あなたは
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といった、不安やお悩みをお持ちではないでしょうか。
お子さんが、成人後も非行を続けているのは、家庭にとって深刻な問題ですよね。
そこでこの記事では、
- 成人の非行更生が難しい理由
- 非行更生のために親が今すぐすべき行動
- 成人の非行更生のための支援施設
について解説していきます。
実は、結論から言うと、
さらに、後で詳しく解説しますが、
ぜひ、この記事を読んで、お子さんの非行更生のための手掛かりにして頂ければと思います。
1章:成人の非行更生が難しい理由3つ
冒頭で、成人の非行更生は、大変難しいとお伝えしました。
おそらく、この記事をお読みのあなたも、それは強く実感していることと思います。
そこでまずこの1章では、成人の非行更生が難しい理由について、具体的に解説していきます。
実は、少年時代よりも、成人後の非行の更生の方が難しい理由は、大きく分けて3つあります。
その理由とは、以下の3つです。
- 非行が長期間続いている
- 行政の相談窓口がほぼない
- 親が諦めてしまっている
実は、先にお伝えしておくと、この中で3つ目の親が諦めてしまっているという理由は、すでにあなたはクリアしています。
その理由も併せて、ここから一つ一つ解説していきます。
1-1:非行が長期間続いている
成人の非行更生が難しい理由の一つ目として、
成人後も非行を続けるお子さんは、実は非行少年全体の5%程と言われています。
そして、非行少年についての研究から、その5%は、
※「Childhood predictors differentiate life-course persistent and adolescence-limited antisocial pathways among males and females」
Development and Psychopathology、 13 (2001)、 355–375 Copyright 2001 Cambridge University Press Printed in the United States of Americaより
10歳以下から非行を始めて、成人後も非行を続けているということは、少なくとも10年以上は非行に走っているということになります。
そうなると、お子さんや親御さんにとって、
非行が日常化していると
- 非行グループとの関係を断てない
- 暴言や暴力以外のコミュニケーション方法が分からない
といった状態になる可能性があります。
そうなると、
これが、成人の非行更生が難しい理由の1つ目です。
1-2:行政の相談窓口がほぼない
次に、成人の非行更生が難しい理由として、
実は、少年非行に関しては、様々な相談窓口があります。
詳しくはコチラ、
非行の相談先8選!選び方から相談する6つのメリットまで徹底解説
しかし、これが成人非行になったとたん、その相談窓口は極端に少なくなります。
これは、少年非行の場合は、少年法などに則った更生のための支援策があるのに対し、成人後はそのような法律がなく、非行については刑事罰などで罰せられることも関係していると考えられます。
このように、相談窓口が少ないため、
その結果として、
これが、成人の非行更生が難しい理由の2つ目です。
1-3:親が諦めてしまっている
成人の非行更生が難しい理由の3つ目として、
実は、これが成人の非行更生が難しい、最も大きな理由と言えます。
なぜなら、非行に走っているお子さんを最も心配し、立ち直らせるために尽力できるのは、他の誰でもない親御さんだからです。
その
おそらく、この記事を読んでいるあなたも、これまでに幾度となく、お子さんを更生させようと努力したことと思います。
お子さんと沢山話して、時には叱って、それでもお子さんは非行を続けていて、既に心も折れかけてしまっているかもしれません。
ですが、この章の最初にお伝えしたように、実はあなたは既にこの3つ目の理由はクリアしています。
なぜなら、あなたは、今まさにこの記事を読んでいるからです。
もしかすると、お子さんの非行更生に向けて心は折れかけているかもしれません。
ですが、完全には折れていないからこそ、この記事にたどり着き、ここまで読み進めていただいているのです。
ぜひ、もう一度だけ、お子さんの更生に向けて努力してみてください。
そのためのお手伝いが出来ればと思い、今この記事を執筆しています。
少し話がそれてしまいました。
話を元に戻すと、親が諦めてしまっている、これが成人の非行更生が難しい最も大きな理由です。
いかがでしょうか。
ここまで成人の非行更生が難しい、以下の3つの理由について解説してきました。
- 非行が長期間続いている
- 行政の相談窓口がほぼない
- 親が諦めてしまっている
この中で3つ目の理由については、この記事をお読みの親御さん方は、クリアしているとお伝えしました。
では、お子さんの非行の更生のために、具体的にどのような行動を取ればよいのか、次の2章でお伝えしていきます。
2章:成人の非行更生のために親が今すぐすべきこと3つ
1章では、成人の非行更生が難しい理由として
