになり問題行動に繋がることがあるのです。
とはいえ、カウンセラーへの相談が無意味なわけでもありません。
お子さんに発達障害があっても、家庭で適切な関わり方をすることで、問題行動が落ち着く場合もあるからです。
そのため、
2-2-2:お金がかかる
カウンセリングによってさまざまですが、カウンセリングは基本的にお金がかかるため、「お金をかけずに解決したい」という方にはデメリットになるかもしれません。
しかし、子育ての悩みについて、無料で相談できるのは自治体にある行政の窓口などくらいです。
自治体の窓口では、スタッフの質はまちまちですし、十分な経験を持たない人しかいない場合もあります。
そのため、何度相談しても、解決には導いてもらえないことも多いのです。
カウンセラーの中には、初回無料でカウンセリングを行う方もいらっしゃいますので、気軽に試してみることをおすすめします。
お子さんの問題行動を専門とするカウンセラーとして、おすすめなのが、内藤先生です。
ぜひ下記のページも読んでみてください。
2-2-3:お子さんの負担になることもある
子育ての悩みを相談できるカウンセリングの多くは、お子さんと直接お話しする中で、お子さんの状態を改善していこうとします。
しかし、
特に、問題行動を抱えるお子さんの多くは、
「神経質で警戒心が強い」
「コミュニケーション能力に難がある」
といった特徴があります。
そのため、カウンセラーと話すことがストレスになり、カウンセリングが継続できなかったり、ストレスから問題行動が悪化することもあり得るのです。
しかし、そういうお子さんにも、向いているカウンセリングがあります。
それは、
このようなカウンセリングであれば、お子さんに負担を与えることなく、カウンセリングを継続することができるのです。
2-2-4:カウンセラー選びに間違うと、状況が悪化することもある
これまでも簡単に説明してきたように、カウンセリングは、子育ての悩みにあったものを受ける必要があります。
しかし、子育ての悩みやお子さんの問題行動を専門にしているとうたっているカウンセラーの中にも、
「民間資格をとっただけで、ほとんど経験がない」
「自分の子育て経験しかない」
「家庭の状況をよくヒアリングしないまま、自分の考えを押し付ける」
「実践しやすいノウハウを体系化していない」
といった方が少なくありません。
カウンセラーは、勝手に名乗ることができるため、その質が玉石混交なのです。
そのため、カウンセラー選びに間違うと、
「余計にストレスを感じる」
「貴重なお金や時間を無駄にする」
「大切なお子さんに間違った対処法を取ってしまう」
といったことになりかねないのです。
とはいえ、カウンセリングを受けたことがなければ、最適なカウンセラーを選ぶことは難しいため、間違えてしまう可能性もあります。
このように、カウンセラー選びに間違う可能性があるというのは、大きなデメリットなのです。
さて、ここまでで、「カウンセリングのメリットは分かったけど、いまいちどういうものなのかよくわからない」という場合もあると思います。
そこで次に、カウンセリングの内容について簡単に紹介します。
3章:子育ての悩みをカウンセリングで相談する流れ
子育ての悩みをカウンセリングで相談する場合、一般的には下記のような流れで行われます。
- 悩みにあったカウンセラーを見つける
- まずは状況について詳しく話す
- 悩みの原因を整理する
- お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
- 家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
具体的な中身や、悩みが改善できる理由を解説します。
3-1:悩みにあったカウンセラーを見つける
2章でも説明したように、カウンセラーにもさまざまな人がいるため、重要なのは、あなたの子育ての悩みを相談できる最適なカウンセラーを見つけるということです。
内藤先生は、元警察官でさまざまな問題行動を持つお子さんと関わってきた経験があり、延べ3000人のお子さんの相談にのってきました。
現在は、不登校・非行専門のカウンセラーとして、「リベラルコーチング」というカウンセリングサービスを通じて、多くのお子さんの問題行動を改善しています。
これは、
リベラルコーチングを受けることで、
- お子さんの非行の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
基本的に、親とカウンセリングするため、お子さんへの負担はなく気軽に行うことができます。
また、LINEやメールの文章の添削も、内藤先生自身が行っているため、LINE・メールを通じてお子さんの状態を改善していくことが可能なのです。
初回相談は無料ですので、お気軽に試してみてください。
詳しくは以下のページをご覧ください。
3-2:まずは状況について詳しく話す
