あなたは
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などの、疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
大切なお子さんが、非行に走っていると心配だし、早く解決してあげたいと思いますよね。
実は、結論から言うと、
この記事では、
- 非行を解決するために知っておいて欲しい知識
- 非行解決のための3つのプロセス
について解説していきます。
また、後ほど詳しく解説しますが、
3章では、非行解決のための支援施設についてもお伝えしていくので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
ぜひ、この記事を参考に、お子さんの非行解決のための第一歩を踏み出しましょう。
1章:非行を解決するために知っておきたいこと3つ
先ほど、非行の解決のためには、非行に対する正しい知識が必要とお伝えしました。
そこでこの1章では、非行解決のために、必ず知っておいて欲しい3つのポイントについて解説していきます。
3つのポイントとは、以下の通りです。
- 非行とは子供から周囲へのSOSである
- 根本的な原因を取り除くことが非行解決につながる
- 非行解決のためには第三者の支援を受けることが重要
では、一つ一つ解説していきます。
1-1:非行とは子供から周囲へのSOS
まず初めに知っておいていただきたいのが、
本題に入る前に少し考えてみて欲しいのですが、例えばお子さんが万引きをした時、お子さんは本当にその商品が欲しくて万引きしたのでしょうか。
もちろん本当に欲しかったのかもしれないし、非行グループ内での遊びの感覚でしてしまったのかもしれません。
でも、もしかすると、
「万引きをすることで警察を呼ばれ、親が迎えに来ることになる。
そうすれば親が、自分に目を向けてくれる。」
そんな気持ちが隠れているかもしれません。
もちろん、お子さんに聞いてみても本心は言わないでしょうし、本人もそのような自覚なく万引きしている場合もあります。
ここで知っておいて欲しいことは、
お子さんを取り巻く様々な問題とは、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 親の過干渉、または無関心
- 学校での人間関係の問題
- 学業や将来への不安
詳しくはコチラ、
【徹底解説】非行の原因は4つ!更生に向けて今すぐすべき行動とは ?
このような根本的な問題がどこかにあり、そのストレスに耐えられなくなった結果、子供たちは非行に走っているのです。
非行とは、子供から周囲へのSOSである、このことを知っておくことは非行解決のためにもとても重要です。
1-2:根本的な原因を取り除くことが非行解決につながる
次に、非行解決のために知っておいていただきたいことは、
これはつまり、非行という行動そのものを無理やり止めるだけでは、根本的な解決にはつながらないということです。
1-1でお伝えしたように、非行とはお子さんが、様々なストレスや問題にさらされた結果、そのストレスを抱えきれなくなり表面化した行動です。
そのため、その根本的な問題を解決せずに行動だけ規制した場合、
お子さんの非行解決のためには、非行そのものだけに目を向けるのではなく、その根本的な原因は何なのか、お子さんが抱えるストレスの原因を探り、まずそちらを解決していかなければなりません。
非行の解決を目指す際には、根本的な原因を取り除く必要がある、ということをぜひ覚えておきましょう。
1-3:非行解決のためには第三者の支援を受けることが重要
最後に、非行解決のために知っておいていただきたいことが、
非行は、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。
そのため、解決に向けては、お子さん本人に向けてだけでなく、家庭内や学校など様々な場面でのアプローチが必要になります。
詳しくはコチラ、
【徹底解説】非行の原因は4つ!更生に向けて今すぐすべき行動とは ?
