あなたは、
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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
親子関係の問題には、「関係が希薄」「過干渉」「抑圧的」など様々なものがあり、それによって、家庭が安心できる環境ではなかったり、お子さんが不登校・引きこもりや非行といった問題に走ってしまうことがあります。
そのため、あなたも親子関係に問題を抱えているかもしれない、とお考えであれば、
そこでこの記事では、まずは親子関係に多い問題を簡単に紹介し、それから問題の原因を解説します。
そして、親子関係の問題を解決するための、具体的な方法を説明します。
関心のあるところからよんで、ぜひこれからの行動に役立てください。
- この記事の目次
-
- 1章:親子関係にある4つの問題
- 1-1:親子の関係が希薄
- 1-2:依存的
- 1-3:溺愛
- 1-4:精神的に不安定
- 2章:親子関係の問題の原因
- 2-1:親子の関わり方
- 2-1-1:過干渉
- 2-1-2:抑圧的、厳格
- 2-1-3:しつけがゆるい
- 2-2:家庭環境や親が抱えている問題
- 2-3:お子さん自身の特性
- 3章:親子関係の問題を解決するための5つの方法
- 3-1:親子間の問題が軽い場合
- 3-1-1:親子間のコミュニケーションを改善する
- 3-1-2:家庭環境を安定させる
- 3-1-3:親自身が変わる、成長する
- 3-2:親子間の問題が重い場合
- 3-2-1:専門家に相談する
- 3-2-2:医療機関に相談する
- まとめ
1章:親子関係にある4つの問題
それでは、まずは親子関係にある4つの問題を簡単に紹介していきます。
あなたの場合で、該当するものがあるかどうかチェックしてみてください。
- 親子の関係が希薄
- 依存的
- 溺愛
- 精神的に不安定
具体的な原因から知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:親子の関係が希薄
親子関係にある問題として非常に多くみられるのが、
具体的には、
- 親子の間で会話がほとんどない
- 悩みの相談ができない
- 本音が話せない、弱みが見せられない
- 話しかけても子どもに無視される
といったものです。
親子関係が希薄である場合、問題を抱えてしまうのはお子さんの方です。
お子さんにとって、家庭はストレスなく安心して過ごせる場所であるのが理想です。
このような親子関係の場合、お子さんは
また、何とか大人になっても、ずっと心に傷を抱えたままで、ちょっとしたきっかけで心を病んでしまうこともあります。
そのため、親子関係が希薄である場合は、早めに対処して、お子さんとの間で信頼関係を築いていくことが大事なのです。
1-2:依存的
親子関係の問題としては、
具体的には、
- 親の存在だけが心の拠り所になっている
- 子どもが一人では行動できない
- 自分の意思がなく、親の言う通りにしか行動できない
といったものです。
このような場合、
親に依存していれば、家庭では安心して過ごせるかもしれません。
しかし、お子さんは成長するにしたがって、家庭の外での暮らしが中心になっていきますので、その家庭の外での生活で挫折しやすくなってしまうのです。
また、お子さんが親に対して依存的になっているだけでなく、親がお子さんに依存している場合や、親子が互いに依存的になっている場合もあります。
このような場合、
1-3:溺愛
親子関係の問題には、
具体的には、
- 親が子どもの言うことを何でも聞いてあげている
- 過保護に育ててきた
- 一切叱ることがない
といったものです。
このような溺愛も、親子関係においては問題と言えます。
なぜなら、親子間に信頼関係がないために、親は子どもに「嫌われたくない」「逆らえない」と思い、その結果、溺愛してしまっていることが多いからです。
このような場合、お子さんにとっては、家庭でも自分の好きなように過ごせるため、不満はないかもしれません。
しかし、
そのような不満が溜まり、不登校・引きこもり、非行といった問題行動に走るきっかけになるのです。
1-4:精神的に不安定
親子関係の問題として、
具体的には、
- 親子間のコミュニケーションで、感情的になり怒ったり泣いたりすることが多い
