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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
結論から言えば、非行のお子さんでもお子さんに合った進学先を見つけることで、進学し将来のための準備を行っていくことが可能です。
ただし、非行のお子さんの場合、周囲の環境によっては、非行を悪化させたり、学習が進まず進学を断念せざるをえなくなる可能性もあります。
そのため、
そこでこの記事では、まずは非行のお子さんでも進学するべき理由と、進学する上でのポイントについて簡単に解説し、2章では非行のお子さんに、おすすめの進学先について具体的に紹介します。さらに、3章では非行のお子さんを進学させるためにやるべきことについて、詳しく紹介します。
ぜひ興味のあるところから読んで、一つ一つ始めてみてください。
- この記事の目次
-
- 1章:非行のお子さんが進学すべき理由と注意点
- 1-1:非行のお子さんを進学させるべき理由
- 1-2:非行のお子さんを進学させる場合の注意点
- 2章:非行の子どもにおすすめの進学先
- 2-1:フリースクール
- 2-2:通信制高校
- 2-3:定時制高校
- 3章:非行の子どもを進学させるためにやるべきこと
- 3-1:家庭内で行うべきこと
- 3-1-1:精神的な面のケア・サポート
- 3-1-2:生活習慣、家庭環境の安定
- 3-1-3:親自身が生活を変えること
- 3-2:フリースクールに通う
- 3-3:自宅でできる学習サービス・家庭教師を利用する
- 3-3-1:オンライン家庭教師を利用する
- 3-3-2:勉強アプリ・サービスを利用する
- まとめ
1章:非行のお子さんが進学すべき理由と注意点
まず、1章では非行のお子さんでも進学すべき理由と、進学のポイントについて簡単に解説します。
具体的な進学先から知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:非行のお子さんを進学させるべき理由
お子さんが非行に走ってしまう原因には、お子さん自身の持つ性格や特性の問題、家庭環境や育ちの過程で抱えてしまった問題、地域や学校環境での問題など様々なものがあります。
お子さんの特性に原因がある場合は、なかなか簡単に変えることができませんが、大抵の場合、その特性だけで非行に走ってしまうと言うよりも、その他の様々な原因が折り重なって問題行為を行ってしまうものです。
そのため、
そのためには、お子さんに合った進学先を見つけて、
- そこで先生や同級生達とコミュニケーションをとり社会性を身に付けていく
- 自分をコントロールできるようにしていく
ということが非常に大事です。
さらに、非行の子さんの場合、
成人犯罪者になってしまうと、社会復帰の上で最も大きな問題になるのが就労の問題 です。
前科者になってしまうと、なかなか普通の仕事に就くことができず、結局また犯罪を繰り返ししまうことが多いのです。
そのため、もし既に犯罪にまで至ってしまったと言う非行のお子さんでも、
※非行の原因について、詳しくは下記の記事で解説しています。
【徹底解説】非行の原因は4つ!更生に向けて今すぐすべき行動とは ?
1-2:非行のお子さんを進学させる場合の注意点
ただし、問題行動が激しく、お子さん自身も自分をうまくコントロールできないと言う場合もあります。
そのようなお子さんの場合、お子さん自身の努力やご家族の工夫だけでは、進学するための勉強を進めることが難しいと言うこともあります。
特に、既にご自宅でお子さんとのコミュニケーションがまともに取れないと言った場合は、家庭だけで進学の準備をすることは難しいでしょう。
無理にお子さんを進学させようとすることで、帰ってお子さんの非行を悪化させてしまう場合もあります。
したがって、
進学の準備のための具体的なステップについては、3章で解説します。
次に、非行のお子さんに合った進学先には、どのようなものがあるか詳しく紹介します。
2章:非行の子どもにおすすめの進学先
そのため、一般的なお子さん以上に、進学先選びは慎重に行わなければなりません。
結論から言えば、
- 中学生であればフリースクールに入ること
- これから進学する場合は通信制高校や定時制高校を選ぶこと
をおすすめします。
また現在高校生で、非行を繰り返しており、現在の学校が合わないと言う場合も、通信制や定時制の高校をおすすめします。
それでは詳しく紹介していきます。
2-1:フリースクール
近年は多くのお子さんが利用しており、学校と連携している施設もあります。
フリースクールでは、
- 自分の存在を受け止めてもらえる
- 日中の時間が過ごせる
- 学習ができる
- 人と接することができる
といった過ごし方が可能です。
非行のお子さんの場合、家庭環境や育つ過程で親との関係がねじれてしまい、
「誰からも認めてもらえない」「ほめられたことがない」「家でリラックスできない」