したがって、お子さんの非行については、家庭内や家族だけで解決しようとせず、積極的に第三者の支援を受けることが重要になります。
さらに、非行について第三者に相談することは、沢山のメリットもあります。
詳しくはコチラ、
非行の相談先8選!選び方から相談する6つのメリットまで徹底解説
また、お子さんの非行を、家庭内や親御さんだけで解決しようとすると、問題を抱えきれずに親子で共倒れになってしまう可能性があります。
3章では、非行解決のための支援施設についてもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
いかがでしょうか。
ここまで、非行解決のために知っておいていただきたいポイントを、3つお伝えしてきました。
3つのポイントは、以下の通りです。
- 非行とは子供から周囲へのSOSである
- 根本的な原因を取り除くことが非行解決につながる
- 非行解決のためには第三者の支援を受けることが重要
この3点をしっかりと理解してから、お子さんの非行解決に取り組むようにしましょう。
では、次章では、具体的な非行解決までの道のりについて解説していきます。
2章:非行解決までの3つのプロセス
1章では、お子さんの非行解決のために、ぜひ知っておいて欲しい3つのポイントについてお伝えしてきました。
そのポイントを踏まえたうえで、この2章では、具体的な非行解決までの道のり(プロセス)について解説していきます。
具体的な非行解決までのプロセスは、以下の通りです。
- 本人をそのまま受け入れる
- 信頼関係を築く
- 本人の自己理解の手助けをする
では、一つ一つ解説していきます。
2-1:本人をそのまま受け入れる
非行解決の最初のプロセスは、非行に走っているお子さんを、そのまま受け入れるところから始まります。
そのまま受け入れるということはどういうことかというと、
1-1でお伝えしたように、非行に走っているお子さんは、心の奥底ではSOSを発しています。
そのため、本人を否定したり責めたりすると、さらに心の壁を作ってしまい解決までの道のりが遠のいてしまいます。
後ほど解説していきますが、非行そのものの更生に向けて動き出すのは、第三段階(2-3で解説します)からです。
まずは、あるがままのお子さんを受け入れましょう。
ただし、ここで注意して頂きたいのが、
非行は、もちろん良いことではありません。
お子さんが非行を肯定するような発言をした時には、
「自分はそれが正しいことだとは思わない。
けれどそれをしたとしてもあなたを愛しているし、見捨てたりはしない」
とはっきりと伝えるようにしましょう。
もちろん最初は、お子さんも戸惑ったり無視したりするかもしれません。
しかし、両親が自分のことを非行しているしていないに関わらず愛してくれている、ということは子供にとっては大きな衝撃です。
そして、その親の愛が本物だと確信できると、次の信頼関係の構築、自己理解、そして最終的に非行解決に繋がっていきます。
そしてこれはとても大事なことですが、
非行解決の第一段階として、まずはお子さんをあるがまま受け入れる、ということを覚えておきましょう。
2-2:信頼関係を築く
2-1では、まずお子さんをそのまま受け入れることが重要とお伝えしました。
それがしっかりと出来たあとの、次の非行解決のプロセスが信頼関係の構築です。
しかし、非行に走っているお子さんと親御さんの間には、以前にあったような信頼関係はほぼなくなってしまっているのが現状かもしれません。
そこで、お子さんの非行解決に向けてまずは、その失った信頼関係を回復する必要があります。
そして実は、信頼関係のタイミングは、お子さんの方から教えてくれます。
2-1でお伝えしたように、あるがままのお子さんを受け入れる態度を親が示すと、最初はお子さんは無視したり無関心を示すことが多いでしょう。
しかし、次第にその親の態度が本物なのか試すように、暴言を吐いたり、感情的にぶつかってくるようになります。
この時こそが、信頼関係回復のタイミングです。
この時に、親がどういう態度でお子さんに接するかで、その後の信頼関係が出来るか出来ないかが決まります。
では、どのような態度で接すると、お子さんが以前のように親御さんに信頼を寄せてくれるのでしょうか。
それはずばり、
ただし、これは相当に難しいことで、親御さんが表面上だけ冷静を装っても意味はありません。
子供は、親の感情に敏感です。
ここで動揺を見せると、すぐにまた心の壁を作ってしまうでしょう。
そうならないためには、2-1でお伝えした、お子さんをあるがまま受け入れるということを、表面上だけでなく親御さん自身が心から実践しなくてはなりません。
ただ、お子さんを心から愛していても、どうしても動揺してしまう、冷静に受け止めることが難しいという場合もあると思います。
けれど、お子さんに対する愛情が本物ならば、お子さんにはそれは伝わります。
このやりとりを繰り返していく内に、徐々にお子さんとの信頼関係が回復していきます。
この信頼関係を築くというプロセスは、とても難しく、一方で非行解決のためにはなくてはならない段階です。
この時期は、親子ともに苦しい時期でもあるとおもいます。
しかし、この時期を乗り越え信頼関係を構築できれば、非行解決に向かって大きく前進できます。