- 非行が長期間続いている
- 行政の相談窓口がほぼない
- 親が諦めてしまっている
の3点について解説してきました。
そこでこの2章では、成人の非行更生のために、親御さんがすべき具体的な行動について解説していきます。
具体的な行動は、以下の3つです。
- 親自身が変わる
- 非行更生後の未来を描く
- 専門家の支援を受ける
では、一つ一つ解説していきます。
2-1:まず親自身が変わる
成人の非行更生のために、親御さんがすべき行動の一つ目として、まず
あなたはこれまでも、お子さんの非行更生のために様々な努力をしてきたことと思います。
ですが、厳しいことを言うようですが、現状ではお子さんは非行から更生出来ていませんよね。
つまり、お子さんの非行をやめさせるには、これまでと同じ努力では無理ということです。
そこで必要なのが、親であるあなた自身が変わることです。
具体的には以下の3点を意識してみてください。
- 自分自身を振り返る
- 挨拶をしっかりする
- 余計なことを言わない
では、それぞれ解説していきます。
2-1-1:自分自身を振り返る
お子さんの非行更生のためには、親御さんであるあなたがまず変わる必要があります。
そして、変わるためには、
あなた自身が自分を知らないと、しっかりと芯を持ってお子さんに接することが出来ません。
まずは、お子さんの問題は切り離して、あなた自身のこれまでの人生や信条、大切にしていることをしっかりと認識しましょう。
そしてきっと、その大切なものの中には、お子さんも含まれていることと思います。
2-1-2:挨拶をしっかりとする
何をいまさらと思われるかもしれませんが、
朝起きたら、「おはよう」
お子さんが出かけるときは、「いってらっしゃい」
お子さんが帰ってきたら、「おかえりなさい」
しっかりと挨拶するようにしましょう。
挨拶をしっかりとするということは、相手を一人の人間として尊重するということでもあります。
自分を尊重してくれている人を、嫌いになれる人は多くありません。
最初は、お子さんも戸惑ったり無視されたりするかもしれませんが、毎日続けていくことで、少しずつ関係が改善していく可能性があります。
2-1-3:余計なことを言わない
最後に、親御さんにお願いしたいのが、
余計なことを言わないというのは、かなり難しいのですが、実はこれが
これはもちろん、お子さんを無視すればいいということではありません。
余計なことを言わないとは、具体的には
「○○して欲しい」
「○○してはダメ」
といった、親の希望を伝えないということです。
親の希望とは、つまりお子さんへの要求であり、その根底には、お子さんをコントロールしたいという気持ちがあります。
もちろん、その気持ちが全て悪という訳ではありません。
出来れば非行して欲しくない、深夜に出かけて欲しくないなど、お子さんの安全や幸せを願っての要求でもあるでしょう。
ただし、
そこで反発心が生まれ、ますます非行に走ってしまう可能性があります。
もしも、お子さんにして欲しくないこと(して欲しいこと)がある場合は、親御さん自身の気持ちだけを伝えるようにしましょう。
具体的には
「深夜に出かけるのは心配だな」
「無事に帰ってきてくれて安心した」
のように伝えましょう。
この時、必ず守って欲しいのは
「深夜に出かけるのは心配だから行かないで欲しい」
とは言わないことです。
あくまで、親御さん自身の気持ちだけを伝えるようにしましょう。
このように、
これを続けていくことで、お子さんの気持ちにも変化が訪れる可能性があります。
いかがでしょうか。
ここまで、成人の非行更生のために、まず親自身が変わるということを解説してきました。
親自身が変わるために
- 自分自身を振り返る
- 挨拶をしっかりする
- 余計なことを言わない
という3点を意識するようにしましょう。
2-2:非行更生後の未来を描く
次に、成人の非行更生のために、親御さんにして頂きたいことが、
どうしても、お子さんが非行に走っていると、非行を辞めさせたい、という視点だけになってしまいますが、実は大事なのは非行更生後です。
当たり前ですが、非行更生後もお子さんの未来は続いていきます。
その時に、
この未来をしっかりと描いておくことで、非行更生のモチベーションに繋がります。
さらに、もしお子さんと未来について話す機会があれば、親御さんが明るい未来を描いていることは、お子さんにとっても良い影響があります。
なぜなら、非行に走っていてもお子さんにとって親御さんは、心の奥底では大事な存在だからです。
その親御さんが、お子さんを含めた明るい未来を目指していると知ると、
ぜひ、非行更生後の明るい未来についても、意識しておくようにしましょう。
2-3:専門家の支援を受ける
最後に、成人の非行更生のために、必ずして欲しいことが、
実は、非行の更生は、家庭内だけでは難しい場合がほとんどです。
なぜなら、お子さんが非行に走る要因は一つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っているからです。
詳しくはコチラ、
【徹底解説】非行の原因は4つ!更生に向けて今すぐすべき行動とは ?