- 親子関係のことで、頻繁に悩んだり、落ち込む
- 親子関係が原因で傷ついている
といったものです。
このように、
お子さんが、理由なく精神的に不安定になっていたり、お子さんの問題が原因で親が精神的に不安定になっている、という場合は、親子間の信頼関係が崩れています。
そのため、親子関係そのものを変えていかなければ、お子さんが問題行動に走るきっかけになってしまいます。
このように、親子関係にある問題には様々なものがあります。
もちろん、親子関係にまったく問題がない家庭など少数です。
しかし、仮に問題があっても、親子で話し合って解決することができたり、誰かに相談してストレスを解消できる、という場合は良いのです。
「なぜ親子関係に問題が生まれてしまうのだろう」という疑問もあるかもしれません。
そこで次に、親子関係の問題の原因について、詳しく解説していきます。
2章:親子関係の問題の原因
親子関係の問題の原因には、主に下記のものがあります。
- 親子の関わり方
- 家庭環境や親が抱えている問題
- お子さん自身の特性の問題
順番に説明します。
具体的な対処法から知りたい場合は、3章からお読みください。
2-1:親子の関わり方
親子関係の問題の多くは、これまでのお子さんに対する関わり方の中から生まれたものです。
関わり方に問題があると、親子間の信頼関係が崩れ、様々な問題の引き金となってしまうのです。
具体的には、関わり方について下記のような原因があります。
- 過干渉
- 抑圧的
- しつけがゆるい
順番に解説します。
2-1-1:過干渉
具体的には、
- 子どものやることなすことに、細かく口出しする
- 教育熱心で、無理に勉強させている
- 多くの習い事を強いている
といった関わり方です。
もちろん、教育上、お子さんに習い事や勉強をさせることは、どのようなご家庭にもあることです。
しかし、それが
その結果、お子さんとのコミュニケーションがうまくいかない、無視される、お子さんに問題行動が見られるようになる、といった親子関係の問題が発生してしまうのです。
また、親が実現できなかった職業、生き方、入りたかった学校への進学などを、無意識に子どもに強いていることもあります。
このような場合、親に自覚がなくても、お子さんは強いストレスを感じていて、親子の間の信頼関係が失われてしまうことも少なくありません。
信頼関係が崩れてしまうと、親子関係の問題は、お子さんの問題行動へと繋がってしまうのです。
2-1-2:抑圧的、厳格
お子さんに対して、
具体的には、
- お子さんに自信を失わせるような言動、行動
- 暴言や暴力、物を投げるなどの攻撃的な行為
- 家庭のルールが過度に厳しい
- お子さんの意思を尊重せず、親の言うことに厳しく従わせようとする
といった関わり方です。
このように、親子関係が抑圧的、厳格である場合、お子さんは「親はありのままの自分を認めてくれない」と不満を溜めていきます。
お子さんは親に簡単には逆らえないために、不満を溜め続け、ある時一気に、不満が爆発してしまうことがあります。
逆に、
このように、抑圧的、厳格な接し方が行き過ぎると、親子関係の問題やお子さんの問題行動の原因になるのです。
2-1-3:しつけがゆるい
しつけがゆるい場合も、親子関係の問題の原因になります。
具体的には、
- 家庭や社会のルールをお子さんに全然教えない
- 放任的に育てている
- お子さんの我儘を全部聞いてあげる
といった関わり方です。
このように、しつけがゆるすぎる関わり方をしている親は、それが子どもへの愛情であると考えていることがあります。
しかし、実際には、
そのため、このような関わり方を続けると、親子関係の間の信頼関係が失われ、様々な問題の引き金となってしまうのです。
このように、親子関係の問題の原因は、その多くがこれまでのお子さんとの関わり方にあります。
そのため、関わり方を変えていくことで、親子関係が改善していくことができるのです。
詳しくは、3章で解説します。
しかし、親子関係の問題の原因は、関わり方以外にもあります。
そこで次に、家庭環境や親が抱えている問題にある原因について説明します。
2-2:家庭環境や親が抱えている問題
親子関係に問題がある場合、その原因が
具体的には、下記のようなケースです。
- アルコール依存、ギャンブル依存