あなたの悩みにあったカウンセラーと出会うことができたら、まずは初回のカウンセリングで、あなたの状況について詳しくお話する必要があります。
経験のあるカウンセラーであれば、子育ての悩みの具体的な内容、子どもや親子関係の状況、学校や周囲の環境といった背景まで、しっかり聞いて把握します。
これらを丁寧に聞き取った上で、子育ての悩みの根本にある問題を、カウンセラーとともに明らかにしていくのです。
そのため、あなたはカウンセリングの準備として、
- 悩みの内容
- 子どもの普段の行動、言動、性格、友人関係
- 学校での過ごし方
- 子どものストレスになっていること
- 親子関係、コミュニケーションの内容
などについて、分かる範囲で整理してメモしておくことをおすすめします。
もし、最初の段階でお子さんやご家庭の状況を、詳しく聞くことなく話を進めようとしたり、解決策を押し付けてくるようなカウンセラーがいたら、そのカウンセラーに相談を続けることはやめた方が良いかもしれません。
専門的なカウンセラーであるほど、まずはしっかりと状況を把握するため、話を聞いてくれるものだからです。
3-3:悩みの原因を整理する
悩みの内容について詳しくお話したら、それから悩みの原因を整理していきます。
子育ての悩みの内容の多くは、子どもの問題行動や親子関係の問題です。
このような悩みの場合、お子さん一人ひとりがまったく違う原因を持っているわけではなく、下記のような共通点があるものなのです。
とはいえ、複数の原因が折り重なって問題行動に繋がっているなど、子どもによって異なる点もあるため、カウンセリングでは慎重に見極められます。
お子さんの問題行動の背景には、家庭や親子関係の影響から、心理的な問題を抱えている場合が多いです。
家庭や親子関係において、「親との関係がうまくいかない」「自宅にいることがストレス、不満がある」といった心理的な問題を抱えるのです。
きっかけとなる問題の背景には、下記のような親子関係の問題がある場合があります。
- 放任的な育て方
- 過干渉、溺愛
- しつけがゆるい
- しつけが厳しすぎる
親御さんからすれば、「うちは普通に育ててきた」「大切に育ててきた」とお考えかもしれませんが、子どもによってはそれでも不満を溜めてしまう場合があるのです。
お子さんが問題行動に走ってしまう心理の背景に、親が抱えている問題があることも多いようです。
下記のような特徴を持つ親がいる家庭では、お子さんは心理的に問題を抱えやすいです。
- アルコール依存
- 家庭内暴力
- 異性問題
- 親の反社会的行為
- 両親の不仲
- 貧困
- 虐待
- 親の精神疾患や発達障害
親が上記のような問題を抱えている場合、子どもは「親に気を遣って行動する」「十分に甘えられない」という育ち方をし、その結果心理的に問題を抱えることになりかねないのです。
お子さんの問題行動の原因が、学校や勉強に関連した心理的な問題にある場合もあります。
具体的には、
- 中学、高校に進学して勉強についていけなくなった
- 受験の競争的な環境にストレスを感じる
- 親や先生からの勉強のプレッシャーが強い
- 忙しすぎて心が休まらない
- 勉強の競争で挫折した
- 進路が定まらない、もしくは希望の進路に進めなかった
といったものです。
特に、学校や勉強に関わるストレスを家庭でも発散できない場合、問題行動の原因になっていることが多いです。
子どもにとっては、学校や地元の友人関係が生活の大半であり、それだけ小さなことでも心理的に影響を受けやすいです。
したがって、友人とのトラブルやいじめをきっかけに、
- 特定の友人との人間関係がストレスになる
- 人と関わること自体に心理的なプレッシャーを感じる
といったことになり、そこから心理的な問題が大きくなっていくことも多いのです。
それを親に相談して、自宅では心からリラックスできるという場合は、まだ大丈夫です。
しかし、親に気を遣って相談できない、親がちゃんと話を聞いて受けいれようとしないため、親に話すことを諦めているといった場合もあります。
お子さん自身が持つ、下記のような特性が問題行動の原因になっていることもあります。
- 真面目、繊細すぎる性格
- 攻撃的、反抗的、衝動が抑えられない性格
また、このような性格の背景に、発達障害の問題があることも少なくありません。
- ADHD(注意欠如・多動症):気がそれやすい、集中できない、過剰に動き回る、衝動的などの特徴があります。
- 自閉スペクトラム症:社会的コミュニケーションの障害、特異なこだわりがある、極端に不器用、パニックになりやすいなどの特徴があります。
このように、お子さんの問題行動や親子関係の問題の原因には、ある程度の共通点があります。
そのため、経験豊富なカウンセラーであれば、子どもの原因を的確に見極め、最適な対処法を提案することができるのです。
3-4:お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