そのため、
お子さんの非行問題を、家庭内や両親だけで解決しようとすると、抱えきれずに親子で共倒れになってしまう場合があります。
そうならないためにも、ぜひ第三者である支援機関のサポートを受けるようにしましょう。
実は、非行について第三者に相談するだけでも、多くのメリットがあります。
詳しくはコチラ、
非行の相談先8選!選び方から相談する6つのメリットまで徹底解説
1章では、成人の非行更生の相談窓口はほぼない、とお伝えしました。
しかし、実は全くゼロという訳ではありません。
そこで3章では、成人非行の相談窓口について紹介していきます。
繰り返しになりますが、
ぜひ次章を参考に、第三者の支援を受けることをお勧めします。
3章:成人の非行更生の支援施設
ここまで1章では、成人の非行更生が難しい理由について、2章では、成人の非行更生のために親御さんにして頂きたい行動について解説してきました。
2-3で、非行更生のために、第三者の支援を受けることが重要であるとお伝えしました。
そこでこの3章では、
非行更生の相談ができる窓口は、大きく分けて以下の3つです。
- 法務少年支援センター(法務省)
- 青少年センター(都道府県や市区町村)
- 非行専門カウンセラー(民間)
では、一つ一つ解説していきます。
3-1: 法務少年支援センター(法務省)
まず、成人非行について相談できる窓口として、
法務少年支援センターは、別名少年鑑別所と呼ばれており、法務省が設置している非行の相談窓口です。
こちらの、相談の対象は、子供から大人まで幅広いので、成人の非行についても相談することが可能です。
法務少年支援センターで相談することで
- 今後のお子さんとの接し方についてアドバイスをもらう
- お子さんに対して継続的なカウンセリングを行ってもらう
ことが可能です。
また、地域の法務少年支援センターによっては、電話だけでなくメールで相談を受け付けてくれるところもあります。
ご自身の地域の法務少年支援センターの電話番号などは、以下のHPで調べることが可能です。
3-2:青少年センター(都道府県や市区町村が設置)
次に、成人非行の相談窓口として、
青少年センターは、都道府県や市区町村が設置している青少年の支援のための施設で、通常は地域や青少年向けのイベントを開催したり、体験授業などを行ったりしています。
青少年センターの中には、少年や若者のための相談窓口が設置されており、成人後の非行や引きこもりなどの相談をすることができます。
こちらに相談することで
- 相談者に必要な支援施設や支援団体の情報を提供してもらう
- 必要であれば就労支援などの相談にものってもらう
ことが可能です。
相談は無料で、センターによっては、電話以外にもメールやLINEで相談できる場合もありますので、詳しくはお住いの地域の青少年センターのホームページをご参照ください。
「地域名 青少年センター」と検索すると、お住いの地域のセンターが検索できるかと思います。
(地域によっては「青少年相談センター」や「青少年育成センター」など名称が異なる場合がありますのでご注意ください)
3-3:民間施設
最後に、成人非行の相談窓口として挙げられるのが、
例えば、非行専門カウンセラーやフリースクールなどがこれに当たります。
民間の非行更生の支援施設の特徴として、以下の2点が挙げられます
- 非行更生の専門家がいる
- 非行更生の実績がある
1章でお伝えしたように、成人の非行更生はとても難しい問題です。
また、非行の種類や家庭環境、お子さんの性格も様々です。
3-1や3-2でご紹介した行政の相談窓口もぜひ活用して頂きたいのですが、実はそれらの窓口では、個別の非行更生への介入が難しい場合も多くあります。
一方で、
お子さんが行政の窓口に相談することを拒否する、または既にそれらの窓口に相談したが全く解決していない、という場合には、民間の支援施設を利用することを強くお勧めします。
民間の非行更生施設の利用を検討する場合は、その施設で非行更生の実績がきちんとあるか、確認するようにしましょう。
非行更生の実績がしっかりとある施設であれば、お子さんの更生も期待することができます。
ここで、非行更生実績の豊富な、お勧めの民間の支援施設を2つご紹介します。
こちらは、元警察官の内藤佑先生が行っている非行専門のカウンセラーです。
警察官時代から、500人以上の非行更生に携わってきた内藤先生の、非行更生プログラムを受けることができます。
何よりおすすめなのが、親御さんであるあなたに対して、しっかりとヒアリング、カウンセリングを行ってくれるところです。
2章でお伝えした
また現在、通常では有料の対面面談が、無料で受けられるキャンペーンをやっているようなので、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
こちらは、自身も非行に走った経験があり、その経験を基に、子供たちのあらゆる問題行動の改善に取り組んでいる、伊藤幸弘先生が運営しているフリースクールです。
伊藤先生は、
こちらでは、お子さんへの支援だけでなく、親へのカウンセリングやケアも行われています。
無料の電話相談が可能ですので、まずは一度相談してみることをお勧めします。
いかがでしょうか。
ここまで、成人の非行更生の支援施設についてご紹介してきました。
1章でお伝えしたように、非行は長期間になればなるほどその更生が難しくなっていきます。
そのため、
ぜひ、この記事を参考に、お子さんの非行更生、そして明るい未来のために出来ることから始めてみましょう。
まとめ
最後に、この記事をまとめます。
- 成人の非行更生が難しい理由は3つ
- 非行が長期間続いている
- 行政の相談窓口がほぼない
- 親が諦めてしまっている
- 成人の非行更生のために親が今すぐすべきこと3つ
- 親自身が変わる
- 非行更生後の未来を描く
- 第三者の支援を受ける
- 成人の非行更生の支援機関
- 法務少年支援センター
- 青少年センター
- 非行専門カウンセラー
- 成人の非行更生のためには、少しでも早く動き出すことが必要
ぜひ、この記事を参考にお子さんの非行更生に向けて一歩踏み出しましょう。