信頼関係を再構築するためも、お子さんから感情をぶつけられても、こちらは感情的にならず冷静に受け止める、態度を変えないということを覚えておいてください。
2-3:本人の自己理解の手助けをする
2-2で信頼関係を構築出来ていると、非行解決まではあと一歩です。
非行解決の最後のプロセスが、
本人の自己理解の手助けをする、とはどういうことか説明していきます。
1章でお伝えしたように、非行とはお子さんが様々なストレスにさらされて耐えきれなくなった結果、表面上に現れた行動です。
ストレスとは例えば
- もっと親に自分を見て欲しい
- もっと友達と仲良くなりたい
- もっと勉強ができるようになりたい
といったようなことです。
非行に走るお子さんは、このストレスを解消しようとして、例えば
- 親にもっと自分を見てもらおうと万引きする
- 友達の気を引くために暴力をふるう
などの行動にでてしまいます。
ですが本当は、このお子さんは、万引きをしたり暴力をふるったりしたい訳ではありませんよね。
本当の気持ちは
- もっと親に自分を見て欲しい
- もっと友達と仲良くなりたい
なのです。
この
子供の非行は、様々な行動として表れます。
そしてその非行の根底にある、本当の気持ちもお子さんによって異なります。
ですが、この2章でお伝えしてきたように、
「お子さんをあるがまま受け入れ」
「信頼関係を築いた」
親御さんなら、本当の気持ちを聞くこともできるはずです。
ぜひこの2章を参考に、非行解決の正しいプロセスを歩んでいただければと思います。
いかがでしょうか。
ここまで、非行解決までの3つのプロセスについてお伝えしてきました。
3つのプロセスとは、以下の通りです。
- 本人をそのまま受け入れる
- 信頼関係を築く
- 本人の自己理解の手助けをする
非行の解決は、とても難しい問題です。
このプロセスを実践しても、すぐには結果が出ないこともあるでしょう。
また、家庭内だけ、親御さんだけでこのプロセスを実践するのは、かなり困難なことかと思います。
さらに、お子さんの非行が長期間続いている場合や、お子さんの年齢が高い場合(高校生以上など)はさらに解決が難しいと考えられます。
そのため、
非行解決の専門家の支援を受けることは、お子さんの非行解決を早めるだけでなく、親御さんの精神的な負担を減らし、家庭と社会とのつながりを深めます。
そしてここで得た社会との繋がりは、お子さんの非行解決後も財産として残り、お子さんの社会復帰の足掛かりともなります。
詳しくはコチラ、
非行の相談先8選!選び方から相談する6つのメリットまで徹底解説
そこで次の3章では、非行解決のための支援施設についてお伝えしていきます。
ぜひ、次章を参考に、信頼できる支援施設を見つけて頂ければと思います。
3章:非行解決のための支援施設
ここまで1章では、非行解決のために知っておいていただきたいポイントについて、2章では、具体的な非行解決のプロセスについてお伝えしてきました。
そこで、この3章では、
繰り返しになりますが、非行解決のためには、問題を家庭内だけで抱え込まず、第三者の支援を受けることがとても重要です。
ぜひこの章を参考に、ご家庭に合った支援施設を見つけて頂ければと思います。
ここで紹介する支援施設は、以下の5種類です。
- 【法務省】法務少年支援センター
- 【警察】少年サポートセンター
- 【都道府県】児童相談所
- 【都道府県】青少年相談センター
- 【民間】非行専門カウンセラー、フリースクール
では、一つ一つ解説していきます。
3-1:【法務省】法務少年支援センター
法務少年支援センターは、法務省が設置している非行問題などの子供の問題を相談できる窓口です。
こちらでは、心理学などの専門知識をもったスタッフから、お子さんへの今後の接し方についてアドバイスをもらったり、お子さん本人に対しカウンセリングをしてもらったりすることもできます。
受付時間は、祝日を除いた月曜日から金曜日の、9時から17時までとなっていますので注意しましょう。
また、地域の法務少年支援センターによっては、相談受付を電話だけでなくメールでも行っているところもあるので、メール受付を利用したい場合は、ご自身の地域の法務少年センターは可能かどうかホームページで確認してみてください。
3-2:【警察】少年サポートセンター
少年サポートセンターは、警察が設置している相談窓口で、主に少年非行の防止のための取り組みを行っています。
主な取り組みとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 少年たちのたまり場、公園等非行の行われやすい場所での補導活動
- 重大な非行の前兆ともなり得る不良行為等の問題行動の早期認知
- 不良行為少年やその家庭等に対する適切な助言、指導
こちらでは、
また、お子さん自身へのカウンセリングや、非行のあるお子さんに対し研修などを実施しているところもあり、非行解決に向けた具体的な手助けもしてくれる場合があります。
少年サポートセンターには、少年相談専用電話(ヤングテレホンやユーステレホンなど)が設置されており、都道府県の少年サポートセンターごとに相談を受け付けています。