- 家庭内暴力
- 親の異性問題
- 親の反社会的行為
- 両親の不仲
- 貧困、失業
- 親の精神疾患、発達障害
このように親自身や家庭に問題がある場合、どうしてもお子さんとの関わり方にもゆがみが生じてしまいます。
その結果、
また、このような行動をする親は、自身が親子関係に問題を抱えていて、愛情不足のまま大人になってしまっている場合もあります。
そのような場合、お子さんとの適切な関わり方が分からず、「厳しすぎる」「放置」「抑圧的」といった関わり方になってしまっている場合も多いのです。
そのため、このような場合は、
親が抱えている問題も、すぐに解決することは難しいかもしれませんが、お子さんのためにも医療機関、専門家に頼るなどの行動を始めることをおすすめします。
2-3:お子さん自身の特性
これまで、真剣にお子さんとの関わり方を考え、工夫し、勉強してきたという場合でも、親子関係に問題が生じてしまうことはあります。
その場合、
具体的には、下記のような発達障害です。
気がそれやすい、集中できない、過剰に動き回る、衝動的などの特徴があります。
社会的コミュニケーションの障害、特異なこだわりがある、極端に不器用、パニックになりやすいなどの特徴があります。
読み書き、計算のいずれかの学習が困難という特徴があります。
これらの発達障害があると、普通のお子さんとは認知の機能の発達が異なるため、
- 周囲の環境からの刺激に過敏すぎる、もしくは鈍感すぎる
- 一方的なコミュニケーションを行い、周囲の反感を買ってしまう
- 授業についていけず学習が遅れ、劣等感を持つ
といったことが起こります。
近年では、お子さんの発達障害・精神疾患に関する情報がかなり多くなり、教育現場でも対処されるようになってきています。
少しでも思い当たることがある場合は、医療機関への相談をおすすめします。
ここまで説明したように、親子関係の問題の原因には様々なものがあります。
そのため、これから説明するように、適切な対処法を実践することが大事です。
3章:親子関係の問題を解決するための5つの方法
親子関係の問題を改善していくことは、親自身にとっても、お子さんにとっても、とても重要なことです。
特に、
そのため、少しでも早く、親子関係を改善していくために、原因を見極めて適切な対応を取ることが大事です。
そのためには、
そこでここでは、すぐに取りかかれる対処法を具体的に解説していきます。
ただし、注意して頂きたいのが、家庭だけでできる対策には限界もあるということです。
そのため、できるだけ早く、専門家に相談することをおすすめします。
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警察官とカウンセラーとしての経験から、延べ3000人のお子さんの問題行動の改善に取り組んできました。
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他にも実践できることがありますので、これから説明します。
3-1:親子間の問題が軽い場合
親子関係の問題の程度が比較的軽い場合は、家庭でできる対処法を実践することで、改善していく可能性があります。
具体的には、下記の方法があります。
- 親子間のコミュニケーションを改善する
- 家庭環境を安定させる
- 親自身が変わる、成長する
順番に説明します。
3-1-1:親子間のコミュニケーションを改善する
2章でも説明したように、親子関係の問題の原因は、これまでのお子さんとの関わり方にあることが多いです。
親子関係に問題がある場合、お子さんは「構ってほしい」「愛情不足」「認められたい」「話を聞いてほしい」などの悩みを持っています。
つまり、親に自分のことを見てもらいたい、自分の気持ちを受け止めてほしいと思っているのです。
お子さんとの関わり方が、抑圧的で厳しいものであっても、放任的で関わりが薄いものであっても、お子さんは満たされません。
そのため、下記のように関わり方を改善していくことを試してみてください。
- できるだけ長く話す
- 相槌を打ち、しっかり聞く姿勢を見せる
- 言うことを否定しない
- 「こうしなさい」といった指示やアドバイス、「それは間違ってるよ」という解釈を避ける
すぐに効果が出るとは限りません。
しかし、少しずつお子さんも、自分から不満を言葉にして話したりするように変わってきます。
