あなたは
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などの疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
大切なお子さんが非行に走っていると心配だし、どのように接したらよいのか分からなくなる時もありますよね。
結論から言うと、
この記事では
- 非行の子に接する際の注意点
- 接する際の3つの段階
について解説していきます。
また、非行の子に正しく接するために、専門家の支援を受けるメリットについても解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
ぜひ、この記事を参考に、
- この記事の目次
-
- 1章:非行の子に接する際の注意点4つ
- 1-1:要望ではなく気持ちを伝える
- 1-2:子供の感情を冷静に受け止め、態度を変えない
- 1-3:話をしてくれたときは聴きに徹する
- 1-3-1:否定しない
- 1-3-2:アドバイスしない
- 1-3-3:興味を持って耳を傾ける
- 1-3-4:非行は肯定しない
- 1-4:問題を家庭内だけで抱え込まない(専門家の支援を受ける)
- 2章:非行の子への接し方の3段階
- 2-1:挨拶をする(一人の人間として尊重する)
- 2-2:日常会話をする(信頼関係の構築)
- 2-3:気持ちのやり取りをする(絆の再構築)
- 3章:非行の子に接する際に専門家の支援を受けるメリット
- 3-1:正しい接し方・お子さんに合った接し方を学べる
- 3-2:その都度軌道修正をしてもらえる
- 3-3:家庭と社会との繋がりが生まれ更生後の社会復帰に役立つ
- まとめ
1章:非行の子に接する際の注意点4つ
大切なお子さんが、非行に走っていると心配ですよね。
実は、非行の更生のためには、周りの接し方がとても重要です。
しかしながら、どう接したらよいか分からない親御さんも多いと思います。
そこで、まずこの1章では、非行の子に接する際の注意点についてお伝えしていきます。
非行の子へに接する際の注意点は以下の4つが挙げられます。
- 要望ではなく気持ちを伝える
- 子供の感情を冷静に受け止め、態度を変えない
- 話をしてくれたときは聴きに徹する
- 問題を家庭内だけで抱え込まない
では、一つ一つ解説していきます。
1-1:要望ではなく気持ちを伝える
まず、
例えば、お子さんが暴言を吐いたとき、親としては嫌な気持ちになったり、それは言ってはいけない、と言いそうになりますよね。
でも、この時お子さんに伝えるのは、
「いやな気持になった」
この1点のみです。
ここで、
お子さんが、一旦こう感じてしまうと、その先はどんなにお子さんを思っての言葉だとしても、反発心が起きて受け入れてもらうのが難しくなってしまいます。
大切なお子さんを思って
「そんなこと言わないで欲しい」
「言ってはいけない」
と言いたくなる時もあると思いますが、そこをぐっと我慢して
「そう言われて私は嫌な気持ちになった」
この1点のみを伝えるようにしましょう。
お子さんに気持ちだけ伝えることで、反発心を起こさせず、お子さんも親御さんの言葉をそのまま受け取りやすくなります。
1-2:子供の感情を冷静に受け止め、態度を変えない
次に、非行の子と接する際の注意点として、
1-1のように、お子さんに気持ちだけを伝えていると、そのうちお子さん側からも、アクションが返ってくるようになると思います。
そのアクションが、親御さんの期待したようなものでなかった場合(多くの場合はそうです)でも、そのアクションを冷静に受け止める必要があります。
例えば、お子さんが怒鳴ったり、
「親は何もわかっていない!」
など悪態をついた場合にも、親側は感情に流されて怒鳴り返したりしてはいけません。
その時も1-1と同じように、
「そう言われて悲しい」とだけ伝えるようにしましょう。
このように、態度を変えずに冷静にお子さんを受け止めることで、お子さんは
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と感じるようになります。
そして信頼関係が回復できれば、非行更生への道が開けます。
とはいえ、この“子供の感情を冷静に受け止め態度を変えない”ということはとても難しいことです。
この時期は、お子さんが親御さんを試すように、様々な悪態をついてくるでしょう。
さらに、お子さんが親御さんを信頼できるようになるまでには、長い時間がかかることもあります。
親御さんが先につぶれてしまわないためにも、ぜひ1-4も参照に、問題を親御さんだけで抱え込まずに、専門家の支援を受けることも検討しましょう。
1-3:話をしてくれたときは聴きに徹する
次に、非行の子への接し方の注意点として、
基本的に非行のお子さんは、親に話をしてくれないことが多いです。