お子さんが重大な非行に走る可能性があるとか、親への暴力があるといった場合には、こちらの相談窓口の利用を検討してもよいのではないでしょうか。
また窓口毎にメール、電話など受付方法が異なる場合がありますので、詳しくは以下のホームぺージから、お住いの地域の少年相談専用電話について調べてみることをお勧めします。
3-3:【都道府県】児童相談所
こちらは、都道府県が設置している相談窓口です。
児童相談所は、厚生労働省により以下のような施設であると定義されています。
児童相談所は、市町村と適切な役割分担・連携を図りつつ、子どもに関する家庭その他からの相談に応じ、子どもが有する問題又は子どもの真のニ-ズ、子どもの置かれた環境の状況等を的確に捉え、個々の子どもや家庭に最も効果的な援助を行い、もって子どもの福祉を図るとともに、その権利を擁護することを主たる目的として都道府県、指定都市及び児童相談所設置市に設置される行政機関である。
厚生労働省「児童相談所運営指針:第1章 児童相談所の概要」より
つまり、一言でいうと、子供を持つ家庭からの相談に乗って、必要な援助をしてくれる施設、ということです。
そのため、もちろん非行に関する相談にも乗ってもらえます。
児童相談所へ相談することで、専門知識をもつスタッフから、お子さんへの接し方のアドバイスをもらったり、必要に応じてお子さんを保護してもらうことも可能です。
3-4:【都道府県】青少年相談センター
青少年相談センターも、都道府県や市区町村が設置している相談窓口です。
都道府県ごとに、青少年センターや青少年育成センターなど、名称が異なる場合もあります。
こちらでは、子供や青少年の抱える様々な問題の相談ができます。
青少年の年齢については、法律ごとに定義が変わりますが、大体39歳くらいまでとしているセンターが多いようです。
また、
こちらの施設では、相談をした方に対し、必要な支援が受けられる施設の情報を提供したり、支援団体についての情報を提供してもらうことができます。
また、メールやLINEなどのSNSで、相談受付をしている施設もありますので、詳しくはそれぞれの施設のホームページを参照ください。
「都道府県名 青少年センター」などと検索すると、お住まいの都道府県のセンターのホームページが検索できるかと思います。
3-5:【民間】非行専門カウンセラー、フリースクール
最後に民間の支援施設についてお伝えします。
これは、例えば、非行専門カウンセラーや非行更生のためのフリースクールなどがあります。
これらの施設の特徴として
- 長年非行解決に携わってきた専門家がいる
- 非行解決の実績がある
という点が挙げられます。
これまでお伝えしてきた行政の支援施設では、解決に至らなかった場合には、これらの民間施設の利用も検討してみてもよいのではないでしょうか。
以下に、非行解決の実績豊富な民間施設を2つ紹介いたします。
こちらは、元警察官の内藤佑先生が行っている非行専門のカウンセラーです。
警察官時代から、500人以上の非行更生に携わってきた内藤先生の、非行更生プログラムを受けることができます。
何よりおすすめなのが、親御さんであるあなたに対して、しっかりとヒアリング、カウンセリングを行ってくれるところです。
2章でお伝えした、
また現在、通常では有料の対面面談が、無料で受けられるキャンペーンをやっているようなので、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
こちらは、自身も非行に走った経験があり、その経験を基に子供たちのあらゆる問題行動の改善に取り組んでいる、伊藤幸弘先生が運営しているフリースクールです。
伊藤先生は、2000人以上の子供の問題行動を解決してきた実績があり、メディアにも多数取り上げられています。
こちらでは、お子さんへの支援だけでなく、親へのカウンセリングやケアも行われています。
いかがでしょうか。
この3章では、非行解決の支援施設についてお伝えしてきました。
非行解決のための支援施設は、以下の5種類です。
- 【法務省】法務少年支援センター
- 【警察】少年サポートセンター
- 【都道府県】児童相談所
- 【都道府県】青少年相談センター
- 【民間】非行専門カウンセラー、フリースクール
これまでお伝えしてきたように、
ぜひこの章を参考に、信頼できる支援施設を見つけて頂ければと思います。
お子さんの非行解決、そしてご家庭の明るい未来のためにも、この記事を読んでいただいた今日を機会に、一歩踏み出してみることをお勧めします。
まとめ
最後に、この記事をまとめます。
- 非行解決のために知っておくべきこと3つ
- 非行とは子供から周囲へのSOS
- 根本的な原因を取り除くことが非行解決につながる
- 非行解決のためには第三者の支援を受けることが重要
- 非行解決までの3つのプロセス
- 本人をそのまま受け入れる
- 信頼関係を築く
- 本人の自己理解の手助けをする
- 非行解決のための支援施設
- 【法務省】法務少年支援センター
- 【警察】少年サポートセンター
- 【都道府県】児童相談所
- 【都道府県】青少年相談センター
- 【民間】非行専門カウンセラー、フリースクール
ぜひ、この記事を参考にお子さんの非行解決に向けて動き出しましょう。