といった問題を抱えていることが多いです。
こういった心の問題を解決することで、お子さんは自分から更生していくこともあります。
中学生であれば、フリースクールに通うことが登校日数とカウントされる場合もあります。
高校生であっても、学校と並行して通うことができます。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
【中学生向け】フリースクールのメリット3つと失敗しない選び方
2-2:通信制高校
非行のお子さんの場合、
- 生徒や先生とすぐにトラブルを起こす
- 学校が合わない不満から問題行動を起こす
- 有り余るエネルギーを発散する手段を知らない
といったことが、非行の原因になっている場合もあります。
通信制高校の場合、通うのは普通の学校が合わなかったお子さんが多いため、非行のお子さんでもなじみやすい環境です。
先生やスタッフも、普通の学校が合わなかった、非行や不登校のお子さんの扱いに慣れており、非行のお子さんでも不満を溜めにくい環境にあることが一般的です。
さらに、キャンパスに通学する場合、多くの通信制高校では好きなことを見つけ、追求できるように様々なコースを設けています。
そのため、お子さんは有り余るエネルギーを、好きなことを通じて解消できるようになる可能性もあるのです。
このような理由から、通信制高校は、非行のお子さんにおすすめですので、ぜひ検討してみてください。
詳しくは以下の記事で解説しています。
【非行のお子さんに最適】通信制高校のメリットと合う学校の選び方
2-3:定時制高校
定時制高校の特徴には、下記のものがあります。
- 夜間だけでなく昼間も通える学校もある
- 1日の授業は4時限までが多い
- 4年以上の通学と74単位の取得が卒業条件(場合によっては3年での卒業も可能)
- クラブ活動を行っている所もある
- 普通高校に定時制高校コースが設置されていることも多い
非行のお子さんに定時制高校がおすすめなのは、
- 管理的な環境、ルールに縛られることが少なく、お子さんが不満を溜めにくい
- マイペースに、のびのびと通学できる
といったメリットがあるからです。
夜間に開校されている場合、アルバイトなどをしながらも通えます。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
【非行におすすめ】定時制高校のメリット・デメリットと学校の選び方
なお、通信制高校も定時制高校も、普通高校からの転校や高校を中退したお子さんが入学することも可能です。
そのため、
おすすめの進学先を紹介しましたが、「子供を進学させるために、具体的には何をしたら良いんだろう?」という悩みもあると思います。
そこで、最後に非行のお子さんを進学させるための、具体的な方法を解説していきます。
3章:非行の子どもを進学させるためにやるべきこと
なぜなら、お子さんの精神状態や生活習慣は、勉強以前の土台の部分であり、ここが崩れてしまうと、進学しても結局は続かず退学してしまうといった可能性もあるからです。
そこで最後に、非行のお子さんを進学させるために、これからやるべき事について、
- 家庭内で行うべきこと
- フリースクールに通うこと
- 自宅でできる学習サービスや家庭教師を利用すること
について、その具体的な方法やメリットについて解説します。
3-1:家庭内で行うべきこと
家庭内で行うべきなのは、
- 精神的な面のケア・サポート
- 生活習慣、家庭環境の安定
- 親自身が生活を変えること
です。
順番に解説します。
3-1-1:精神的な面のケア・サポート
これまでも説明したように、非行のお子さんは、心に問題を抱えている場合が多いです。
そのため、進学する前に心の問題を改善することで、問題行動を減らすことも大事です。
できるだけ早めに医師に相談して、適切な処置を受けてください。
そういった問題を抱えていない場合は、本人と接する時間を増やし、話を聞くようにすることで、少しずつ改善していく場合があります。
非行のお子さんはご両親に対して、
「自分には興味がない」「構ってもらえない」「自分のことは理解してくれない」
などといった愛情不足からくる不満を持ち、そこから家庭の外に居場所を求めようとしていることがあります。
そのため、少しずつでも関わる時間を増やしていくことが大事なのです。
そのため、まずは信頼関係を築くために、
- できるだけ長く話す
- 相槌を打ち、しっかり聞く姿勢を見せる
- 言うことを否定しない
といったことを心掛けて、コミュニケーションを取ってみてください。
3-1-2:生活習慣、家庭環境の安定
非行のお子さんは、
- 昼夜逆転している
- スマホ、ゲームなどに依存して長時間の利用が常態化している
- 家族の不仲で家庭環境が安定していない
といったケースも多いです。
これらの場合は、これらの行為、環境を変えることで、非行が改善される場合もあります。