3-1-2:家庭環境を安定させる
家庭環境が安定し、お子さんはもちろん、親自身も家庭でリラックスして緊張を解くことができれば、親子関係の問題も自然にいい方向へ変わっていきます。
しかし、
そのため、たとえば、
- 両親の不仲
- 多忙で子供に構っていない
- 虐待や放置
- 親の失業、貧困
- 兄弟間での扱いが違う
- 進学のための勉強、習い事などを強制している
- 親が厳しすぎる
といった問題がある場合、まずは親が家庭を安定させるように努力し、お子さんが安心できるような家庭を作っていくことが大事なのです。
そのような家庭環境を作った上で、関わり方を工夫し、お子さんとの間に信頼関係を構築していくことが重要です。
そうすれば、お子さんも親自身も、精神的に安定してきます。
もちろん、すぐにできることではないと思います。
しかし、
3-1-3:親自身が変わる、成長する
親子関係の問題を改善するためには、
具体的には、親が自分の人生の中で抱えてきた心の問題と、向き合っていくということです。
繰り返しになりますが、親子関係に問題を抱えてしまう場合、親のお子さんに対する関わり方に問題があることが多いです。
問題のある関わり方をしてしまう親は、実は「自分自身が、子ども時代に十分に満たされていなかった」「愛情不足のまま成長してしまった」ということも多いのです。
それゆえに、お子さんに対し、
- 適切な接し方が分からない
- 過度な要求をしたり、放任したり、ゆがんだ関わり方をしてしまう
といったことを行ってしまいます。
そのため、
自分を受け止めることから精神的に成長し、お子さんとも適切な関わり方ができるようになるからです。
とはいえ、このような対処法を、親だけ、家庭だけで実践するのは難しいものです。
また、親子関係の問題の程度が重い場合、家庭だけで解決することは困難です。
そのため、家庭だけで解決しようとせず、できる限り、これから紹介するように外部に頼ることをおすすめします。
3-2:親子間の問題が重い場合
親子関係の問題がある場合、できる限り外部に頼っていくことが大事です。
具体的には、
- 専門家に相談する
- 医療機関に相談する
ということです。
順番に説明します。
3-2-1:専門家に相談する
これからの親や学校との関わり方次第では、お子さんは問題行動をエスカレートさせて、非行、犯罪にまで至ることもあるのです。
そのため、家庭ですべて解決しようとせず、
親子関係の問題や、問題行動改善のために頼れる専門家としては、解決の実績が多いフリースクールやカウンセラーなどがおすすめです。
ただし、親子関係の問題の解決は、非常に高い専門的な能力が求められます。
十分に能力、経験を持たない専門家に依頼してしまうと、問題を悪化させてしまう可能性もあるのです。
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- お子さんの非行の改善
- 親の考え方が変わる
- 家族の会話が増える
- 勉強を頑張るようになる
といった変化が、実際に起こっているのです。
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3-2-2:医療機関に相談する
2章でも説明したように、親子関係の問題の原因には、お子さん自身の特性の問題が隠れていることもあります。
その場合、医療機関にかかって適切な対処法を知ることが必須です。
発達障害はお子さんの特性であり、その特性自体を変えることはできません。
しかし、最近では
精神疾患の場合は、医療機関にかかって治療しなければ治りませんので、なおさらです。
親子関係の問題になるお子さんの特性は、ご両親だけで判断することはできません。
そのため、一度診断を受けてみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
最後に今回の内容をまとめます。
- 親子の関係が希薄
- 依存的
- 溺愛
- 精神的に不安定
- 親子の関わり方
- 家庭環境や親が抱えている問題
- お子さん自身の特性の問題
- 親子間のコミュニケーションを改善する
- 家庭環境を安定させる
- 親自身が変わる、成長する
- 専門家に相談する
- 医療機関に相談する
この記事を参考に、できることからはじめてみてください。