しかし、気まぐれや1-2のように、信頼関係の回復段階では、お子さん側から話をしてくれる時もあります。
その時に重要なことが、親側は聴きに徹するということです。
聴きに徹するとは、具体的には以下の通りです。
- 否定しない
- アドバイスしない
- 興味をもって耳を傾ける
- ただし、非行は肯定しない
一つ一つ説明していきます。
1-3-1:否定しない
例えば、お子さんが非行に走る理由を話してくれた場合、それがたとえ
なぜなら、理由になっていないような理由だとしても、それはお子さんにとっては真実であるからです。
お子さんが、“そう感じたという気持ち”は紛れもなく存在します。
そのこと自体は、否定してはいけないしする必要はありません。
1-3-2:アドバイスしない
お子さんが話をしてくれたときに
親御さんが良かれと思っての言葉だとしても、お子さんの話にアドバイスすると、お子さんにとっては
「親は自分の話をしっかり聞いてくれない」
「やっぱり分かってくれない」
と感じ、再び心を閉ざしてしまう可能性があります。
では、どんな態度で話を聴けばよいのでしょうか。
その答えは、次に説明する“興味を持って耳を傾ける”です。
1-3-3:興味を持って耳を傾ける
ぜひ、お子さんが話をしてくれたときは、
もし家事の途中だったとしても、一旦手を止めてお子さんの方を向いて話を聞いてあげてください。
そして、お子さんの話の中で気になったことは、聞き返したり質問したりしてもいいでしょう。
親御さんのその態度を見て、お子さんは
「親は自分の話をしっかり聴こうとしてくれている」
「自分は尊重されている」
と感じることができます。
1-3-4:非行は肯定しない
ただし、お子さんの話の中でも、
もしお子さんが、非行を肯定するような発言をした場合には、
「あなたはそう思うのね。私はそうは思わないけど、あなた自身がそう思うことは否定しない」
と伝えるようにしましょう。
大切なことは、お子さんがどんな考えを持っていたとしても、お子さん自身を否定はしない、ということです。
- 否定しない
- アドバイスしない
- 興味をもって耳を傾ける
- ただし、非行は肯定しない
1-4:問題を家庭内だけで抱え込まない(専門家の支援を受ける)
最後に、非行の子と接する際の注意点が、
非行のお子さんがいる家庭では、家庭内だけで問題を解決しようとしてしまう場合も多いと思います。
しかし、非行とは、様々な要因が複雑に絡み合って現れる行動です。
詳しくはコチラ→
【徹底解説】非行の原因は4つ!更生に向けて今すぐすべき行動とは ?
そのため、
また、家庭内だけで問題を解決しようとすると、親御さんもお子さんも負担が大きく、共倒れになってしまう場合があります。
詳しくはコチラ→
非行の相談先8選!選び方から相談する6つのメリットまで徹底解説
これを防ぐためにもぜひ、家庭以外の支援施設や、専門家の支援を受けることをおすすめします。
また、非行の子に正しく接するために、専門家の支援を受けるメリットも多くあります。
詳しくは、3章で解説していきますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
いかがでしょうか。
ここまで、非行の子に接する際の注意点について、以下の4点を解説してきました。
- 要望ではなく気持ちを伝える
- 子供の感情を冷静に受け止め、態度を変えない
- 話をしてくれたときは聴きに徹する
- 問題を家庭内だけで抱え込まない
お子さんに接する際には、この注意点を覚えておいていただければと思います。
では次に、実際にお子さんと接する際の、3つの段階について解説していきます。
2章:非行の子への接し方の3段階
1章では、非行の子に接する際の注意点についてお伝えしてきました。
次にこの2章では、1章の注意点を踏まえたうえで、実際に非行の子と接していく際の、3つの段階について解説してきます。
3つの段階とは、以下の通りです。
- 挨拶をする
- 日常会話をする
- 気持ちのやり取りをする
この段階をしっかりと踏んでいくことで、徐々に親子関係が変化し、非行更生に繋がっていきます。
では、一つ一つ解説していきます。
2-1:挨拶をする(一人の人間として尊重する)
まず、非行の子と接するときは、しっかりと挨拶をすることから始めましょう。
朝起きたら、「おはよう」
お子さんが外出するときは、「いってらっしゃい」
帰ってきたら、「おかえりなさい」
実は、この挨拶をしっかりするということは、相手を一人の人間として尊重する、ということでもあります。
なので、もしお子さんから返答がなくても、気にすることはありません。
ここで大事なことは、親御さんにとってお子さんが、
たとえ非行に走っていたとしても、親御さんにとってお子さんは、大切な存在であるはずです。
そして実は、お子さんにとっても親御さんは、心の奥底ではとても大事な存在です。