カウンセリングでは、子育ての悩みの原因を明らかにした上で、悩みに合った対処法をアドバイスされます。
ここでの具体的な内容とポイントは下記の通りです。
3-4-1:まずは現状を受け止めることが大事
まずはこの段階で、親御さんは現状をしっかり受け止めることが重要です。
子育ての悩みを相談し悩み、原因について整理していくと、
「現状が、自分が思っていたよりもひどい状況だった」
「原因がこんなことにあったなんて受け入れにくい」
「自分自身が抱えているストレスがこんなに大きいとは思わなかった」
など、さまざまな思いをお持ちになると思います。
その思いの中には、簡単には受け入れられないものもあるかもしれません。
しかし、この段階でしっかりと現状を受け止めることが大事なのです。
3-4-2:悩みの本質を明らかにする
現状を受け止めた上で、「これからどうしたいか?」を明確にすることが大事です。
これは、悩みの本質を明らかにするということです。
親御さんからすれば、「子どもにこうなってほしい」というさまざまな思いがあると思います。
しかし、お子さんの状態や生まれ持った性格や特性によっては、親御さんの持つ思いのすべてを実現しようとすると、過度な負担を与えることにもなりかねません。
そのような思いを持ったまま関わると、お子さんの問題行動はさらに悪化してしまう場合もあります。
そのため、
いろいろな思いを持つより、悩みの本質を明らかにして1つだけに絞った方が、今後の行動方針も決めやすくなります。
3-4-3:親子の関わり方についての考え方、方法を整理する
悩みの本質を明らかにしたら、下記の点について整理して考えていきます。
繰り返しになりますが、子育ての悩みの多くは、これまでの親子関係に原因があります。
そのため、これまで親子間でどういう関わり方をしてきたのか、お子さんに対して意識的、無意識的にもっていた考え方はどういうものだったかを整理することが大事です。
このような作業は一人ではなかなか難しいため、カウンセラーに助けてもらいながら行うことがポイントです。
過去の親子関係を棚卸しすることで、これからの行動も考えやすくなります。
過去を整理した上で、これからのお子さんとの関わり方や、そもそものお子さんに対する考え方などを考えていきます。
ここまでのカウンセリングで、お子さんに対する悩みの本質を明確にし、これまでのお子さんとの関わり方も整理していますので、これからの関わり方はおのずと明らかになっていくものです。
とはいえ、ここでもカウンセラーがうまく助けていくことで、親御さんも自信をもってこれからの行動を行っていくことができます。
このように、
3-5:家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
ここまでのカウンセリングによって、これからのお子さんと関わる方法、やるべきことは具体的になっています。
しかし、ここで「これからやることが分かったから」とカウンセリングを辞めてしまうと、子育ての悩みを根本から解決できず失敗してしまう、という場合もあります。
親御さんの関わり方が変わることで、お子さんの行動がすぐに変わることはもちろんあります。
しかし、親御さん自身がその関わり方を続けられるとは限りませんし、お子さんにも別の問題が生まれる場合があります。
そのため、
お子さんへのカウンセリングにはメリット、デメリットがありますので、下記の記事もぜひ参考にしてください。
【子どもにカウンセリングは必要?】効果が高い場合とメリットを解説
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
- 不登校・引きこもりになっている
- 暴力、暴言、物を投げるなど攻撃的な行動が多い
- 非行、不良行為を行っている
- 無視される、強く反抗されるなど、親子間でコミュニケーションがうまく取れない
- 親自身のストレスが大きい、病んでいる
- 行政系の窓口
- 学校、スクールカウンセラー
- 民間のカウンセラー
- 子育てで感じている負担が軽くなる
- 子育ての悩みの原因・対処法が分かる
- お子さんにあった関わり方、育て方が分かる
- 避けるべき行動が分かる
- カウンセリングだけでは解決できないこともある
- お金がかかる
- お子さんの負担になることもある
- カウンセラー選びに間違うと状況が悪化することもある
- 悩みにあったカウンセラーを見つける
- まずは状況について詳しく話す
- 悩みの原因を整理する
- お子さんとの関わり方、育て方を教えてもらう
- 家庭で実践し、継続的にカウンセリングを受ける
この記事を参考に、ぜひお気軽にカウンセリングを受けてみてください。
【この記事で紹介している専門家】
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