また、生活習慣や家庭環境が乱れていれば、進学しても勉強が続けられず挫折してしまう場合もあります。
そのため、
3-1-3:親自身が生活を変えること
ご両親が、常識や社会のルールを守っていないと、お子さんも「親が守らないから良いだろう」と思って育ち非行に走る場合があります。
そのため、ご両親が、
- 社会的なルール、常識、モラルを守らない
- 家庭内暴力がある
- 異性問題
- 反社会的行為
- 不仲
- 虐待
といった問題を抱えている場合は、
もちろん、ご両親がしっかり常識やルールを守っているのに、お子さんが非行に走ってしまう場合もあります。
そのようなご家庭の場合、むしろ規律が強すぎて、お子さんがストレスを感じている可能性もあります。
ご両親からすれば「うちは普通の家庭」と思っていても、一般的な水準からすれば大きく異なっているという場合もありますので、思い当たることがなくても専門家に相談してみることをおすすめします。
おすすめしたいのが、元警察官で延べ3000人の非行のお子さんの相談にのってきた、非行専門カウンセラー内藤佑先生の「リベラルコーチング」というサービスです。
これは、内藤さんが警察官やカウンセラーとして非行少年と接する中で作ってきた、お子さんたちの悩み、不安を解決し、夢や目標に向かって前向きに生活できるようにサポートする手法です。
リベラルコーチングを受けることで、
- お子さんの非行の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
非行専門カウンセラー内藤佑先生の公式HPはコチラ
3-2:フリースクールに通う
2章で紹介したように、お子さんの精神面、生活面、学習面のサポートのために、フリースクールに通うことも検討してみてください。
現在中学生であれば、中学校と並行して通っても良いですし、高校生の年齢でも学校に行っていない、中退したといった場合は、まずはフリースクールに通う選択肢もおすすめです。
中には全寮制のフリースクールもあり、全寮制であれば仲間と生活を共にしながら、社会性を身に付けていけます。
もちろん、通学のみでも可能ですので、近隣にないか探してみてください。
3-3:自宅でできる学習サービス・家庭教師を利用する
ここまで精神面、生活面を特に解説してきましたが、もちろん
ただし、お子さんが通信制高校や定時制高校を検討している場合は、学習についてそれほど神経質に考える必要はありません。
なぜなら、通信制高校や定時制高校は大抵の場合、学力は不問で書類審査等のみで入学可能だからです。
いわゆる受験勉強を行わなくても、基本的には誰でも希望者は入学可能なのです。
とはいえ、まったく勉強しなければ、高卒資格を得てもその後の進学が難しくなります。
また、最低限の知識がなければ、社会に出てからも困ることがあります。
そのため、これから紹介する方法で、できるだけ早い段階から基礎的な内容の学習を進めておくことをおすすめします。
3-3-1:オンライン家庭教師を利用する
非行のお子さんにおすすめなのが、
これは、自宅にいながらスマホやパソコンを使って、家庭教師を利用できるサービスです。
お子さんに合わせた内容、ペースで学習を進めることができます。
おすすめなのが、下記のサービスです。
全国対応でオンラインのみで授業を受けられ、
- 指導を録画でき、後から見直せる
- 指定のテキストがなく、お手持ちのテキストだけで学べる
- 担当スタッフのサポートが手厚い
といった特徴があります。
詳しくは、下記ページから見てみてください。
3-3-2:勉強アプリ・サービスを利用する
自宅だけで学習できるアプリやサービスには、いろいろなものがあります。
今では、
まずは、それらを使って、楽しみながら学ぶことから始めるのもおすすめです。
具体的には、以下のようなものがあります。
- スタディサプリ: 小学生~高校生までが対象で授業動画があり、ゲーム感覚で学べるアプリになっている
- すらら: 小学生~高校生がゲーム感覚で学習できる対話型アニメーション教材
- アオイゼミ: ライブ授業が受けられるアプリ
在宅学習では、モチベーションの維持ができないという場合は、やはりフリースクールや通信制高校などをおすすめします。
お子さんとよく相談し、実際に試してお子さんに合う学習法を見つけていってください。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、今回の内容を振り返ります。
- 社会性を身に付けるため
- 学歴を身に付け就労しやすくするため
- フリースクール
- 通信制高校
- 定時制高校
- 精神的な面のケア・サポート
- 生活習慣、家庭環境の安定
- 親自身が生活を変えること
- フリースクールに通う
- 自宅でできる学習サービス・家庭教師を利用する
この記事の内容を参考に、ぜひできることから始めてみてください。
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