その大事な親御さんから尊重されている、と感じて嫌な気持ちになる子はいません。
お子さんの非行更生への第一歩として、まずはしっかりと挨拶をする、ということを覚えておきましょう。
2-2:日常会話をする(信頼関係の構築)
挨拶をしっかりできるようになったら、次の段階に進みます。
次の段階は、日常会話をする、です。
この会話の内容は、何でも大丈夫です。
例えば、
「今夜の夕飯はあなたの好きな○○よ」
「この本面白かったから読んでみない?」
など何でもOKです。
大事なことは、親御さんが、お子さんに興味を持って話しかけること、そしてお子さんから話をしてくれた時は、その話を興味をもって聴くことです。
(1-3をぜひ参照してください)
この日常会話のやりとりを続けていくことで、徐々に親子間の信頼関係を築くことができます。
ただし、間違ったやり方で会話をしてしまうと、逆に信頼関係が崩れてしまう場合もあるので、1章でお伝えした注意点を踏まえて会話するようにしましょう。
2-3:気持ちのやり取りをする(絆の再構築)
2-2で、日常会話が普通にできるようになってきたら、いよいよ最後の段階です。
最後の段階は、
2-2までの段階を順調に踏むことが出来れば、お子さんとの間には、既にある程度の信頼関係が出来ているはずです。
そこで、徐々に気持ちのやり取りをするようにしていきます。
気持ちのやり取りをするためには、まずは親御さん側が、お子さんに気持ちを伝える必要があります。
具体的には、
- お子さんの非行を心配していること
- お子さんに幸せな未来を歩んで欲しいと思っていること
- そのために親として協力していきたいと思っていること
などを伝えてみましょう。
ここでの注意点は、1-1でお伝えしたように、
これは、とても大切な注意点ですので、しっかりと実践するようにしましょう。
ここでお子さんが反発したり、何も反応がないようであれば、一旦2-2に戻って日常会話を続けましょう。
そして、また時間をおいて、気持ちを伝えてみてください。
何度か伝えても、お子さん側に反応がない場合もあると思います。
けれど、親が自分に気持ちを伝えてくれているという事実は、お子さんの中にしっかりと残ります。
そして、これを繰り返しているうちに
その時は、1-3の注意点を参考に、お子さんの話に耳を傾けてあげてください。
ここでお子さんの話をしっかりと聴き、受け止めることでお子さん側も、
「親が受け入れてくれた」
「自分の話を聞いてくれた」
と感じ、さらに気持ちを話してくれるようになります。
このように、気持ちのやり取りを続けていくことで、次第に
そしてこの絆こそが、お子さんの非行更生のために、最も大切なものになります。
非行の解決のためには、お子さんの気持ちを変える必要があります。
そして、気持ちが変わらないまま、非行そのものを無理やり辞めさせても問題は解決しません。
大事なのは、お子さんが自ら非行をやめようと思うこと。
そのためにも、
いかがでしょうか。
2章では、非行の子に接する、3つの段階についてお伝えしてきました。
- 挨拶をする
- 日常会話をする
- 気持ちのやり取りをする
この順で接していくことで
- 一人の人間として尊重する
- 信頼関係を築く
- 絆を再構築する
ことができます。
絆の再構築に至るまでには、とても長い時間がかかるかもしれません。
しかし、ここで紹介した3つの段階をしっかりと踏むことで、確実にお子さんの非行更生に近づいていくことができます。
ぜひ、この章を参考に、まずはしっかりと挨拶することから、始めていただければと思います。
さて、ここまで非行のお子さんに接する際の注意点、そして実際に接するときの3つの段階についてお伝えしてきました。
家庭内で、どのようにお子さんに接すればいいか、少しお分かりいただけたのではないでしょうか。
しかしながら、親御さんだけで非行の子に上手く接するのは、難しい場合もあると思います。
そこでおすすめなのが、
3章では、非行の子と正しく接するために、専門家の支援を受けるメリットについて解説していきますので、ぜひ併せてご覧ください。
3章:非行の子に接する際に専門家の支援を受けるメリット
ここまで1章では、非行の子に接する際の注意点について、2章では非行の子に接する3つの段階についてお伝えしてきました。
また、非行の子と接する際には、専門家の支援を受けることで、沢山のメリットがあるとお伝えしてきました。
そこで、この3章では、
また最後に、非行解決実績の豊富な専門家もご紹介していますので、参考にしてみてください。
ぜひ、この章を参考に、信頼できる専門家の支援を受けることを、検討して頂ければと思います。
非行の子に接する際に、専門家の支援を受けるメリットは、以下の3点です。
- 正しい接し方・お子さんに合った接し方を学べる
- その都度、軌道修正をしてもらえる
- 家庭と社会との繋がりが生まれ、更生後の社会復帰に役立つ
では、一つ一つ解説していきます。
3-1:正しい接し方・お子さんに合った接し方を学べる
まず、専門家の支援を受けるメリットとして、
この記事でもお伝えしてきたように、非行の子への接し方はとても難しく、一歩間違うとお子さんが心を閉ざしてしまう可能性もあります。
そこで、専門家にアドバイスをもらうことで、実際にお子さんと接する際の注意点や、正しい接し方をしっかりと学ぶことができます。
また、長年非行解決に携わってきた専門家の場合、沢山の非行の子を見てきているので、ご家庭ごとやお子さん一人一人に合った接し方を教えてくれる可能性もあります。
もし、この記事を読んで、
- それでもお子さんと接するのが不安である
- 記事の接し方を実践してみても効果が見られない
といった場合には、専門家にも相談してみても良いかもしれません。
3-2:その都度軌道修正をしてもらえる
次に、非行の子と接する際に専門家の支援を受けるメリットとして、
2章でお伝えしたように、非行の子と接するには、3つの段階があります。
ただ、お子さんが、今はどの段階にいるのか、当事者である親御さんには分かりづらい場合もあると思います。
その時に、第三者である専門家が間に入ることで、親子が今どの段階にいるのか、そしてこれからどのように接し方を変えていけばいいのか、アドバイスをもらうことができます。
また、間違った接し方をしていたり、正しく接していても中々関係が改善しない場合にも、どのように軌道修正していけばよいかアドバイスをもらうこともできます。
このように、
3-3:家庭と社会との繋がりが生まれ更生後の社会復帰に役立つ
最後に、非行の子と接する際に、
1-4でお伝えしたように、非行の子と接する際は、問題を家庭内だけで抱え込まないことが重要です。
問題を家庭内で抱え込もうとすると、抱えきれずに親子で共倒れになってしまう場合があります。
そうならないためにも、しっかりと社会との繋がりや、支援してくれる第三者との繋がりを持っておくことが大切です。
そして、この繋がりは、お子さんが非行を辞めて更生した後の、社会復帰にも役立ちます。
非行解決のゴールは実は、更生ではなく、
そのためにも、お子さんの更生前から、社会との繋がりを持っておくことが大切です。
家庭と社会との繋がりとなってくれる、第三者の支援を受けることは、その意味でもとても大切です。
いかがでしょうか。
この3章では、非行の子と接する際に、専門家の支援を受けるメリットとして、以下の3点について解説してきました。
- 正しい接し方・お子さんに合った接し方を学べる
- その都度軌道修正をしてもらえる
- 家庭と社会との繋がりが生まれ、更生後の社会復帰に役立つ
お子さんへの接し方を学びつつ、問題を親御さんだけで抱え込んでしまわないためにも、ぜひ第三者の支援を受けることを検討してみましょう。
以下に、非行解決実績の豊富な、2人の専門家の情報をお伝えします。
こちらは、元警察官の内藤佑先生が行っている非行専門のカウンセラーです。
警察官時代から500人以上の非行更生に携わってきた内藤先生の、非行更生プログラムを受けることができます。
何よりおすすめなのが、親御さんに対してしっかりとヒアリング、カウンセリングを行ってくれるところです。
2章でお伝えした、非行の子への接し方を実践する際にも、ぜひ一度相談してみることをお勧めします。
また現在、通常では有料の対面面談が、無料で受けられるキャンペーンをやっているようなので、気になるようならば一度無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
【全国フリースクール】 伊藤幸弘塾
こちらは、自身も非行に走った経験があり、その経験を基に、子供たちのあらゆる問題行動の改善に取り組んでいる、伊藤幸弘先生が運営しているフリースクールです。
伊藤先生は、2000人以上の子供の問題行動を解決してきた実績があり、メディアにも多数取り上げられています。
こちらでは、お子さんへの支援だけでなく、親へのカウンセリングやケアも行われています。
無料の電話相談が可能ですので、気になるようならまずは、一度電話問い合わせしてみることをお勧めします。
まとめ
最後に、この記事をまとめます。
- 要望ではなく気持ちを伝える
- 子供の感情を冷静に受け止め、態度を変えない
- 話をしてくれたときは聴きに徹する
- 否定しない
- アドバイスしない
- 興味をもって耳を傾ける
- 非行は肯定しない
- 問題を家庭内だけで抱え込まない
- 挨拶をする = 一人の人間として尊重する
- 日常会話をする = 信頼関係の構築
- 気持ちのやり取りをする = 絆の再構築
- 正しい接し方・お子さんに合った接し方を学べる
- その都度軌道修正をしてもらえる
- 家庭と社会との繋がりが生まれ更生後の社会復帰に役立つ